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[世論ブリーフィング 121号] 安哲秀氏の出馬表明後の選挙構図の変化:当選可能性は安哲秀氏、候補一本化は安・文両氏が拮抗

カテゴリー
論評・イシューブリーフィング
発行日
2012年9月22日
関連プロジェクト
大統領の成功条件

[世論ブリーフィング 121号] EAI・韓国リサーチ共同企画 定期世論バロメーター調査

1. 安哲秀氏の出馬と民主党予備選挙後の大統領支持率

2. 候補一本化の可能性とジレンマ:当選可能性は安氏、候補一本化は拮抗

3. 朴槿恵 vs 安哲秀 vs 文在寅 イメージ知覚図(perceptual map)

4. 9月の政治指標:セヌリ党の支持率低下、民主党は上昇


1. 安哲秀氏の出馬と民主党予備選挙後の大統領支持率

- 朴氏優位の構図が崩れ、安・文両氏優位の構図へ転換

1) 3者対決時 朴槿恵氏 34.0% 対 文在寅氏 19.2% 対 安哲秀氏 30.6%

● 16日、文在寅候補は民主党予備選挙過程での公平性論争や非文候補らの攻勢を乗り越え、民主党の公式大統領候補に選出された。昨年8月、初めて政治への夢を公にした安哲秀院長が、1年余りの沈黙を破り、ついに大統領予備選挙に参加することを公式に表明した。その衝撃は大きかった。22日に実施されたEAI・韓国リサーチ9月定期調査の結果、3者対決で40%台の安定した優位を示してきたセヌリ党の朴槿恵候補の支持率が34.0%に低下し、無所属の安哲秀候補は30.6%の支持率を維持する中、民主統合党の文在寅候補が19.2%と上昇傾向を見せ、安哲秀候補の支持率だけでも対等な局面であるだけでなく、文候補の支持率を合わせると朴槿恵候補の支持率を大きく上回る。両候補の支持率を合わせなければ朴候補と対等な支持率を記録していた競合構図が崩れ、野党候補優位の局面へと転換したのである。

[図1] 3者仮想対決時の支持率変化(%)

9月調査:その他候補 0.7%、不明/無回答 15.5%

2) 1:1 仮想対決:朴槿恵氏 39.9% 対 安哲秀氏 50.6%、朴槿恵氏 42.0% 対 文在寅氏 47.7%

● 朴槿恵対安哲秀の仮想対決では、8月31日~9月1日に実施された8月調査で朴槿恵候補が46.8%、安哲秀候補が45.2%と、僅差の競合構図を見せていたが、予備選挙参加表明直後に実施された今月の調査では、朴槿恵候補が39.9%、安哲秀候補が過半数を超え50.6%となった。4.11総選挙勝利以降、朴槿恵候補対安哲秀候補が誤差範囲内で競合していた「安風(安哲秀ブーム)2期」の構図が、再び年初の16%p差まで広がった「安風1期」の構図に復元される様相を見せている。

● しかし、安風1期と最も大きく異なる点は、当時安風の衝撃の中で際立った存在感を示せなかった文在寅候補が、民主党全国党大会を経て、今回の調査では1:1対決でも朴槿恵候補を逆転したという点である。文在寅候補が47.7%、朴槿恵候補が42.0%と、誤差範囲内ではあるが、初めて朴槿恵候補を上回り、対等な競争力を証明したという点で、その後の候補一本化議論において、以前よりも主導権を強く行使できる環境が整ったと言える。

[図2] 朴対安 1:1 仮想対決支持率(%)

[図3] 朴対文 1:1 仮想対決支持率(%)

3) 構図転換の背景

朴槿恵候補の5.16歴史認識:良くなった 19.2%、変化なし 45.0%、悪くなった 29.5%

● 党代表選挙後、金大中、盧武鉉両元大統領の遺族訪問、全泰壹(チョン・テイル)烈士の銅像献花といった、いわゆる統合の歩みにより、1月当初16%p以上遅れをとっていた安哲秀院長との1:1対決支持率を再び逆転させることに成功した。しかし、最近「5.16(クーデター)は避けられない選択」であったり、「人民革命党事件」の結果に対する曖昧な立場表明などにより、反対派や中間層を取り込む統合の歩みとは相反する行動が、支持率上昇の勢いを鈍化させたものと見られる。今回の調査で、「5.16は避けられない選択」であり、「人民革命党事件など朴正熙(パク・チョンヒ)政権時代の功罪は歴史の評価に委ねよう」という主張が朴槿恵候補に対する考えに与えた影響を尋ねた結果、「良くなった」という回答は19.2%、「悪くなった」という回答は29.5%と多く、45.0%は「変化がなかった」と回答し、否定的な世論が多かった。主に20~40代、地域的にはソウル(36.4%)と湖南(ホナム)地域(44.0%)で悪くなったという世論が平均より高く、忠清(チュンチョン)、京畿(キョンギ)、大邱・慶北(テグ・キョンブク)などでは良くなったという世論と悪くなったという世論が同程度で、変化がなかったという世論が高い地域として挙げられる。

