[世論ブリーフィング 123号] 2012年大統領選挙第2次パネル調査の主要結果
[世論ブリーフィング 123号] EAI・SBS・中央日報・韓国リサーチ共同
1. 大統領候補ビッグ3の競争力
2. 支持要因分析
3. 野党単一候補と無所属候補
4. 選挙への関心と政治発展の見通し
1. 大統領候補ビッグ3の競争力
1) 多者対決は朴槿恵、一対一対決は文在寅・安哲秀
- 多者対決 朴槿恵 38.2%、一対一対決 文在寅 48.8% 安哲秀 50.6%
■ EAIはSBS・中央日報・韓国リサーチと共に、4.11総選挙の前後に2回実施したパネル調査および8月に実施した大統領選挙パネル第1次調査に続き、10月11日から14日までの4日間、大統領選挙パネル第2次調査を実施した。今回の第2次調査に参加した有権者パネルの数は1,527名である。
■ 大統領選挙第2次調査結果(総選挙・大統領選挙パネル基準第4次調査)によると、多者対決の構図では朴槿恵候補の支持率が38.2%で最も高かった。安哲秀候補の支持率は27.5%、文在寅候補の支持率は23.9%であった。支持する候補がいないと回答した割合は9.7%であった。
■ 朴槿恵候補と文在寅候補、そして朴槿恵候補と安哲秀候補による一対一対決の構図では、文在寅候補と安哲秀候補の支持率が朴槿恵候補の支持率と比較して高かった。まず、朴槿恵候補と文在寅候補の一対一対決では、文在寅候補の支持率が48.8%と調査され、47.4%の支持率を得た朴槿恵候補を誤差範囲(±2.5%)内ではあったが上回る結果となった。朴槿恵候補と安哲秀候補の一対一対決では、安哲秀候補の支持率が50.6%で、44.7%の支持率を得た朴槿恵候補を5.9%ポイント(p)上回る結果となった。
[図1] 多者対決構図における大統領候補支持率(%)
[図2] 二者対決構図における大統領候補支持率(%)
- 多者対決:20代は安哲秀、30~40代は混戦、50代以上は朴槿恵
- 二者対決:20~40代は文在寅と安哲秀、50代以上は朴槿恵
■世代を基準に、ビッグ3候補(朴槿恵候補・文在寅候補・安哲秀候補)に対する支持者の分布を分析した。まず世代別では、多者対決において20代の46.6%が安哲秀候補を支持していることが分かった。文在寅候補を支持する割合は25.1%、朴槿恵候補を支持すると回答した割合は18.3%であった。その他/無回答は10.0%であった。
■30~40代では文字通りの混戦模様となった。まず30代では、安哲秀候補に対する支持率が33.8%と、他の二候補の支持率より相対的に高く 나타났으나、20代での支持率と比較すると10%ポイント(p)以上の支持率低下を見せた。
■文在寅候補に対する支持率は30.6%と安哲秀候補を猛追しており、朴槿恵候補に対する支持率も26.8%と高く 나타났ことから、結果的にこれらの30代では特定の候補の独走を許していないことが分かる。
■40代では、文在寅候補に対する支持率が30.9%と最も高かった。朴槿恵候補の支持率は29.6%、安哲秀候補の支持率は27.7%であった。30代と比較して、40代におけるビッグ3候補の支持率の差はさらに縮まっており、それだけ混戦模様は深化していた。
■50代以上では、朴槿恵候補の独走が顕著だった。50代で朴槿恵候補を支持する回答者の割合は52.2%、60歳以上での回答者の割合は64.1%であった。文在寅候補と安哲秀候補に対する支持率は10~20%程度であったが、大きな差は見られなかった。50代で文在寅候補に対する支持率は20.7%、安哲秀候補に対する支持率は17.9%であった。
■60歳以上では、文在寅候補を支持すると回答した回答者の割合は11.4%、安哲秀候補を支持すると回答した回答者の割合は12.9%に過ぎなかった。
■多者対決構図とは異なり、二者対決構図では世代別支持率の差が明確だった。20~40代は文在寅候補と安哲秀候補を支持する回答者の割合が高く、50代以上では朴槿恵候補を支持すると回答した回答者の割合が高かった。
■まず朴槿恵候補と文在寅候補の二者対決では、20~40代は文在寅候補を支持すると回答した回答者の割合が60%前後であった。これらの世代で朴槿恵候補を支持すると回答した回答者の割合は30%台であった。
■50代では20~40代とは異なり、朴槿恵候補を支持すると回答した回答者の割合が58.5%、文在寅候補を支持すると回答した回答者の割合が36.9%であった。60歳以上では朴槿恵候補に対する支持率が71.2%と圧倒的であり、文在寅候補に対する支持率は22.5%に留まった。
■朴槿恵候補と安哲秀候補の二者対決の場合、文在寅候補との二者対決と比較して世代別差がより鮮明になった。20~40代では安哲秀候補を支持すると回答した回答者の割合が文在寅候補の場合よりも増加し、50代以上では朴槿恵候補を支持すると回答した割合が文在寅候補の場合よりも増加した。
