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[世論ブリーフィング第118号] 安哲秀現象の進化? 安哲秀の風の連続性と差別性

カテゴリー
論評・イシューブリーフィング
発行日
2012年7月28日
関連プロジェクト
大統領の成功条件

[世論ブリーフィング第118号] EAI・韓国リサーチ共同企画 7月定期世論バロメーター調査

1. ヒーリングキャンプ後の大統領選支持率の変化:野党層では台風、中道層では微風

2. 第1期安風(安哲秀の風)と第2期安風の連続性と差別性

3. 出馬に対する立場:出馬するなという世論書発刊後増加

4. 7月の政治指標


1. ヒーリングキャンプ後の大統領選支持率の変化:野党層では台風、中道層では微風

1. 単純複数選択:朴槿恵・安哲秀、共に上昇

前月比 朴 4.3%p↑(35.1%→39.4%)、安 6.0%p↑(21.4%→27.4%)

●候補者固有の支持基盤の規模を示す単純支持率では、6月の調査で4.11総選挙後急上昇を見せた朴槿恵候補の上昇が止まり、前月比6.6%p下落の35.1%であったが、7月には4.3%p上昇の39.4%となった。一方、「安哲秀の考え」の出版とそれに続く「ヒーリングキャンプ」出演により事実上の大統領選出馬の動きを見せている安哲秀院長は、上昇幅がさらに大きかった。前月比6.0%上昇の27.4%となった。

●文在寅候補は3月の総選挙前まで安哲秀院長との差を縮めていたが、総選挙後現在の民主統合党大統領選予備選挙過程で上昇の契機を掴めず、停滞状態を経験している。今回の調査では6月とほぼ同じ水準の10.5%まで支持率が下落した。孫鶴圭前代表、金斗官慶尚南道知事などの後発走者の支持率にはつながらず、浮動層に転換した点である。文在寅顧問の支持率は5月11.2%、6月12.0%とほとんど変動がなく、孫鶴圭前代表は1.1%、金斗官知事は0.8%と、固有の支持基盤を確保することに失敗している。

[図1] 複数選択型単純大統領選支持率(%)

資料:EAI・韓国リサーチ定期調査、* 3月はEAI・SBS・中央日報・韓国リサーチ総選挙パネル1次、4月は2次パネル調査

(不明/無回答の割合は表記しない)

2. 予備選挙局面、与野党の代表走者は? 政党支持層では先頭走者を後押し

セヌリ党候補適格度:朴 60.3%、金 11.4%、安 2.9%の順、セヌリ党支持層の87.2%が朴槿恵支持

野党単一候補適格度:安 37.5%、文 20.6%、孫 8.9%の順、民主党支持層の55.2%が安哲秀支持

民主党候補適格度:文 41.5%、孫 15.8%、金斗官 6.4%、民主党支持層の62.6%が文在寅支持

●セヌリ党候補適格度調査では、朴槿恵候補が60.3%で金文洙候補(11.4%)、安尚洙候補(2.9%)を大きく引き離した。金泰皓候補が2.5%、任太熙候補が0.9%の順となった。セヌリ党候補としては朴槿恵候補の独走が強化されていると言える。6月の調査では朴候補54.2%、金文洙候補7.7%、鄭夢準候補7.3%、李在五2.3%の順であった。7月に入り、競争候補であった鄭夢準、李在五両候補が辞退したことにより、彼らを支持していた保守層の支持を取り込んだ結果と見られる。セヌリ党支持層のみを見ると、7月の調査では実に87.2%が朴槿恵候補をセヌリ党候補として適格だと回答し、金文洙候補を挙げた回答は7.3%で、セヌリ党支持層内での差は大きく現れた。

●一方、野党単一候補適格度では、安哲秀院長が37.5%で、20.6%の文在寅候補、8.9%の孫鶴圭候補を大きく引き離した。注目された金斗官候補は4.6%にとどまり、他の候補はそれに及ばなかった。他の候補は6月と大きな差はなかったが、安哲秀院長のみ31.6%から5.9%p上昇した。7月の調査では、民主党支持層でも民主党候補よりも競争力のある安哲秀院長を支持する割合が55.2%で過半数を超えた。世論のみを見ると、野党単一化が進められた場合、安哲秀院長が野党候補として選ばれる可能性が非常に高いことがわかる。一方、民主党大統領選候補としては、文在寅候補を支持する割合が非常に高かった。文在寅候補が41.5%で、15.8%の支持を受けた孫鶴圭候補、6.4%にとどまった金斗官候補を大きく上回った。民主党支持層ではさらに差が広がる。民主党支持層で文在寅候補を民主党大統領候補として適格だと回答した割合は62.6%にも達する。