[図4] 朴正熙政権時代の歴史的評価に委ねようという発言が朴候補の世論に与えた影響(%)

「5.16は避けられない選択」、「人民革命党事件など朴正熙時代 の功罪は歴史に委ねよう」という発言

● これと共に、去る4.11総選挙時の公認推薦金問題や、最近浮上した洪思徳(ホン・サドク)、宋永仙(ソン・ヨンソン)元議員など、代表的な親朴(朴槿恵支持)人士らの不正疑惑が、今回の朴槿恵候補支持率低下のより直接的な要因であった可能性を検討する必要がある。実際に先月8月、予備選挙直後に行われたEAI・SBS・中央日報・韓国リサーチ第3次大統領パネル調査で、セヌリ党比例代表公認推薦金問題について朴槿恵候補に直接的な責任があるかという質問に対し、大邱・慶北地域と60代以上を除いたほとんどの地域で朴槿恵候補に直接的な責任を問う世論が高かった。朴槿恵代表の直接的な責任があるという世論が59.4%と多数を占め、この時期、朴槿恵候補と安哲秀候補の1:1支持率は45.3%対50.5%で5.2%pの差があった。その後、統合の歩みなどにより8月末の調査では安哲秀候補に再び逆転することに成功した。これは、現在の不正・腐敗や不公正性に対する批判世論が、より直接的な支持率低下要因となり得ることを示唆している。ここに、民主党大統領候補予備選挙や安哲秀候補の大統領予備選挙参加表明といった野党側の大きなイベントが重なり、3者対決および両者対決で約10%p近い支持率の急落があったものと見られる。

安哲秀氏の予備選挙参加表明効果:良くなった 37.1%、変化なし 42.9%、悪くなった 13.9%

● 今回の安哲秀候補の1:1対決での支持率上昇現象は、やはり大統領候補出馬表明が大きく奏功したと見ることができる。今回の調査で、「安哲秀候補の大統領候補出馬表明が安哲秀候補に対する考えにどのような影響を与えたか」と尋ねた結果、37.1%が良くなったと回答した一方、悪くなったという回答は13.9%に留まり、良くなったという回答が23.2%pも多かった。特に変化がなかったという回答は42.9%であった。良くなったという回答は、セヌリ党支持層で21.6%、民主統合党支持層で48.8%、無党派層でも41.1%と高かった。イデオロギー性向別に見ても、進歩層で48.1%と最も高く、中道層で36.5%、保守層でも31.3%であった。野党の勝利や一本化に対する立場よりも、陣営論理を離れて国民の期待に応える政治統合および新しい政治というメッセージを強調したことが、支持層だけでなく中道・無党派層、さらには反対層にも一定程度受け入れられたものと見える。

[図5] 安哲秀院長の大統領出馬表明が安哲秀候補に対する考えに与えた影響(5)

● 実際に4.11総選挙以降、「安哲秀現象2期」に入り、朴槿恵候補と競合していた頃は、「安哲秀現象1期」とは異なり、中道・無党派層からの支持が縮小する様相を見せていた。安哲秀院長の親野党(反与党)の歩みや出馬表明の遅延による疲労度が作用した結果と見られる(EAI世論ブリーフィング118号参照)。しかし、今回の出馬表明を通じて、安哲秀院長のポジションが野党候補としての立場よりも、新しい政治、国民統合のメッセージを強調することになり、中道層と無党派層からの支持率上昇が実現した。先月の調査で47.5%対42.9%と安哲秀院長がリードしていた中道層は、今回の調査で安哲秀院長が53.7%対37.8%と差を広げ、無党派層では先月46.2%対27.1%だったのが今月53.4%対16.0%となり、安院長が圧倒的な優位を占めている。特異な点は、8月の調査では進歩層で安哲秀氏58.5%対36.4%と差が大きく縮まったが、今回の調査では70.0%対18.1%と、元の支持率に拡大したことである。先月の調査で進歩層の支持が大きく縮まったのは、反セヌリ党、反朴槿恵という感情が強い進歩層において、安哲秀院長に対する疲労度が大きくなり、文在寅候補を代替案と考えていたためと見られるが、今回の出馬表明を経て、再び進歩支持層を回復したものと見える。