- 朴槿恵は嶺南と忠清
- 文在寅と安哲秀は首都圏と湖南
■居住地域を基準に支持率を見ると、まず二者対決構図において朴槿恵候補の支持率は大邱/慶北、釜山/蔚山/慶南、そして大田/忠清で主に牽引されていることが分かる。これらの地域すべてで朴槿恵候補に対する支持率は40%を大きく超えていた。
■文在寅候補が最も高い支持率を得た地域は光州/全羅地域であり、獲得した支持率は34.5%であった。しかし、光州/全羅地域での支持率は安哲秀候補の支持率43.8%に及ばず、他の全ての地域で朴槿恵候補の支持率より低かった。
■安哲秀候補も光州/全羅地域で最も高い支持率を得ており、仁川/京畿地域で朴槿恵候補と同じ支持率を示しただけで、他の地域どこでも朴槿恵候補の支持率を上回ることはなかった。
■文在寅候補と安哲秀候補に対する居住地域別支持率を見ると、首都圏・大田/忠清・光州/全羅地域で安哲秀候補が相対的優位を示した一方、文在寅候補は釜山/蔚山/慶南でのみ安哲秀候補を意味のある水準で上回ったに過ぎなかった。
■二者対決構図では、文在寅候補と安哲秀候補の両方が類似した様相を見せた。朴槿恵候補は二者対決で大邱/慶北・釜山/蔚山/慶南・大田/忠清で支持率の相対的優位を示した。文在寅候補と安哲秀候補は光州/全羅・ソウル・仁川/京畿で支持率の相対的優位を示した。
[図3] 対決構図別結果:世代(%) [図4] 対決構図別結果:居住地域(%)
注:パネル数が多くない済州と江原は分析から除外
- 女性は朴槿恵
- 男性は文在寅と安哲秀
■性別で分析すると、多者対決であれ二者対決であれ、女性が朴槿恵候補を支持する割合は男性の割合と比較して高かった。まず多者対決で、男性は朴槿恵候補を支持すると回答した回答者の割合が35.6%であった。安哲秀候補の支持率は28.9%、文在寅候補の支持率は27.0%であった。女性は朴槿恵候補を支持すると回答した割合が40.7%と、男性の調査結果より高かった。安哲秀候補に対する支持率は26.4%、文在寅候補に対する支持率は20.9%であった。
■一つ興味深い事実は、文在寅候補に対する女性の支持率が男性の支持率と比較して相対的に大きな差を示している点である。文在寅候補に対する女性の支持率は20.9%、男性の支持率は27.0%であった。
■二者対決でも、女性の朴槿恵候補に対する支持率は男性の支持率より高く 나타났다。文在寅候補との対決では50.8%、安哲秀候補との対決では47.9%の支持率を示し、男性の支持率をすべて上回った。ただし、安哲秀候補の場合、47.0%の女性支持率を引き出し、相対的に文在寅候補と比較して女性の票心にやや近づいていることが分かる。
■しかし、このような女性の支持率特性は、男性を含めた場合の支持率との差を示す結果である。男性の支持率特性もそれだけ女性とは差を示しているという意味である。
■実際、男性は多者対決はもちろん、二者対決でも朴槿恵候補を支持すると回答した回答者の割合が女性よりも低かった。特に安哲秀候補との二者対決で、男性は朴槿恵候補を支持すると回答した割合が41.4%であったが、安哲秀候補を支持すると回答した割合は54.2%に達し、13.8%ポイント(p)高かった。
■このような性別による支持率の差は、ビッグ3候補が世代や地域だけでなく、性別に対してもより細やかな票心獲得に努力する必要があることを示唆する。
- 無党派の票心は安哲秀と文在寅候補へ
■支持政党による支持率の差は予想される通りである。セヌリ党支持者は朴槿恵候補を、民主統合党支持者は文在寅候補と安哲秀候補を支持する割合が圧倒的であった。
■差が見られる点は無党派層においてである。これらの無党派層の票心は概して安哲秀候補と文在寅候補に向かっていた。多者対決で無党派層が最も選好する候補は安哲秀候補であった。安哲秀候補を支持すると回答した割合が40.0% 나타남에 따라、朴槿恵候補の23.0%や文在寅候補の21.6%より高かった。
■二者対決でも安哲秀候補の支持率は、朴槿恵候補はもちろん、文在寅候補の支持率よりも高く 나타났다。無党派層が二者対決で安哲秀候補を支持すると回答した割合は63.9%であり、朴槿恵候補を支持すると回答した回答者の割合30.2%と比較して二倍以上高かった。
■それだけでなく、朴槿恵候補と文在寅候補の二者対決で、文在寅候補の支持率57.8%と比較しても高く 나타났다。安哲秀候補に対する無党派層の支持勢が強く形成されていることを示す結果である。
[図5] 対決構図別結果:性(%) [図6] 対決構図別結果:支持政党(%)
2) どの程度、そしてなぜ支持するか
- 支持強度が強い、朴槿恵83.0%、安哲秀79.2%、文在寅74.8%
- 支持強度が強い、60歳以上89.9% 20代66.2%
- 支持強度が強い地域 大邱/慶北 > 大田/忠清 > 光州/全羅 の順
