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[世論ブリーフィング第92号] 強硬と融和の混在、対北朝鮮認識の変化を読むキーワード

カテゴリー
論評・イシューブリーフィング
発行日
2010年11月29日
関連プロジェクト
大統領の成功条件

[世論ブリーフィング第92号] EAI・韓国リサーチ共同企画 11月定期世論バロメーター調査

「太陽政策 対 強硬」のフレームを超えた対北朝鮮世論

北朝鮮の延坪島砲撃が国民世論に与えた影響シリーズ 2

[争点分析] 強硬と融和の混在(AMBIVALENCE)、対北朝鮮認識の変化を読むキーワード

(1) 原因と責任の所在:北朝鮮の犯行は合意、政府の責任の所在では異論

(2) 政府の対応評価

(3) 軍事的対応の水準:対北朝鮮「戦闘機による爆撃自制は適切だった」56.6%

(4) 今後の対北朝鮮政策の基調

[関連報告書] EAI世論ブリーフィング第91号「北朝鮮の延坪島砲撃が国民世論に与えた影響」


はじめに

● 延坪島砲撃の衝撃が徐々に収まるにつれて、政界、言論、世論の争点は移り変わっている。11月23日の停戦協定後、韓国領土および民間地域を対象とした延坪島砲撃事件直後、これを眺める国民世論は、安保不安、混乱した政府の対応への不満、北朝鮮への怒りなどが入り混じって噴出した。

● 11月29日の大統領の国民向け談話発表および西海上で実施された韓米合同訓練を機に、依然として不安と緊張感は払拭されなかったものの、徐々に平常心と冷静さを取り戻していく印象である。世論が初期の混乱を乗り越え、冷静な局面へと転換するにつれて、政界、言論、世論の関心は、今回の事件の責任の所在および今後の対応の方向性に対する政策的な争点へと急速に移り変わっている。

● 東アジア研究院(EAI)と韓国リサーチは、事件発生から4日後の27日に全国800人を対象とした定期調査を実施し、延坪島事件が国民世論に与えた影響全般について調査した。先に11月28日に発表したEAI世論ブリーフィング第91号「北朝鮮の延坪島砲撃が国民世論に与えた影響」が、事件直後の国民世論の特徴を全体的に概観したとすれば、今回の世論ブリーフィング第92号は、現在の世論を取り巻く混乱した認識と争点に対する分析と解説を目的とする。

● 現在、政界や主要言論が現実を分析するフレームは主に「戦争 vs. 平和」の二分法に基づいているが、世論は両極端な思考のいずれかを選択するのではなく、両面の視点が共存する両立的な認識(ambivalent attitude)で特徴づけられる。

● 北朝鮮の軍事行動に対する軍事的措置そのものをタブー視する極端な平和主義にも反対し、軍事的応酬を好む。同時に、全面的なエスカレーションの可能性がある高強度の応酬には反対し、短期的に問題解決に至るまで南北関係の改善を保留することについては意見が分かれている。長期的には対話と協力の方向へ転換せよという世論が多いものの、対北朝鮮強硬基調を維持すべきだという立場が強化されている傾向にある。

延坪島世論を巡る争点と国民世論

● 延坪島砲撃事件以降、政界と市民社会内では問題発生の原因、政府の対応評価、今後の対応方向など、様々な論争が進行しており、これに対する各種世論調査結果が紹介されている。与野党およびイデオロギー的な立場による争点は、大きく(1)今回の事態の原因と責任の所在、(2)政府対応への評価、(3)今後の軍事的対応の水準、(4)以降の対北朝鮮政策への立場の違いを反映している。

[表1] 延坪島関連の争点と国民世論

(1) 原因と責任の所在:北朝鮮の犯行は合意、政府の責任の所在では異論

「延坪島問題」はMB政府の責任、「北朝鮮核問題」はDJ/盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府の責任

● 天安艦事件の場合、北朝鮮が発端の責任を認めないのに対し、延坪島砲撃の場合は公式に自らの犯行であることを明らかにしたため、事態発端の直接的な原因については特に異論は存在しない。しかし、このような事態の発生の予防と対応を適切に行えなかった政府政策の責任を現政府に問うか、前政権に問うかについては、認識が大きく分かれている。現在発表された世論調査結果を総合すると、今回の延坪島砲撃事件に対する責任は現政府に問う世論が多数であったが、北朝鮮核問題が悪化した責任は金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)両元政府にあると探る世論が多数である。