[図6] イデオロギー性向別/政党支持別 朴対安 1:1 支持(%)

民主党予備選挙と文候補の支持上昇:良くなった 44.6%、変化なし 41.8%、悪くなった 6.1%

● 安哲秀院長の出馬や民主党候補選出後、実質的な恩恵を受けたのは文在寅候補と見ることができる。「民主党予備選挙が文在寅候補に対する考えにどのような影響を与えたか」と尋ねた結果、「良くなった」という回答が44.6%で、「特に変化がなかった」41.8%、「悪くなった」6.1%よりも多かった。3者対決の構図では、まだ朴槿恵候補や安哲秀候補に比べて遅れをとっているが、1:1対決で朴槿恵候補と誤差範囲内でリードした結果が出たのは、これまで安哲秀候補に比べて対朴槿恵候補の競争力において、際立った存在感を示せなかったのとは全く異なる様相である。

● 民主党予備選挙過程で浮上した非文候補らの予備選挙ボイコット、モバイル投票の公平性論争、予備選挙過程での雑音などを考慮すると、予備選挙過程そのものが文在寅候補の支持上昇の直接的な原因と見るのは難しい。しかし、結果的に16の広域市道で対戦候補らとの激しい予備選挙を戦い抜いたことで、文在寅候補も安哲秀候補と同様に、政治的経験が不足しているという認識を解消するのに役立ったと推測できる。文在寅候補に対する以前より良くなったという認識は、20代では25.3%と低かったものの、30代では46.1%、40代では55.2%と高く、特に国政運営能力を重視する50~60代ではそれぞれ49.6%、44.3%が良くなったと回答した。

[図7] 民主党予備選挙過程が文在寅候補に対する考えに与えた影響(%)

2. 候補一本化の可能性とジレンマ

1) 候補一本化:一本化賛成 44.8%、反対 30.4%、不明 24.9%

文候補支持層 76.1% 一本化支持、安候補支持層 54.7% 支持、朴候補支持層 20.4% 支持

● 安哲秀候補の出馬表明と文候補の浮上で、候補一本化問題が最大の変数として浮上している。全体的には、「安哲秀候補が文在寅候補と一本化すべきだ」という世論は44.8%と高い一方、「文在寅候補と一本化すべきではない」という世論は30.4%より高かった。しかし、「よく分からない」という回答も24.9%と、まだ立場を決めかねている有権者層が少なくない。

● 3者対決基準で見ると、朴槿恵候補支持層では候補一本化すべきだという回答が20.4%に過ぎず、42.3%が反対し、37.3%は分からないと回答した。一方、文在寅候補支持層が最も積極的で、76.1%が候補一本化すべきだとし、15.6%のみが反対し、8.3%は分からないと回答した。候補一本化について明確な立場を示していない安哲秀候補の支持層では、54.7%が一本化すべきだとしたが、反対世論も30.3%と少なくなく、15.0%はよく分からないと回答した。

[図8] 安哲秀院長の文在寅候補との一本化の有無に対する賛否(%)

安哲秀氏と文在寅氏の同時支持者の67.9%が一本化賛成

● 朴対安、朴対文の1:1対決をクロス集計で見ると、両方とも朴槿恵候補を支持した支持者は34.2%、安候補と文候補の両方を支持した回答者が41.6%、朴対安対決では安哲秀候補を支持し、朴対文対決では文候補を支持しなかった非文在寅の安哲秀支持者が9.0%、逆に朴対文対決では文在寅候補を支持し、朴対安対決では安哲秀候補を支持しなかった非安哲秀の文在寅支持者が9.0%、その他無回答が9.1%となった。

● 最も多くの回答者構成を占める安哲秀院長と文在寅候補を同時に支持する41.6%の回答者のうち67.9%は一本化に賛成しており、文在寅候補のみを支持する支持層では55.6%が賛成した。文在寅候補を支持せず、安哲秀候補のみを支持した回答者層では36.8%のみが賛成し47.3%が反対したが、その規模よりも文在寅候補と安哲秀候補を同時に支持する支持者の規模が大きいため、このような世論が続けば、安哲秀候補が最終的に候補一本化に進むという政治的圧力として作用するものと見られる。