■大統領選第2次調査に参加した有権者パネル1,527名のうち、支持する候補がいると回答した数は1,378名である。これらの対象者のみに、支持する候補に対する支持強度を尋ねた結果、「強く支持している」と回答した割合が79.6%、「弱く支持している」と回答した割合が20.3%であった。有権者パネル10人のうち8人が、現在支持している候補を強く支持しているという意味である。
[図7] 支持候補に対する支持強度(%)
■「強く支持している」と回答した、すなわち支持強度が強い割合を年齢層別に見ると、40代以上で全て80%台以上の回答者の割合が 나타났다。30代も76.6%が強く支持していると回答したが、20代での回答者の割合は相対的に低い66.2%に留まった。
■居住地域別に見ると、大邱/慶北(86.1%)と大田/忠清(84.4%)で「強く支持している」と回答した回答者の割合が高かった。逆に仁川/京畿とソウルは回答者の割合が全て80%に達せず、他の地域と差を見せた。
[図8] 年齢層別支持強度(%) [図9] 居住地域別支持強度(%)
■対決構図別支持候補に対する支持強度を分析した結果、まず多者対決では朴槿恵候補を支持すると回答した有権者パネルの支持強度が83.0%と強く 나타났다。安哲秀候補を強く支持していると回答した回答者の割合は79.2%、文在寅候補での回答者の割合はこれより低い74.8%であった。
■しかし、二者対決では結果の値の様相が多者対決での結果の値と差を見せた。朴槿恵候補の相対的優位は維持されたが、他の候補との差は縮まったからである。朴槿恵候補と文在寅候補の二者対決で「強く支持している」と回答した回答者の割合は80.3%と78.9%であった。朴槿恵候補と安哲秀候補の二者対決での回答者の割合がそれぞれ81.2%と78.6%であった。
[図10] 対決構図別支持強度(%)
* 棄権/無回答は除く
- 支持理由の比較優位:朴槿恵=能力と経歴、文在寅=道徳性、安哲秀=理念と公約
■ 38.9%が、候補者の能力と経歴を支持理由として挙げた。23.1%は候補者の道徳性を、19.7%は候補者の理念と公約を挙げた。一方、所属政党、当選可能性、出身地域を挙げる回答は少数意見であった。
[図11] 支持理由(%)
■ 支持候補者別に支持理由を区分して見ると、一定の差が発見される。まず、朴槿恵(パク・クネ)候補を支持すると答えた有権者パネルの支持理由のうち、能力と経歴を挙げた回答者の割合が51.5%で最も高く、道徳性が16.0%、理念と公約が10.5%であった。
■ 文在寅(ムン・ジェイン)候補の場合、道徳性を挙げた回答者の割合が31.7%で最も高く、能力と経歴(28.5%)、理念と公約(23.1%)の順であった。
■ 安哲秀(アン・チョルス)候補の場合、能力と経歴を挙げた回答者の割合が30.7%、理念と公約を挙げた回答者の割合が29.2%であった。道徳性を挙げた回答者の割合は25.6%であった。
■ 支持理由に対する年齢層別の差も明確であった。[図13]のように、能力と経歴または道徳性を挙げる割合は年齢層が高くなるにつれて増加する傾向を見せたが、理念と公約を挙げる割合は年齢層が高くなるにつれて減少する傾向を見せた。
[図12] 支持候補者別 支持理由(%) [図13] 年齢層別 支持理由(%)
* 棄権・無回答は除く
3) 誰がなぜ変えたのか
- 支持撤回の理由1位は国政運営能力への不安
- 文在寅支持者に移動した安哲秀支持者
■ 昨年8月に実施した大統領選挙第1次調査から今回の第2次調査にかけて、支持する候補を変えた、あるいは支持する候補がいないと答えた有権者パネルは合計288名であった。この288名が支持を撤回した理由を調査した。
■ 調査の結果、国政運営能力への不安とその他を理由として挙げた回答者の割合が共に25.3%で最も高かった。参謀や周辺の人物のためという回答者の割合は12.3%、当選可能性の低さや政策・理念のためと答えた割合はそれぞれ9.8%と9.5%であった。所属政党への失望のためという回答者の割合は8.5%、道徳性の問題のためという回答者の割合も6.6%であった。
[図14] 支持候補変更要因(%)
■ では、支持候補を変更した、あるいは支持する候補がいないと答えたこの288名の有権者パネルは、どの候補に向かったのだろうか?理由は何か?まず、288名のうち32名が朴槿恵候補へ、116名が文在寅候補へ、59名が安哲秀候補へと移動した。支持する候補なしへ移動したのは68名であった。ビッグ3候補のみを基準に見ると、最大の受益者は文在寅候補であった。
■ 支持候補変更の理由別に見ると、国政運営能力への不安を挙げた73名は文在寅候補へ移動した割合が50.7%で最も高かった。朴槿恵候補へ移動した割合は19.2%、安哲秀候補へ移動した割合は13.7%であった。国政運営能力への不安を理由に支持候補を変更した結果、最大の受益者は文在寅候補であり、逆に最大の被害者は安哲秀候補となったと言える。
