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[EAIオピニオンレビュー] 安哲秀氏辞退後の安哲秀支持層の票の動き

カテゴリー
その他
発行日
2012年11月30日
本報告書は、EAI・SBS・中央日報・韓国リサーチの<第18代大統領選挙パネル調査(KEPS : Korean Election Panel Studies)>第3次調査(11.25-27)の結果を分析したものである。本数値は、大統領選挙第2次調査(10.11-14)と第3次調査(11.25-27)の両方に参加した1302名に対する分析結果である。SBSと中央日報で報道された多者対決支持率は、第3次調査に参加した1416名の回答結果であり、本調査の結果と1%ポイント前後の差が生じうる。

1. 10月の3者予選局面における安候補辞退後の世論変化

(1)多者構図基準

[10月] 朴:文:安:その他:未定 = 38.2 : 24.7 : 27.6 : 0.6 : 9.0

[11月] 朴:文:他の候補:未定 = 45.3 : 43.3 : 1.2 : 10.2

- 安哲秀候補の10月支持者359名のうち64.1%が文支持、15.0%が朴支持、18.7%が未定

多者対決基準で見ると、朴槿恵候補は前月比7.5%p上昇の45.3%、文候補は18.6%p上昇の43.3%で2%ポイントの差を見せた。未決定層に大きな変化はない。10月調査で24.7%の支持を受けた安哲秀候補の辞退により、両者対決構図へと転換したのである。

最近メディアで紹介された安哲秀支持票の移動経路に関する報道は、いずれも一般世論調査で「候補辞退以前にどの候補を支持していたか」を記憶して回答させる想起(recall)回答を基準に、現調査での支持移動を追跡する方式である。調査によって、安哲秀支持者の45%~70%までの様々な支持維持率の結果が発表されている。

本パネル調査結果を見ると、10月第2次大統領選パネル調査(10.11-14日調査)で朴槿恵候補を支持していた497名のうち94.8%が今回の調査(11月25日-27日)でも朴槿恵候補支持を表明し、先月文在寅候補を支持していた321名のうち89.7%にあたる288名が文在寅候補支持を維持した。一方、安哲秀候補を支持していた359名のうち64.1%が文在寅候補支持へ、15.0%が朴槿恵候補支持へ、18.7%が未定へ、2.2%が李貞熙候補などの他の候補支持へと離脱した。

[表1] 多者構図における票の移動(%):第2次調査(10.11 - 14)→第3次調査(11.25-27)

(2)仮想両者対決と本選支持基準

[10月] 朴 : 文 : 未定 = 46.6 : 49.8 : 3.6, 朴 : 安 : 未定 = 44.5 : 51.3% : 3.6%

[11月] 朴:文:他の候補:未定 = 45.3 : 43.3 : 1.2 : 10.2

安哲秀候補の辞退により、両強候補の支持率は上昇せざるを得ないという点で、朴槿恵候補と文在寅候補間の競争力の変化を追跡するためには、安哲秀候補辞退以前の仮想両者対決構図と比較することが妥当である。もちろん、現在は李貞熙候補、姜智元候補などの少数候補が存在するが、これらの支持率が1%にも満たないため、事実上両者対決構図と見なすべきであるからだ。

去る10月、朴槿恵対単一候補文在寅の両者対決構図では46.6%対49.8%で文在寅候補が誤差範囲内で先行していた状況だが、朴槿恵候補は46.6%(607名)から45.2%(589名)へと1.4%p下落し、文在寅候補は49.8%(648名)から43.3%(564名)へと6.5%p下落し、順位が入れ替わった形となった。同一回答者対象の支持率変化という点で、標本集団内での実際の支持率変化という点に注目する必要がある。当初、野党が期待した文在寅候補と朴槿恵候補の支持率格差を広げるという構想は実現されなかったと言える。もちろん、全体の有権者母集団の支持分布で見れば、やはり誤差範囲内という点で、安候補辞退後、接戦の対決構図が繰り広げられていると評価できる。

一ヶ月前の両者対決時、朴槿恵仮想支持者を基準に見ると、朴候補支持者607名のうち88.1%(535名)が支持を維持し、そのうち5.8%が文支持へ、未定の浮動層へ流出した割合は5.9%、他の候補支持へ回った割合は0.2%に過ぎない。一方、文在寅候補の場合、10月調査の両者対決時、文候補支持者648名のうち80.5%(521名)が支持を維持したが、6.2%は朴候補支持へ、未決定浮動層へは11.4%が流出した。朴槿恵候補支持者の中で未決定浮動層へ流出した割合である5.9%に比べて多い。全体的に見ると、19.6%が流出したことになる。