2) 誰に一本化するか? 安哲秀氏 34.4% 対 文在寅氏 41.8%、不明 23.8%

民主党支持層 安 41.5% 対 文 44.4%、無党派 安 31.8% 対 文 29.9% 拮抗

● 一本化候補としては、全体回答者の34.4%が安哲秀院長を、41.8%は文在寅候補を支持し、文在寅候補がリードした。分からないという回答は23.8%だった。しかし、全体回答者の中にはセヌリ党支持者が含まれているため、一本化世論を歪曲する可能性があるため、政党支持別に見ると状況は異なる。民主党支持層では41.5%が安哲秀候補を、44.4%が文在寅候補を支持した一方、無党派層では逆に31.8%が安哲秀候補を支持し、29.9%が文在寅候補を支持し、拮抗している。特に民主党支持層でさえ安哲秀院長への支持が高い点が特徴である。

[図9] 誰に一本化すべきか?(%)

一本化候補選択のジレンマ:当選可能性は安哲秀氏、国政運営能力は文在寅氏

当選可能性:安氏 41.2%、文氏 27.7%、同程度 22.7%

● 朴槿恵候補に対する競争力は安哲秀院長が高いが、一本化候補選定では全体回答者層では文在寅候補がリードし、セヌリ党支持層を除いても安哲秀候補と文在寅候補の支持が拮抗しているのは、両候補の長所と短所が大きく異なっているためである。まず、当選可能性において、安哲秀候補に当選可能性があるという回答が41.2%と高い一方、文在寅候補に当選可能性があるという認識は27.7%、同程度という回答が22.7%だった。注目すべき点は、民主党支持層で安哲秀候補の当選可能性を高く見ている点である。民主統合党支持者の45.3%が安哲秀候補に当選可能性があると述べ、文在寅候補がより高いという回答は28.5%に留まった。無党派層でも同様のパターンが見られる。

[図10] 当選可能性評価(%)

国政運営能力:安氏 25.3%、文氏 40.9%、同程度 24.0%

● しかし、国政運営能力に対する評価では、安哲秀候補が25.3%、文在寅候補が40.9%と、当選可能性評価とほぼ反対の回答結果が出た。両者が同程度という回答は24.0%だった。安哲秀候補の弱点は、主に国政運営能力に対する十分な信頼を得られていない点であることを示唆している。今後の選挙キャンペーン過程で、安候補陣営の最大の課題と見ることができる。このようなパターンは民主統合党支持層でも同様に見られるが、民主統合党支持層の29.5%が安哲秀候補に、43.7%は文在寅候補が国政運営能力で優れているだろうと回答し、22.5%が同程度だと答えた。ただし、無党派層では安哲秀氏24.2%、文在寅氏28.6%と、無党派層では文在寅候補に対する国政運営能力について特別な優位を置いていないことが分かる。

[図11] 国政運営能力評価(%)

3. 朴槿恵 vs 安哲秀 vs 文在寅 イメージ知覚図(perceptual map)

朴槿恵氏は国政力量、安哲秀氏は個人の魅力が際立つ

1) 指導者イメージ分析:朴氏は6項目、安氏は3項目で優位、文氏は均等な評価

朴氏 - 愛国心 68.8%、当面の課題認識 65.2%、危機管理能力 57.8%、予測可能性優位 57.5%

安氏 - コミュニケーション能力 78.5%、清廉度 71.1%、外見の好感度 57.7%で優位、経験不足 76.2%

文氏 - コミュニケーション 68.2%、清廉度 64.3%、外見の好感度 63.2%、当面の課題認識 61.8%で均等に高い

● 8月の調査では、政治マーケティング(political marketing)の手法を用いて、首位走者の朴槿恵候補と安哲秀院長に対する有権者のイメージを対応分析(correspondence analysis)手法を用いた知覚図を通じて比較した。政治指導者に対するイメージを国政力量次元と個人力量/魅力次元に区分し、英米合作機関であるMORIが開発した14項目の指導者イメージ調査分析枠組みを一部借用(6項目)、一部修正し、計10の測定項目で構成した。各候補ごとに、各測定項目のイメージが該当候補が持っているものとして回答した割合をそれぞれ調査した。同一項目で9月の調査では文在寅候補に対するイメージ調査を実施し、前回の調査結果と統合して分析する。

● [表1]は、それぞれの測定項目と朴槿恵候補および安哲秀候補、文在寅候補に該当すると回答した回答者の割合を整理した結果である。国政力量と関連しては、(1)愛国心(MORI)(2)韓国の当面の課題に対する理解度(MORI)(3)危機管理能力(MORI)(4)統治スタイルにおける予測可能性と安定性(5)南北/国際問題への対処能力を、個人力量次元では(1)清廉度(2)外見の好感度(3)部下/一般人と のコミュニケーション(MORI)(4)経験不足(MORI)(5)庶民を軽視(MORI)で構成した。経験不足と庶民軽視の項目は、否定的な陳述に対する賛否で解釈する際に混同してはならない。