■ その他(72名)の場合、支持する候補なしへ移動した割合が45.8%で最も高かった。参謀や周辺の人物のためと答えた場合では、安哲秀候補と文在寅候補へ移動した割合がそれぞれ36.1%と33.3%で、朴槿恵候補の8.3%より高かった。
■ このほか、当選可能性の低さ、所属政党への失望、道徳性の問題のいずれにおいても文在寅候補への支持移動が顕著であった。これは文在寅候補の支持率上昇の原因が多様な要因に起因していることを示す結果である。
[表1] 要因別 支持候補変更の結果(%)
[図15] 要因別 支持候補変更の結果(%)
2. 支持要因分析
1) ビッグ3候補の好感度・親近感・信頼度
- 好感度:文在寅=安哲秀>朴槿恵
- 親近感:安哲秀>朴槿恵>文在寅
- 信頼度:朴槿恵>安哲秀>文在寅
■ ビッグ3候補に対する好感度を、非常に嫌いな場合を0点、非常に好きな場合を10点として0点から10点の間の点数で調査した結果、文在寅候補と安哲秀候補の好感度スコアは平均5.9点であった。朴槿恵候補に対する好感度スコアは5.6点であった。
[図16] ビッグ3 好感度 平均点数 [図17] ビッグ3 好感度 結果(%)
* 棄権・無回答は除く
■ 最も親近感が感じられる候補は誰かを調査した結果、安哲秀候補という回答者の割合が36.3%で最も高く 나타났다。朴槿恵候補を挙げる回答者の割合は32.9%、文在寅候補を挙げる回答者の割合は26.1%であった。この調査結果は、多者対決構図の中で朴槿恵候補、安哲秀候補、文在寅候補へと続く支持率とは異なる結果である。
■ 年齢層別の親近感の結果も興味深い。朴槿恵候補に対する親近感は50代以上で50%前後の回答者の割合を示した。安哲秀候補は20代と30代での回答者の割合が圧倒的であった。一方、文在寅候補の場合、60歳以上を除いて20~30%台の均等な回答者の割合を示しただけでなく、20代から40代では朴槿恵候補と比較して、50代では安哲秀候補と比較して、相対的に高い親近感を得た。
[図18] ビッグ3 親近感 結果(%) [図19] 年齢層別 ビッグ3 親近感 結果(%)
■ 信頼度調査の結果、最も信頼されている候補は37.5%の回答者の割合を得た朴槿恵候補であった。安哲秀候補を挙げる回答者の割合は29.0%、文在寅候補を挙げる回答者の割合は25.2%であった。
■ 年齢層別に調査結果を分析すると、3つの特徴が発見される。第一に、50代以上での調査結果が大きな亀裂を見せている点である。実際に50代で朴槿恵候補を信頼すると答えた回答者の割合は50.1%、60歳以上での回答者の割合は65.7%に達した。
■ 第二に、20代と30代での朴槿恵候補に対する低い回答者の割合である。20代で朴槿恵候補の回答者の割合は17.4%に過ぎず、30代での回答者の割合も23.8%に留まった。
■ 第三に、40代での混戦模様である。40代ではどの候補の回答者の割合も突出した結果を示さなかった。文在寅候補を挙げる回答者の割合は33.1%で最も高く、朴槿恵候補と安哲秀候補を挙げる回答者の割合は共に29.8%であった。
[図20] ビッグ3 信頼度 結果(%) [図21] 年齢層別 ビッグ3 信頼度 結果(%)
* 棄権・無回答は除く
2) 次期政府の核心国政課題と分野別ビッグ3の認識
- 1位は経済的二極化緩和、2位は経済成長
■ 2013年に発足する次期政府の核心国政課題が何かを有権者パネルに尋ねた結果、経済的二極化緩和という回答者の割合が27.9%で最も高く 나타났다。ビッグ3候補も核心公約事項のうち二極化問題・経済民主化・福祉に対して高い比重を割いている結果と軌を一にしている。
■ しかし、ビッグ3候補が相対的に比重を低くした経済成長について、有権者パネルの24.6%が次期政府の核心国政課題として꼽っている点も注目に値する。経済成長と経済的二極化緩和を分離してアプローチすることは容易ではない中で、より多くの有権者の支持を得るためには、経済成長に対する公約開発により多くの努力を傾ける必要があるように見える。
■ このほか、生活の質改善を挙げた割合が17.2%、国民統合と政治改革が7.0%、国家安保強化が5.2%であった。
[図22] 次期政府 核心国政課題(%)
- 朴槿恵支持者は経済成長
- 文在寅・安哲秀支持者は経済的二極化緩和
- 国政課題の適任者:朴槿恵>安哲秀>文在寅
■ どの候補を支持するかによる次期政府の核心国政課題も違いを見せた。朴槿恵候補を支持する有権者パネルは経済成長(32.8%)を最も多く挙げていた。文在寅候補と安哲秀候補を支持する有権者パネルは、経済的二極化緩和をそれぞれ35.1%と32.2%の割合で挙げていた。
■ だからといって、調査結果に極端な対比が現れたわけではない。どの候補を支持するかにかかわらず、経済的二極化緩和、経済成長、そして生活の質改善については、他の国政課題と比較して高い回答者の割合を示したからである。