● EAI・韓国リサーチ11月27日調査によると、今回の延坪島事件が発生した背景についての説明のうち、前政権の太陽政策のせいだという世論が39.4%、現政府の対北朝鮮強硬策のためだという意見が51.3%であった。不明/無回答の保留層も9.3%あった。若い層、高学歴層、イデオロギー的に進歩的な層では現政府に責任を問う世論が高く、高齢層、低所得層、保守層では前政権の責任を問う世論が多かった[付録クロス集計表参照]。

● 一方、同日実施された峨山(アサン)政策研究院・リサーチアンドリサーチ調査結果によると、北朝鮮核問題に対する責任の所在については相反する認識を示している。北朝鮮の核兵器開発に対する責任が金大中・盧武鉉両政府の対北朝鮮支援政策に起因するという回答が43.3%、現政府の強硬な対北朝鮮政策のせいだという回答は35.4%であった(聯合ニュース 2010.11.29)。

● 北朝鮮核開発と延坪島砲撃に対する責任所在認識が異なるのは、一次的には北朝鮮核開発の場合、既に前政権時期に行われた点が、延坪島砲撃の場合、現政権時期に発生した事件である点が考慮されたものと見られる。より根源的には、太陽政策の10年間、北朝鮮からの安保上の脅威および北朝鮮核兵器開発を根源的に防げなかった点に対する批判的な認識と共に、北朝鮮問題に対する積極的な関与(engagement)を避け、南北関係が硬直してきたことへの不満が共存しているものと解釈される。

[図1] 延坪島砲撃および北朝鮮核開発の政策的責任所在

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延坪島砲撃発発の政策的責任所在
 
資料:東アジア研究院・韓国リサーチ(11/27)
北朝鮮核開発の政策的責任所在

資料:峨山政策研究院・リサーチアンドリサーチ(11/27)

(2) 政府の対応評価

進歩/中道は「危機管理能力」、保守は生ぬるい「軍事報復」が問題

● 現在、言論で報道されている政府対応への評価を見ると、概して政府に対する高い不信を確認できる。EAI世論ブリーフィング第91号で発表したように、EAI・韓国リサーチ調査結果で、政府が延坪島砲撃に対応してうまくやったという意見が24.7%、うまくやらなかったという意見が72.0%に達した。峨山政策研究院・リサーチアンドリサーチの調査でも、うまくやったという意見は25.9%がうまくやったと回答し、うまくやらなかったという意見は65.7%であった。

● ただし、EAI・韓国リサーチ調査結果で、うまくやらなかった要因については、現政府与党および自由先進党、保守層では主に北朝鮮の砲撃の規模と韓国側の被害に比べて応酬が適切に行われなかった点が主な批判として現れ、野党や進歩性向の政党や中道および進歩層では、危機時に適切に機能しなかった政府の危機管理システムへの指摘が多かった。

● 全体的には、「全般的な危機管理システムの不在」を挙げた回答が36.5%で最も高く、「生ぬるい軍事的応酬」を挙げた回答が23.8%で続いた。政府の「北朝鮮への対応方向の混乱」を挙げた回答が13.1%、「政府発表の混乱」が11.4%、「対中国外交力の不在」を挙げた回答が6.9%で続いた。「その他」3.3%、「うまくやらなかった点はない」という回答は1.4%であった(EAI世論ブリーフィング第91号「延坪島砲撃が国民世論に与えた影響」p.7-8)。

[図2] イデオロギー性向別、延坪島砲撃に対する最も否定的な評価要因(%)

資料:東アジア研究院・韓国リサーチ(11/27)

(3) 軍事的対応の水準:対北朝鮮「戦闘機による爆撃自制は適切だった」56.6%

より強力に対応すべきだった 80.3%

● 延坪島砲撃により、国民の対北朝鮮認識で現れた最も大きな変化は、「軍事的選択肢」を有力な対北朝鮮政策の手段として認め始めた点である。回答者の68.6%が、北朝鮮延坪島砲撃に対する政府の対応策として「望ましい」と回答し、23.9%のみが「望ましくない」と回答した。天安艦事件直後の調査で、同様の質問に対し限定的な軍事行動を望ましいと回答した割合が28.2%であったのに比べ、2倍以上に増加した数値である(EAI世論ブリーフィング第91号、p11)。

● さらに、全体的に延坪島砲撃以降、国民世論は政府の軍事的対応が不十分であったという認識に共通認識が形成されている。峨山政策研究院の資料によると、「延坪島事態当時、韓国軍がより強力な軍事的対応をすべきだった」という主張に対し、全体の回答者の80.3%が同意すると回答した(聯合ニュース 2010.11.29)。