[図2] セヌリ党、野党単一候補、民主党大統領候補適格度評価(%)

資料:EAI・韓国リサーチ 2012. 7月定期調査

3. 1:1構図:安哲秀、誤差範囲内で逆転、安風第2期(競合局面)から脱してはいない

朴槿恵44.1% 対 安哲秀47.8%、誤差範囲内での逆転、

朴槿恵 対 文在寅は 54.4% 対 36.4%、総選挙後差を縮められず

安風第1期(優勢 2011.9~2012.総選挙):1月 朴槿恵 35.6% 対 49.2%で13.6%p差

●1:1仮想対決構図では、安哲秀院長が47.8%、朴槿恵候補が44.1%で誤差範囲内で逆転に成功した。[図3]のように、昨年9月、安哲秀院長のソウル市長出馬考慮と当時の大勢論まで後押ししていた朴槿恵候補と競合構図を作り、10月補欠選挙後支持率下落を経験した朴槿恵候補と差を広げ、今年の1月だけでも安哲秀院長49.2%、朴槿恵候補35.6%と、実に13.6%pまで差を広げた。この時期には文在寅候補の支持率も上昇し、25%p以上朴槿恵候補に遅れていた支持率が1月には一時、朴槿恵47.2% 対 文在寅候補35.1%と12.1%p差まで縮まることもあった(図4)。

安風第2期(競合期 総選挙後):総選挙後 安・朴 誤差範囲内で競合

●しかし、1月から4月の総選挙まで、朴槿恵候補が危機的状況にあったハンナラ党非常対策委員長を直接指揮し、セヌリ党への党名変更および経済民主化を前面に押し出す党規約改正を主導し、圧倒的敗北が予想された総選挙を勝利に導いたことで、その後安哲秀院長との1:1対決構図は再び誤差範囲内の競合構図へと転換した。安哲秀院長が明確な立場表明なしに外部講演など場外政治活動を続ける間、朴槿恵候補は党改革と総選挙局面を主導し、35%台まで落ちていた対安哲秀競争力を再び回復することに成功した。総選挙後、朴槿恵候補と文在寅候補間の支持率の差も広がり、5月の調査では21.6%pまで広がった。今回の調査では朴槿恵54.4% 対 文在寅36.4%で18%p差となった。

●結果的に、安哲秀院長が朴槿恵候補との1:1対決で、「安哲秀の考え」出版および「ヒーリングキャンプ」出演後、支持率逆転に成功したが、誤差範囲内で競合する安風第2期から完全に脱するほどの水準まで上昇するには至らなかったと評価できる。

[図3] 朴槿恵 対 安哲秀 1:1対決(%)                    [図4] 朴槿恵 対 文在寅 1:1対決(%)

2. 第1期安風(安哲秀の風)と第2期安風の連続性と差別性

●安風第2期の世論分布を見ると、様々な面で安風第1期との連続性と差別性を持つ。この両側面を同時に考慮できなければ、現在の第2期安哲秀現象に対する誤った現状診断は避けられず、結果的に今後の大統領選政局を予測する上で誤りが生じる可能性が大きい。

1. 連続性:3不(政治不信・経済的不満・未来不安)世論が安風の震源地

●現在の安哲秀支持現象と総選挙前の安哲秀現象の間に維持される共通点は、何よりも安哲秀支持の強化現象、すなわちいわゆる「安風」は、既存の政治および現在の経済状況に対する不信と不満、未来に対する不安、すなわち3不(3不)現象が生み出した現象であるという点には大きな変化はない。

[図5] 3不(不)現象と安哲秀支持(%)

(1)経済的不満                             (2)政府不信                            (3)未来への不安

資料:EAI・韓国リサーチ 2012. 7月定期調査

国家経済悲観層の55.0%が安哲秀支持

●[図5]で見るように、まず国家経済の評価で、国家経済が好転したと見る層(回答者の6.9%)および現状維持していると見る層(25.6%)では朴槿恵候補の支持率が70.7%、51.2%と過半数以上が朴槿恵候補支持が多数を占める一方、国家経済が悪化したという経済的不満層(回答者の66.3%)では朴槿恵支持36.8%、安哲秀院長支持55.0%となった。

「政府は少数派を代弁」回答層の57.5%が安哲秀支持

●政府不信も安風の源泉である。政府が国民全体を代弁していると見る層(回答者の45.0%)では朴槿恵支持50.9%、安哲秀支持40.1%であるのに対し、少数の特定集団を代弁しているという政府不信層(回答者の50.6%)では朴槿恵支持34.5%、安哲秀支持57.5%であった。分からないと回答した4.4%の回答層では朴槿恵支持が62.1%、安哲秀支持が21.6%となった。