[表2] 支持候補別 次期政府 核心国政課題(%)
■ 次期政府の核心国政課題を最もよく解決できそうな適任者を問う質問に対し、有権者パネルのうち34.5%が朴槿恵候補を挙げた。安哲秀候補を挙げる回答者の割合は29.6%、文在寅候補を挙げる回答者の割合は23.2%であった。
■ 年齢層別に分析すると、候補者別の回答者の割合に比較的鮮明な差が現れた。50代以上では朴槿恵候補を、20代と30代では安哲秀候補を挙げる割合が高かった。文在寅候補の場合、20代から40代まで30%台前後の均等な回答者の割合を示した。
[図23] 国政課題 適任者(%) [図24] 年齢層別 国政課題 適任者(%)
* 棄権・無回答を除く
■ 先に挙げた次期政府の核心国政課題について、誰が適任者であるかを調査した結果、概して自分が支持する候補が適任者であるという回答者の割合が高かった。もちろん、差も見られた。朴槿恵候補の支持者は、朴槿恵候補が適任者だと答えた割合が80.1%と高かった。安哲秀候補支持者の回答者の割合は77.5%、文在寅候補支持者の回答者の割合は71.0%であった。
■ 支持政党別で次期政府の核心国政課題の適任者を調査した結果では、混戦模様が現れた。まず、セヌリ党支持者のうち朴槿恵候補を挙げた割合が37.4%、文在寅候補が32.8%、安哲秀候補が27.3%であった。
■ 民主統合党支持者も、文在寅候補よりもむしろ朴槿恵候補と安哲秀候補だと答えた場合が多かった。無党派層では、安哲秀候補という回答者の割合が40.1%で、他の2候補より2倍近く高く 나타났다。結果的に、次期政府の核心国政課題の適任者と支持政党との間には、高い関連性がないことがわかる。
[図25] 支持候補別 国政課題 適任者(%) [図26] 支持政党別 国政課題 適任者(%)
* 棄権・無回答を除く
- 経済的に豊かにしてくれるだろうと思う候補1位は朴槿恵
- 一般庶民の困難を最も理解してくれるだろうと思う候補1位は文在寅
- 国政運営の適任者1位はパク・クネ
■ 経済的に豊かにしてくれる候補として、有権者パネルの37.1%がパク・クネ候補を挙げた。安哲秀候補を挙げる回答者の割合は27.1%、文在寅候補を挙げる回答者の割合は18.9%で、他の二候補と比較して相対的に低い回答率を示した。
■ 年齢層別に見ると、パク・クネ候補は50代以上で高い回答率を示した。しかし、若い世代が一方的に安哲秀候補や文在寅候補を支持しているわけでもなかった。20代から40代で安哲秀候補と答えた割合は30%台であったが、パク・クネ候補や文在寅候補を挙げた回答者の割合と比較しても、10%以内の差しか見られなかった。
[図27] 経済分野の適任者(%) [図28] 年齢層別経済分野の適任者(%)
* 棄権・無回答は除く
■庶民の困難を最もよく理解してくれる候補として、文在寅候補を挙げる回答者の割合が38.8%で最も高かった。パク・クネ候補を挙げる回答者の割合は26.9%、安哲秀候補を挙げる回答者の割合は24.7%であった。
■ 年齢層別の違いも、他の質問項目の調査結果とは異なった。60歳以上では一方的なパク・クネ候補支持が維持されたが、50代では文在寅候補との差はなかった。20代での一方的な安哲秀候補支持も、文在寅候補の台頭により差が見られなくなった。30代と40代では、文在寅候補を挙げる回答者の割合が40%台に達し、他の二候補の回答率を大きく上回っていた。
[図29] 庶民政策の適任者(%) [図30] 年齢層別庶民政策の適任者(%)
* 棄権・無回答は除く
■国政を最もよく運営できると思われる候補について、パク・クネ候補を挙げる回答者の割合が47.2%で、文在寅候補を挙げる回答者の割合29.0%と安哲秀候補を挙げる回答者の割合14.8%を合わせたよりも高かった。
■年齢層別に分析した結果でも、パク・クネ候補の独走が続いた。40代以上では、パク・クネ候補が国政運営を最もよくできると答えた回答者の割合が、他の二候補と比較して高かった。文在寅候補は20代で37.6%、30代で37.4%の回答率を得て、相対的に他の二候補と比較して高い回答率を示した。しかし、安哲秀候補が他の二候補と比較して国政運営をうまくできると答えた世代はなかった。それほど、安哲秀候補の国政運営能力に対する期待水準が相対的に低い水準にあることを示す結果である。
[図31] 国政運営の適任者(%) [図32] 年齢層別国政運営の適任者(%)
* 棄権・無回答は除く
3. 野党統一候補と無所属候補
1) 当選可能性と候補者統一化
- 当選可能性の見通し:パク・クネ 54.2%、文在寅 19.4%、安哲秀 18.6%
- 二者択一でも当選可能性はパク・クネ