一方、10月調査で朴槿恵対安哲秀の両者対決構図支持者を基準に見ると、朴槿恵候補支持者の85.5%が今回の調査でも朴槿恵候補支持を表明し、文在寅候補支持へ流出した割合は9.1%であった。しかし、先月の調査で単一候補安哲秀候補に投票すると回答した51.3%の回答者668名のうち、73.5%が文在寅候補支持へ移行した一方、朴槿恵候補支持へ11.2%、未決定支持層へ13.6%が移行した。第2次両者構図で安支持者の中で第3次本選構図で文在寅候補支持へ移行した割合が高いのは、既に第2次両者構図で安哲秀候補を支持した回答者の中に、多者構図で文在寅候補を支持する回答者が含まれていた結果と言える。

[表2] 朴:文仮想対決から実際の大統領選構図への票の移動:10月両者→11月本選(wt 5次)

[表3] 朴:安仮想対決から実際の大統領選構図への票の移動:10月両者→11月本選(wt 5次)

2. 安哲秀支持層の離脱類型:誰が、なぜ離脱したのか

誰が文候補支持を維持し、誰が離脱したのか?第2次多者対決で安哲秀候補支持者360名のうち、第3次本選構図調査で文在寅候補支持を表明した回答者を「文支持維持者」、朴槿恵候補支持を表明した人を「朴離脱者」、他の候補あるいは未決定(支持候補なし)と回答した人を「その他浮動層」に分類し、政治社会的な背景を見ていく。

(1)誰が離脱したのか?政治社会的な背景

安支持者の変化類型:1. 安→文維持者、2. 安→朴離脱者、3. 安→その他/浮動離脱者

[世代別] 2030 : 64.8%維持、40代 : 69.0%維持、5060世代 : 56.3%、朴支持 23.8%

[地域別] ソウル : 59.5%、京仁 58.8%、大邱慶北 54.5%、湖南 70.7%、PK 79.5%

まず世代別に見ると、文支持維持者は2030世代で64.8%、40代で最も高い69.0%であった。一方、5060世代では56.3%に過ぎなかった。概して全世代で20%内外がその他浮動層へ離脱した一方、朴離脱者は2030世代で13.3%、40代で10.7%であった。5060世代では23.8%が朴支持へ離脱し、世代要因が安支持者離脱に作用していることが分かる。

一方、地域別に見ると、文支持維持者は釜山慶南地域で79.5%と最も高く、忠清で71.4%、湖南では70.7%とPK地域に比べて8~9%ポイント低かった。それに対し、ソウルでは59.5%、京仁地域で58.8%、大邱慶北地域で54.5%のみが文支持へ移行した。離脱者の中で、大邱慶北、釜山蔚山地域では朴離脱者の割合が多い方であり、首都圏では朴離脱者よりもその他浮動層へ離脱した割合が多かった。

世代及び地域別安支持者の票の動きの類型を見ると、概して5060、嶺南地域など朴槿恵候補の支持基盤が強い地域で離脱規模が最も大きく、首都圏や2030世代のように相対的に安哲秀候補支持が強かった層で離脱がそれに続き、40代及びPK地域など文候補優勢地域で文候補への支持移行率が強かった。朴候補支持基盤が強い層では朴離脱者類型が、安候補支持基盤が強い層でその他浮動層へ離脱した割合が大きく現れる特徴が見られる。ただし、地域別離脱類型の場合、地域別標本数が非常に少ないため、絶対的な回答率の絶対数値に過度な意味付けは慎重に行う必要がある。

[表4] 安支持者の中での世代別離脱類型(%)

[表5] 安支持者の中での地域別離脱類型(%)

安支持者の変化(文在寅支持維持率):セヌリ支持/保守層、無党派層の維持率が低い

[政党支持] セヌリ : 19.2%、民主 : 89.9%、無党派 : 53.8%文支持、31.7%未定層

[イデオロギー別] 進歩 : 73.2%、中道 : 65.5%、保守 : 48.1%のみ文支持を維持

一方、政治的変数による離脱類型を見ると、政党支持ではセヌリ党支持層の中で安哲秀候補を支持していた支持者のうち19.2%のみが文在寅候補支持へ移行し、76.9%が朴槿恵候補支持へ戻った。安哲秀候補支持者の中で民主統合党支持者の89.9%が文在寅候補支持へ移行し、やはり政党支持傾向は安候補辞退時の票の動きを左右する核心変数となった。しかし、現在の無党派層の中で安哲秀候補を支持していた回答者層では、半数水準の53.8%のみが文在寅候補支持へ戻り、残りの31.7%はその他浮動層へ移行した。