「未来の階層上昇悲観層」の56.9%が安哲秀支持

●未来に社会的な階層上昇が可能だと見る層(回答者の28.8%)では51.5%が朴槿恵を支持し、37.4%のみが安哲秀を支持した一方、悲観する層(回答者の64.0%)の35.6%のみが朴槿恵を支持し、56.9%が安哲秀を支持した。分からないと回答した7.3%の回答者のうち、76.8%が朴槿恵を、12.5%が安哲秀を支持した。

2. 差別性:第1期比、野党層の結集と中道/保守層での拡大力の弱化

●今回の書籍出版とヒーリングキャンプ出演を機に、安哲秀院長の大朴槿恵競争力が回復したが、その支持層の構成を見ると、2011年ソウル市長補欠選挙および2012年総選挙を前後して少なくない変化が発生した。支持層基盤を見ると、主に理念的進歩層、民主党支持層で安哲秀院長が大きく優勢であり、中道および無党派層で安哲秀院長がやや優勢であり、保守およびセヌリ党支持層で劣勢であるという支持基盤構造は根本的に変わらないが、その結集度においては第1期安風と第2期安風の間に少なくない差が存在する。

ヒーリングキャンプ後安哲秀支持上昇:支持層拡大ではなく、野党支持層の結集効果

●第一に、野党層、すなわち理念的進歩層および民主党支持層で安哲秀院長支持の結集現象が顕著であり、朴槿恵候補の支持率が大きく弱まった。特に安風初期の2011年9月の調査と比較すると、書籍出版とヒーリングキャンプ後、安哲秀の旋風が全体有権者層で発生した現象というよりは、主に野党層支持層に集中した現象である。2011年9月の調査だけでも、進歩層で安哲秀院長56.3%、朴槿恵候補32.5%と24%pほどの差があったが、その後着実に進歩性向有権者の支持結集が強化され、今回の7月調査では安哲秀院長74.7%、朴槿恵候補18.0%と57%pほどの差を広げた。政党支持で見ても、安風初期の2011年9月には民主党支持層で安哲秀院長が68.9%、朴槿恵候補が24.3%と45%pの差であったが、今回の7月調査では民主党支持層で安哲秀院長支持率が実に84.8%まで急上昇した。

安哲秀院長の保守層浸透力の弱化:安哲秀・朴槿恵支持層の重複は錯覚

●第二に、保守層での朴槿恵候補の結集が強化された反面、安哲秀院長の保守層での浸透力も停滞した。2011年9月の調査で朴槿恵候補は53.5%の支持率を得るにとどまったが、今回の調査では64.1%まで上昇した。セヌリ党支持層でも、去る9月の調査では朴槿恵候補の支持率が74.7%であったが、今回の調査では81.0%まで上昇した。一方、これらの層での安哲秀院長の支持率浸透力は停滞した様相である。9月の調査で安哲秀院長が保守層で29.1%の支持率を記録したが、今回の調査ではほとんど差のない31.2%にとどまり、セヌリ党支持層でも去る9月の調査では16.6%の支持率であったが、今回の調査では13.6%にとどまった。

中道/無党派層では安院長の拡大力弱化

●第三に、安哲秀・朴槿恵支持率の差が二桁以上開いた安風の第1期時点までは、中道/無党派層で安哲秀院長の優勢が持続的に強化されたが、総選挙後はむしろ支持率の差が縮まった。これはヒーリングキャンプ、単行本出版直後に実施した今回の7月調査結果でさらに顕著に現れる。2011年9月の調査で中道層の場合、安哲秀46.9%、朴槿恵42.5%で対等であったが、その後4.11総選挙まで持続的に差が拡大し、総選挙直後に実施した4月の調査では安哲秀院長54.1%、朴槿恵候補41.6%と12%pほどの支持率差を広げた。無党派層でも2011年9月の調査では安哲秀院長が44.8%、朴槿恵候補が30.4%と14%p程度の差であったが、2012年4月の調査では安哲秀院長が62.4%、朴槿恵候補支持が28.6%と、実にその差が34%pほどまで広がった。朴槿恵候補に対する保守層の強い結集にもかかわらず、安哲秀院長の支持優位が維持された理由である。

●しかし、今回発刊された書籍が短期間でベストセラーとなり、ヒーリングキャンプの視聴率が20%に迫るにつれて、中道/無党派層での支持率上昇の結果ではないかという推測が提起されたが、実際にはむしろ去る4月の調査に比べて両候補間の支持率の差が大きく縮まったことがわかる。結局、ヒーリングキャンプ出演を機に注目されている安哲秀院長に対する高い関心は、主に野党性向支持層の強い結集に限定された結果であり、中道/無党派層や保守層ではむしろ安哲秀院長の支持拡大の結果ではないことを確認できる。