■当選可能性の見通しについては、パク・クネ候補を挙げる回答者の割合が54.2%で過半数に達した。支持候補別当選の見通しでも、パク・クネ候補の支持者はパク・クネ候補の当選に強い信頼を寄せている一方、文在寅候補と安哲秀候補の支持者においては、そのような信頼の強度は相対的に弱かった。
[図33] 当選可能性の見通し(%) [図34] 支持候補別当選可能性の見通し(%)
* 棄権・無回答は除く
■支持する候補が誰かによるパク・クネ候補の当選可能性の見通しは、二者択一でも同様に現れた。パク・クネ候補と文在寅候補の二者択一で、パク・クネ候補の支持者の84.2%がパク・クネ候補が当選すると展望した。文在寅候補の支持者のうち、文在寅候補の当選を展望した割合は37.4%、安哲秀候補の当選を展望した割合は29.2%、パク・クネ候補の当選可能性を展望した割合は26.4%であった。
■パク・クネ候補と安哲秀候補の二者択一でも、パク・クネ候補の支持者の当選見通し率は83.8%に達した。安哲秀候補の支持者のうち、安哲秀候補の当選を展望した割合は32.8%で、パク・クネ候補の支持者のパク・クネ候補当選見通し率との差が見られた。
[図35] 二者択一構図における当選可能性の見通し(%)
* 棄権・無回答は除く
■このような当選可能性におけるパク・クネ候補の優勢は、居住地域と年齢層別の結果でも現れた。まず居住地域別に見ると、パク・クネ候補の当選見通しが過半数に満たない地域は光州/全羅地域のみであった。その他の地域すべてで、パク・クネ候補の当選可能性を50%以上と展望した。
■年齢層別に見ると、50代以上ではパク・クネ候補の当選見通しを答えた割合がすべて50%を超えた。20代~40代でもパク・クネ候補の当選見通し率は、文在寅候補や安哲秀候補と比較して約2倍高かった。それほど、有権者パネルの高い割合がパク・クネ候補の当選が有力であるとの見通しをしているという意味である。
[表3] 居住地域と年齢層別当選可能性の見通し(%)
2) 候補者統一化は必要か
- 野党候補統一化が必要 51.3%
- 文在寅支持者 82.1%、安哲秀支持者 67.4%、パク・クネ支持者 22.6%
■パク・クネ候補が当選する可能性が高いと展望した有権者パネルが多いということは、パク・クネ候補を支持しない有権者パネルにとっては、それだけ文在寅候補と安哲秀候補の統一化の必要性を強化させると見ることができる。全体の有権者パネルのうち、文在寅候補と安哲秀候補の統一化が必要だという回答者の割合は51.3%であった。
[図36] 野党候補統一化の必要性認識(%)
■候補支持別統一化の可否を分析した結果、文在寅候補支持者において必要だという回答者の割合が82.1%で最も高く 나타났다。安哲秀候補支持者の回答者の割合は67.4%、パク・クネ候補支持者の回答者の割合は22.6%であった。
■年齢層別統一化の必要性を見ると、文在寅候補や安哲秀候補の重要な支持層である20代~40代での回答者の割合が50%以上であった。さらに、50代はもちろん、60歳以上でさえ、統一化が良いと答えた回答者の割合が、単独出馬が良いと答えた回答者の割合を上回った。文在寅候補と安哲秀候補間の統一化への圧力が強い水準にあることを示す結果である。
[図37] 支持候補別統一化の必要性認識(%) [図38] 年齢層別統一化の必要性認識(%)
* 棄権・無回答は除く
■どのような候補が当選すると展望するかと統一化の必要性を比較分析すると、文在寅候補が当選すると展望した場合で統一化が必要だという回答者の割合が79.1%で最も高かった。安哲秀候補が当選すると展望した場合の統一化の必要性に対する回答者の割合は69.7%であった。パク・クネ候補が当選すると展望した場合の統一化の必要性に対する回答者の割合は最も低い36.0%であった。
[図39] 当選可能性の見通しと統一化の必要性認識比較(%)
3) では、統一化は誰に
- 民主統合党支持者と無党派の結果:文在寅候補へ44.4%、安哲秀候補へ37.4%
- 民主統合党支持者の結果:文在寅候補 59.8%、安哲秀候補へ31.7%
- 無党派の結果:安哲秀候補へ40.9%、文在寅候補へ36.0%
- 20代は安哲秀候補へ、40代以上は文在寅候補へ
■文在寅候補と安哲秀候補間の統一化の圧力は強く存在しているが、誰に統一化するのが良いか、すなわち統一化の方向については、立場が分かれた。
■調査結果の信頼性を高めるため、民主統合党支持者と無党派の結果のみを分析した結果、文在寅候補に統一化すべきだという回答者の割合が44.4%(1,017人中452人)で、安哲秀候補に統一化すべきだという回答者の割合37.4%(1,017人中383人)より7.0パーセントポイント(p)高かった。分からないと答えた割合は17.9%(1,017人中182人)であった。
[図40] 民主党支持者と無党派の野党候補統一化の方向(%)