● しかし、東アジア研究院・韓国リサーチ調査結果によると、より強力な主張は、エスカレーションの可能性が大きい戦闘機による空中爆撃に対しては、ためらいがあったことが明らかになった。「延坪島砲撃時に『エスカレーションしても北朝鮮の沿岸砲基地を戦闘機で爆撃すべきだった』と思いますか、それとも『エスカレーションを防ぐために戦闘機による爆撃は自制するのが適切だった』と思いますか?」という質問に対し、「戦闘機で爆撃すべきだった」という回答が39.3%、「戦闘機による爆撃を自制したのは適切だった」という回答が56.6%であった。

● 延坪島砲撃後、韓国社会で対北朝鮮強硬世論が強化されたのは事実だが、北朝鮮に対する全面的なエスカレーションには多数が反対していることが明らかになる部分である。

[図3] 延坪島砲撃後、北朝鮮沿岸砲基地に対する戦闘機爆撃の賛否(%)

資料:東アジア研究院・韓国リサーチ(11/27)

(4) 今後の対北朝鮮政策の基調

対北朝鮮支援「縮小/廃止せよ」 31.6%(1月)→ 51.2%(5月) → 56.9%(11月)

● 今後、政府が推進すべき対北朝鮮政策の基調において、対北朝鮮支援を減らすべきだという声が高まっている。EAI調査結果によると、2010年1月時点では、対北朝鮮支援を拡大または現水準を維持すべきだという立場が67.6%であり、縮小または行わないべきだという意見は合計で31.6%に過ぎなかった。しかし、天安艦事件を経てこのような傾向が逆転し、5月調査では拡大または維持すべきだという立場が41.8%、延坪島事件直後の11月調査では40.5%と、1月に比べて大きく減少した。一方、減少または廃止すべきだという意見は、5月調査で51.2%、11月調査で56.9%と過半数を超えた。

● しかし、短期的には北朝鮮の軍事的挑発に対する国民世論が悪化するにつれて、太陽政策を支えてきた対北朝鮮支援への支持は減少したが、長期的な対北朝鮮政策の方向としては、依然として持続的な対北朝鮮強硬策よりも対北朝鮮融和協力への支持が多かった。去る5月調査では、「長期的に強硬に対処する方向で対北朝鮮政策を展開すべきだ」という意見が37.1%であったが、今回の砲撃を機に42.7%とやや上昇した。逆に、「長期的に融和と協力を強化する方向で推進すべきだ」という立場は、5月調査では61.5%であったが、11月には55.2%と6.3%p下落した。しかし、まだ長期的には対北朝鮮強硬基調を維持するよりも、融和的な措置に転換する必要性への支持が高いのである。

[図4] 対北朝鮮支援および長期対北朝鮮政策の方向に対する立場(%)

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対北朝鮮支援に対する立場の変化

資料:東アジア研究院・韓国リサーチ(11/27)
長期対北朝鮮政策の方向

資料:東アジア研究院5月パネル調査、
11月定期調査

まとめ

● 今回の調査および言論に紹介された世論調査結果を総合すると、天安艦、延坪島砲撃事件が相次ぎ、国民の間で対北朝鮮政策に対する根本的な変化が感知されている。これら二つの事件を機に、対北朝鮮支援を骨子とする融和協力政策に対する社会的合意が崩れたのである。これまでタブー視されてきた軍事的手段を現実的に考慮する世論が多数となった。平和のために忍耐を優先していた世論が、少なくとも受けた分だけ応酬するという軍事的相互主義の認識が広がっている。実際に、北朝鮮核開発については現政府の責任よりも、包容政策を主要政策基調としていた前政権に責任があるという認識が広がった。

● しかし、これが一方的な既存政策基調の廃棄であり、対北朝鮮強硬路線の一方的な勝利を意味するものではない。対北朝鮮強硬路線が、下手をすればエスカレーションにつながり、全面戦に発展する可能性に対する深い懸念も国民世論で確認される。長期的に南北関係の融和と協力への期待は依然として残っているのである。すなわち、重心は融和的な対北朝鮮認識から強硬な対北朝鮮認識へと移ったが、全体的には両立的な態度の共存として理解される部分である。

● これは、今後政府の対北朝鮮政策が国民の支持を得るためには、太陽政策対強硬政策という二者択一の硬直した対北朝鮮政策ではなく、イデオロギーの境界を越える政策遂行の柔軟性が対北朝鮮政策の推進過程で非常に重要な徳目として浮上することを示唆している。

[付録]には、EAI世論ブリーフィング第92号報告書に新たに含められた調査結果質問のクロス集計表が添付されています。

*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。

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