[図6] イデオロギー性向と1:1対決 (%)

(1)進歩層                             (2)中道層                            (3)保守層

[図7] 政党支持と1:1対決 (%)

(1)民主党支持層                         (2)無党派層                         (3)セヌリ党支持層

資料:EAI・韓国リサーチ定期調査

3. 安哲秀院長の拡大力が停滞した理由

●安哲秀院長に集中した関心にもかかわらず、進歩/民主党支持層など野党性向の支持層以外に、中道/無党派、保守/セヌリ党支持層での安院長の支持率拡大力がむしろ停滞または弱まった理由は何か?ここではいくつかの理由を推論してみよう。

2011年ソウル市長選挙以降の安院長の親野党的な動き

● 何よりも、安哲秀現象は、進歩・保守、与党・野党という二分法的な対決構図よりも、既存の政治全般に対する不信と、理念的な両極化への反作用が集中して表現された結果であるが、2011年のソウル市長補欠選挙および2012年の4.11総選挙で、主に親野党の歩みを強化してきた結果と解釈できる。このような親野党の歩みは、高い政権審判論にもかかわらず、現民主統合党を代案として信頼できない野党支持層の急激な結集につながったのである。

● このような親野党の歩みが強化されたのは、何よりも単独出馬では勝算が弱まるという現実的な状況が考慮されたものと見られる。[図8]で、三者対決の場合、朴槿恵候補が43.8%、無所属の安哲秀候補は33.9%、民主党の文在寅候補が13.0%を得るという結果が出ており、安哲秀院長と民主党候補が連合しなければ、単独で朴槿恵候補に勝つことは容易ではないからである。これを受けて、安哲秀現象の初期である2011年10月の調査では、安院長が出馬する場合、単独出馬すべきという世論が42.0%、野党候補と単一化すべきという世論は37.6%に過ぎなかったが、今回の調査では逆に、野党候補と単一化すべきという世論が42.3%で最も多く、単独で出馬すべきという世論は35.9%で、初期に比べて弱まった。しかし、依然として「よく分からない」という回答が21.9%を占め、安哲秀院長の歩みに関して、明確な立場を決めかねて葛藤しているものと見られる。

[図8] 三者対決時の支持率(%)                      [図9] 安哲秀院長出馬時の出馬経路(%)

資料:EAI・韓国リサーチ 2012年7月定期調査

保守層/中道層の反作用、朴槿恵候補への支持結集も強化

● しかし、このような親野党の歩みの強化は、保守層の危機感を刺激し、親野党の歩みが強化されるほど、朴槿恵候補への保守層の結集を促し、与野党および進歩/保守の間で均衡を追求する中道/無党派層には一定の距離感を強めたものと見られる。特に、4.11総選挙の過程およびその後の大統領選挙競争過程で、安哲秀院長という強力な潜在的競争者が競合したことにより、セヌリ党の総選挙勝利後の大統領選挙予備選挙ルールを巡る葛藤と、鄭夢準、李海瓚候補の辞退過程で、支持層の弛緩と分裂の様相が比較的迅速に収束した結果と見られる。

3. 出馬に対する立場:出馬しないでほしいという世論、書籍刊行後に増加

- 出馬すべきだ 37.3% 対 出馬すべきでない 43.4%、よく分からない 19.3%

● 安哲秀院長の支持率拡大における最大の障害は、何よりも安哲秀院長への支持の有無とは別に、出馬しないでほしいという願いが少なくないことである。今回の調査で、安哲秀院長は出馬すべきか、出馬すべきでないかを尋ねた結果、全体の回答者の43.4%は出馬すべきでないと回答し、出馬すべきだという立場は37.3%、よく分からないという回答が19.3%で、依然として少なくなかった。朴槿恵候補の支持層では74.1%が出馬すべきでないと答えた一方、安哲秀院長の支持層は63.6%が賛成した。

● しかし、安哲秀院長の支持層の17.8%は出馬すべきでないと答え、まだよく分からないという回答は18.6%で、およそ36.4%は反対または立場を保留している。特に、まだ両者の間でどちらを選ぶか分からないという全体の回答者の8.1%に相当する、立場の未定層(浮動層)では、出馬すべきだという意見は26.8%、出馬すべきでないという世論は33.8%、よく分からないという世論は39.4%で、明確な立場を決めかねていた。