■支持政党別統一化の方向を分析した結果、まずセヌリ党支持者は、文在寅候補への統一化を好むと答えた割合が43.3%で、安哲秀候補への統一化を好むと答えた割合30.1%より高かった。それほど相対的に安哲秀候補に対する警戒心が強いという意味である。
■民主統合党支持者の場合、文在寅候補への統一化が必要だと答える回答者の割合が59.8%(359人中245人)と高く 나타났다。無党派では、安哲秀候補という回答者の割合が40.9%(657人中269人)で、文在寅候補という回答者の割合36.0%(237人)より高かった。
■年齢層別に見ると、20代では安哲秀候補への統一化が必要だという回答者の割合が45.0%で、文在寅候補への統一化が必要だと答えた回答者の割合36.9%より高かった。30代以上ではすべて、文在寅候補への統一化が必要だという回答が、安哲秀候補への統一化が必要だという回答よりも多かった。
[図41] 支持政党別統一化の方向(%) [図42] 年齢層別統一化の方向(%)
* 棄権・無回答は除く
■当選可能性の見通しと統一化の方向性を比較して見ると、パク・クネ候補が当選すると答えた有権者パネルは、文在寅候補への統一化が必要だと答える割合が44.3%で、安哲秀候補への統一化が必要だと答えた33.1%より高かった。文在寅候補が当選すると展望した場合では文在寅候補への統一化を、安哲秀候補が当選すると展望した場合では安哲秀候補への統一化を挙げる場合が多かった。
■これらの調査結果は、パク・クネ候補支持者が安哲秀候補に対する警戒心が文在寅候補に対する警戒心より相対的に強いという意味に加え、文在寅候補と安哲秀候補の支持者間の亀裂の程度が決して狭くないことも意味する。両候補間の支持者のかなりの割合が、それぞれ自身が支持する候補への統一化の必要性と当選可能性の見通しをしているからである。
[図43] 当選可能性の見通しと統一化の方向性比較(%)
4) 無所属大統領に対する有権者の考え
- 無所属大統領でも構わない 57.8%
- パク・クネ支持者 41.1%、文在寅支持者 54.5% 同意
■安哲秀候補に対する無所属候補不可論が浮上した中で行われた今回の総選挙第2次調査では、政界の鋭い攻防とは異なり、無所属大統領でも構わないという認識が強かった。有権者パネルのうち、無所属大統領でも構わないと答えた回答者の割合は57.8%、無所属大統領はならないと答えた回答者の割合は33.2%であった。
[図44] 無所属候補大統領に対する立場(%)
■支持候補別無所属大統領に対する立場を見ると、パク・クネ候補支持者においてのみ無所属大統領はならないと答えた割合が高かっただけで、安哲秀候補支持者はもちろん、文在寅候補支持者においても、無所属大統領でも構わないと答えた回答者の割合がそれぞれ69.6%と57.2%と高く 나타났다。
■ 政党支持別に見ても、セヌリ党支持者を除いた共に民主党支持者と無党派層のいずれにおいても、無所属の大統領でも構わないという回答の割合が高く現れた。
[図45] 支持候補別 無所属大統領に対する立場(%) [図46] 支持政党別 無所属大統領に対する立場(%)
* 棄権・無回答は除く
■ 居住地域別・年齢層別に見ると、まず居住地域においては、全ての地域で無所属の大統領でも構わないと回答した割合が、無所属はダメだと回答した割合よりも高く現れた。釜山/蔚山/慶南(37.3%)・大邱/慶北(37.2%)・大田/忠清(37.1%)では、他の地域と比較して相対的に無所属はダメだと回答した割合が高かったが、これも無所属の大統領でも構わないと回答した割合には及ばなかった。
■ 年齢層別では、50代以上で無所属はダメだと回答する割合が40%を超えたが、他の年齢層ではいずれも60~70%程度の有権者パネルが無所属の大統領でも構わないと回答した。
[表4] 居住地域別・年齢層別 無所属大統領に対する立場(%)
4. 選挙への関心と政治発展の見通し
1) 選挙への関心と選挙スローガン
- 政権交代になれば、今より政治が良くなるだろう 59.0%
■ 今年12月の Сhief Executive Election (大統領選挙)で投票に参加するかという質問に対し、有権者パネルの93.0%が投票すると回答した。このうち、「必ず投票する」という積極的な投票意思を表明した有権者パネルの割合は83.4%であった。投票しないと回答した割合は全て2.8%に過ぎなかった。このように高い割合で大統領選挙の投票意向が現れたのは、有権者パネル調査の特性が反映された結果と理解される。
[図47] 大統領選挙 投票意向(%)
■ 今回の選挙で政権交代がなされれば、今より政治は良くなるだろうという主張に対して共感すると回答した割合は59.0%であった。共感しないと回答した割合は38.8%であった。
[図48] 政権交代と政治発展の連動認識(%)