● 頻度分析の結果を見ると、朴槿恵候補は国政力量の構成要素である愛国心(68.8%)、韓国の当面の課題に対する認識(65.2%)、危機管理能力(57.8%)、予測可能性と安定性(57.5%)で高い評価を受けただけでなく、個人力量では清廉度(59.9%)、外見の好感度(51.1%)が過半数を超えた。逆に安哲秀院長は、個人力量に分類される部下および一般国民とのコミュニケーション能力(78.5%)と清廉度(71.1%)、外見の好感度(57.7%)について高い評価を受けた。一方、文在寅候補は、外見の好感度で63.2%の支持を受け最も高く、概して他の全分野で最も高いわけではないが、肯定的な評価を均等に受けた。部下とのコミュニケーション能力が68.2%で、文候補個人の次元では最も高い評価を受けた項目であり、安哲秀候補に若干劣った。清廉度は64.3%で、概して個人の力量評価が高かった。しかし同時に国政力量においても、当面の課題認識で朴候補にやや劣る61.8%、愛国心が56.8%、予測/安定性56.0%で、概して良い評価を受けた。しかし、危機管理能力は41.5%と相対的に低いと評価された。

● 経験不足の項目については、安哲秀院長に対しては76.2%が肯定しており、経験不足が最大の弱点として挙げられている。朴槿恵候補については30.4%、文在寅候補については39.0%であり、朴候補に若干劣る程度で、安候補に比べてかなり肯定的な評価を受けている。反面、朴槿恵候補は相対的にコミュニケーション能力に対する否定的な評価が多かった。3候補共に庶民を軽視するというイメージは大きくなく、3候補共に否定的な評価が多かったのは、やはり南北/国際問題に対する評価であり、朴槿恵候補が41.6%、文在寅候補が同水準の40.8%、安哲秀候補が最も低い31.4%であった。

[表1] EAI政治指導者イメージ知覚度分析モデル(MORIモデル修正):賛成と回答した割合 (%)

2) 対応一致分析によるイメージ知覚度

● これらの各項目に対する有権者の回答データを用いて対応一致分析を行い、各候補者に対するイメージを視覚的な知覚図(perceptual map)で表現したものが[図12]である。頻度分析結果のように、愛国心、韓国の喫緊の課題に対する認識、危機管理能力、予測可能性・安定感のある統治スタイルに対する有権者のイメージは、朴槿恵候補に近いと認識されている一方、安哲秀院長の場合、部下や一般市民とのコミュニケーション能力が強みとして現れた。他の候補者と比較して近い位置にあり、外見の好感度、清廉さが相対的に近くに現れている。一方、文在寅候補は外見の好感度と清廉なイメージが他の候補者より強みとして現れ、経験不足というイメージは安哲秀院長に偏ったイメージとして現れている。一方、南北関係、安保問題への対処能力は、安哲秀院長に比べて朴槿恵候補、文在寅候補に近い位置にある。庶民を軽視するというイメージは、3候補の位置が離れているため、これらのイメージとは合致しないことが示された。

[図12] 対応一致分析による朴槿恵/安哲秀イメージ知覚図

4. 9月の政治指標

国政支持率上昇 23.9% → 29.6% → 29.8%

政党支持率:セヌリ党 46.2%、民主統合党 34.8% → セヌリ 40.2%、民主統合党 39.1%

● 国政支持率は29.8%で、8月の29.6%から大きな変化はなかった。7月の調査で総選挙前後から急落していた支持率の下落傾向が止まり、上昇傾向に転じた後、追加の支持率上昇はなかった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府時代にも2006年4月の支持率下落過程で対日強硬談話発表後に支持率が上昇したのと似た様相であり、当時と同様に支持率の上昇は一時的な効果であり、長くは持続しなかった。

● 一方、政党支持率は大きな変化があった。8月の調査ではセヌリ党支持率46.2%、民主統合党支持率34.8%で、セヌリ党が11.4%p優位を維持していたが、9月の調査ではセヌリ党が40.2%で6.0%p下落し、民主統合党が4.3%p上昇した39.1%で、ほぼ対等な水準にまで上昇した。大統領候補支持率で朴槿恵候補の支持率が急落し、安哲秀および文在寅候補の支持率が上昇した現象と相互作用があることを示唆する結果である。統合進歩党は4.5%で、先月とほぼ同じ水準である。

[図13] 国政支持率の変化 (%)

[図14] 政党支持率の変化 (%)

*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。

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