[表1] 1:1対決 支持者別の安哲秀院長出馬に対する立場(%)

● 注目すべき点は、[図10]のように、安哲秀院長の大統領選挙出馬に対して、出馬すべきだという世論が野党支持層を中心に着実に増えていることである。4.11総選挙までは、出馬すべきでないという世論も持続的に減少し、出馬への期待感が高まっていたが、総選挙後、特に今回の書籍出版、テレビ出演直後の調査では、出馬すべきでないという世論が増加したのは、安哲秀院長が出馬を悩んでいるのであれば、相当な負担となる結果と言わざるを得ない。

[図10] 安哲秀院長大統領選挙出馬に対する立場の変化(%)

安哲秀院長出馬に消極的な理由:政治経験・勢力不足への懸念

「むしろよりうまくやれる」34.0% 対 「懸念される」56.3%

● 安哲秀院長の出馬に対する期待が高まる一方で、同時に出馬に対する否定的な態度が最近再び増えたのは、安哲秀院長が主に場外政治に注力し、安哲秀院長に提起される懸念事項について積極的に釈明してこなかった結果と見ることができる。

● よく提起される懸念として、「政治経験や勢力がない」という指摘に対し、「むしろ国政運営をよりうまくやれるだろう」という回答は34.0%に留まった一方、「国政運営は一人ではできないという点で懸念される」という立場が56.3%を示した。朴槿恵支持層では78.7%が懸念されると主張した一方、安哲秀支持層では58.5%がよりうまくやれると答えた。しかし、安哲秀支持層の35.8%は懸念されると答え、5.7%はよく分からないと答えており、支持者の10人に4人は消極的であった。一方、まだ両者の間で支持候補を決めかねている浮動層でも、よりうまくやれるという回答は22.9%、懸念されるという意見は50.0%であり、今後安哲秀院長が大統領選挙に公式参加することを決定した場合、第2期安風を超えるためには、政策能力に劣らず政治力を証明することに注力する必要があるものと見られる。これと共に、安哲秀院長が政界入りした場合、既存の政界の否定的な慣行の影響を受け、これまで築き上げてきた大衆的な信頼と期待感が崩れる可能性があるという懸念も作用したものと解釈される。

[表2] 安哲秀院長の政治的経験/勢力不足に対する評価(%)

4. 7月の政治指標

政党支持:4.11総選挙以降、セヌリ党が10%p前後の優位の二大政党構図に転換

セヌリ党:4.11直後 39.1%→ 5月 47.5% → 6月 45.2% → 7月 44.0%

民主統合党:31.9%→ 33.0%→34.2% → 33.8%

統合進歩党:9.7%→ 4.5% →2.5% → 5.0%

● セヌリ党の支持率優位は7月も続いた。今年の初めまではセヌリ党と対等な支持率競争を見せていた民主統合党は、既存の支持率を維持する水準に留まった一方、セヌリ党は4.11総選挙を経て上昇した支持率を固めている様相である。

● 4.11総選挙前まで30%水準に留まっていた支持率が、総選挙直後39.1%に上昇し、野党のリーダーシップ空白が顕著だった5月の調査では47.5%まで上昇した。6月調査ではやや減少したが45.2%の支持率を記録し、7月調査では44.0%を記録した。2007年-2008年水準の政党支持率を回復した。一方、民主党は3月調査以降緩やかな上昇傾向を維持してはいるが、全体的にセヌリ党に10%pほど遅れをとっている。

● 特に、野圏連帯の一翼を担っていた統合進歩党の支持率下落により、3党構図から急速に二大政党構図へと転換しており、野圏統合の実効性が失われている状況である。すなわち、4.11総選挙までは民主統合党と統合進歩党の支持率を合わせるとセヌリ党の支持率を上回る構図であったが、統進党事態で支持率が先月2.5%から今月調査では5.0%となったが、誤差範囲を考慮すると支持率上昇と断言することは難しい。特に調査直前の李石基、金在妍議員除名案が否決されたことにより、統合進歩党党員の離党や党費納付中断などの反発が激化しているが、このような世論が本調査に十分に反映されていないものと見られる。

国政支持率、前月比8.3%p下落し23.9%

● 一方、李明博大統領の支持率は6月に比べて大きく下落した。前月比8.3%p下落し23.9%まで落ち込んだ。兄の李相득議員の拘束および大統領府人事の各種不正事件が相次いで表面化し、体感経済の悪化が影響したものと見える。

[図11] 政党支持率の変化(%)

*注:3月、4月調査はEAI・SBS・中央日報・韓国リサーチ2012選挙パネル調査結果

[図12] 国政支持率の変化(%)

*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。

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