■ 支持候補別に見ると、政権交代がなされれば政治は良くなるだろうという主張に対する共感の有無について、文在寅候補と安哲秀候補の支持者は共に共感すると回答した割合が高く現れた。一方、朴槿恵候補の支持者の場合、共感しないと回答した割合が49.0%で、共感すると回答した割合の47.5%を上回った。
■ 年齢層別に見ると、全ての年齢層で共感すると回答した割合が、共感しないと回答した割合よりも高かった。次期政府に寄せる有権者パネルの期待を垣間見ることができる結果である。
[図49] 支持候補別 認識(%) [図50] 年齢層別 認識(%)
- 選挙スローガンへの共感度:政治刷新 > 国民統合 > 政権交代 の順
■ 朴槿恵候補は国民統合を、文在寅候補は政権交代を、そして安哲秀候補は政治刷新を今回の選挙における重要なスローガンとしている。有権者パネルに対し、ビッグ3候補が掲げている政治スローガンについて、どの程度重要だと考えているかを調査した。
■ 重要だという回答の割合が最も多く得られた選挙スローガンは政治刷新であった。30.9%の有権者パネルが政治刷新が重要だと回答した。国民統合を挙げた回答の割合は29.8%であり、政権交代を挙げた回答の割合は21.8%であった。その他を挙げた回答の割合は14.8%であった。
■ 年齢層別に見ると、50代以上では国民統合が、20代から40代では政治刷新を挙げる割合が高かった。政権交代については、20代と30代で国民統合よりも高い回答率を示した。
■ 結果として、朴槿恵候補が主に掲げている政治スローガンである国民統合は、50代以上で相対的に高い回答率を示し、朴槿恵候補に対する世代別支持度と類似した流れを示していた。文在寅候補が主に掲げている政権交代については、20代から40代で比較的均等な回答率を示しており、安哲秀候補が掲げている政治刷新も同様に20代から40代で均等な回答率を示したことから、両候補とも年齢層別支持度との類似性を示した。
[図51] ビッグ3 選挙スローガン重要性(%) [図52] 年齢層別 ビッグ3 選挙スローガン重要性(%)
- 朴槿恵支持者は国民統合
- 文在寅支持者は政権交代
- 安哲秀支持者は政治刷新
■ 支持候補別に見ると、朴槿恵候補の支持者においては国民統合が44.4%で最も高い回答率を示した。政治刷新の回答率は29.6%であり、政権交代の回答率は8.1%に留まった。
■ 文在寅候補の支持者が最も重要だと回答した選挙スローガンは政権交代であった。政権交代の回答率は40.8%であり、政治刷新が27.9%、国民統合が20.1%の順であった。
■ 安哲秀候補の支持者の場合、政治刷新を挙げた回答率が354.6%で最も高く、政権交代を挙げた回答率が26.9%、国民統合を挙げた回答率が19.4%であった。
■ 支持政党別に見ると、セヌリ党支持者の場合、国民統合を挙げる者が多かった。共に民主党支持者の場合、政権交代を挙げる者が多かったため、結果的に朴槿恵候補や文在寅候補の支持者で見られた結果と類似していた。無党派層が多く挙げた選挙スローガンは政治刷新であり、これも安哲秀候補の支持者で見られた結果と類似していた。
[図53] 支持候補別 選挙スローガン重要性認識(%) [図54] 支持政党別 選挙スローガン重要性認識(%)
2) 社会的価値観の認識
- 拮抗する社会的価値観の認識
- 朴槿恵支持者は安定・成長・安保を重視
- 文在寅・安哲秀支持者は変化・分配・人権を重視
■ 社会的価値観は、現在的意味と未来的な意味の両方を持つと見ることができる。まず、変化と安定については、有権者パネルの中で安定を挙げた割合が57.1%で、変化を挙げた割合の41.8%よりも高かった。
■ 成長と分配については、成長がより重要だと回答した割合が459.4%であったが、これは分配がより重要だと回答した割合の49.9%と比較して、拮抗している水準である。
■ 国家安保と人権については、国家安保がより重要だと回答した割合が51.5%で、人権がより重要だと回答した割合の46.1%をわずかに上回った。■ 社会的価値観に関する調査結果だけでも、国民的合意や認識において一方向への移動が起こっていないことが分かる。それだけ社会的価値観の領域においては、現在のみならず直近の未来においても、合意に至る過程や調整の過程が容易ではないことを予見できる。
■ さらに、支持候補別の社会的価値観の認識を比較して見ると、朴槿恵候補の支持者は安定・成長・安保を重視していた。一方、文在寅候補と安哲秀候補の支持者は、朴槿恵候補の支持者とは逆に、変化・分配・人権を重視することが分かった。
■ 誰が12月の大統領選挙で当選したとしても、社会的価値観に関連する政策を推進する過程で、少なくない抵抗と批判に直面する可能性もあることを示す結果である。
[図55] 社会的価値観認識(%) [図56] 支持候補別 価値観認識(%)
*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。