イデオロギー別では、進歩性向の安哲秀支持者の73.2%が今回の調査で文在寅候補支持へ移行し、中道性向の安哲秀支持層では65.5%が文在寅候補支持を維持した。一方、保守性向の安哲秀支持者の中では48.1%のみが文在寅候補支持を表明した。進歩、中道層での離脱者は主にその他浮動層へ離脱した一方、保守性向の安哲秀支持者の離脱者は朴槿恵候補支持へ戻った割合がその他浮動層へ戻った割合より多かった。やはり既存の政治的性向が安哲秀候補辞退後の支持候補決定に強い影響力を行使していることが分かる。

[表6] 政党支持別の離脱類型(%)

[表7] イデオロギー性向別の離脱類型(%)

[安支持者の10月支持選好] 10月調査で朴:文仮想対決、20.8%は朴支持、75.3%は文支持

- 文支持維持者:89.6%が一ヶ月前既に文在寅支持の意思表示

- 朴槿恵離脱層は10月調査で75.9%が朴:文対決時に朴支持の意思表示

- その他浮動層離脱層は10月調査で18.4%が朴支持、72.4%が文支持の意思表示

一ヶ月前の安哲秀支持者の75.3%は、10月調査で朴対文仮想両者対決で文支持の意思を表明した層である。文支持維持層は89.6%が既に文在寅候補へ単一化されれば文在寅候補支持の意思を表明した。朴槿恵候補へ離脱した層は逆に75.9%が一対一対決時に朴槿恵候補を支持すると表明しており、今回の調査で朴槿恵候補支持への離脱はある程度予想された進路と見ることができる。問題はその他浮動層へ離脱した層であるが、彼らは一ヶ月前までは72.4%が文候補を支持すると表明していた層であり、今回の調査で他の候補や未決定浮動層へ離脱した셈である。現在、文在寅候補が安哲秀候補支持層の吸収に最も苦労している対象が、まさにこのその他浮動層へ離脱した層であると見ることができる。

[表8] 安支持離脱類型別の10月朴:文仮想対決選好

(2)なぜ離脱したのか?美しい単一化の失敗と家計経済の沈滞が浮動層離脱要因

安支持者358名、単一化評価「否定的だ」65.0%

安→文維持者 51.7%(119名/230名)「否定的だ」、47.0%「肯定的だ」

安→朴離脱者 92.5%(50名/54名)、安→その他/浮動層 85.5%(65名/75名)「否定的」

安哲秀支持者の65.0%が、安哲秀辞退の直接的契機となった単一化に対する評価が否定的であった。特にその他浮動層へ離脱した離脱者の85.5%が単一化に対して否定的な評価をしており、朴離脱者の否定的な評価92.5%に迫るほどであった。さらに文支持維持者の中でも、単一化過程に対する肯定的な評価は47.0%、否定的な回答が51.7%となり、単一化過程が美しい単一化として結実しなかったことが主な離脱要因となったことを示唆している。

[表9] 安哲秀支持層の離脱類型別の候補単一化に対する評価(%)

候補/政党好感度(0点:非常に嫌い、5点:中間、10点:非常に好き):朴候補の不安定要因

* 安→文支持維持には、人物好感度(6.9点)が党好感度(5.8点)より作用

* 安→朴離脱者の場合、朴槿恵好感度、セヌリ党好感度が優勢。政治的にセヌリ党支持性向

* 安→その他離脱者の場合:朴/セヌリ、文/民主の好感度共に非好感(4.5)

現在の全回答者の各候補及び各政党の好感度点数を見ると、朴槿恵候補5.4点、セヌリ党4.8点である一方、文在寅候補の好感度点数は5.6点、民主統合党の好感度点数は5.0点である。単一化後、朴槿恵候補の支持率が相対的に高く出ているものの、朴槿恵候補が文在寅候補に、セヌリ党が民主統合党に比べて低い点数を受けている。

特に安哲秀候補支持層の場合、セヌリ党好感度3.1点、民主統合党好感度5.2点とセヌリ党に対する非好感が強く、朴槿恵好感度点数は3.6点、文在寅好感度点数は5.9点と高い。特に文支持維持者の場合、文在寅候補好感度が6.9点、民主党好感度が5.8点と、民主党に対する好感度も高い方である。しかし、朴へ離脱した安哲秀支持層では、朴槿恵候補好感度が6.2点、セヌリ党好感度が5.5点と親朴、親セヌリ党の情緒を見せた一方、文在寅好感度が4.2点、民主党好感度が4.4点と中間点に満たず、文在寅候補、民主党に対する態度は相対的に冷淡な方である。

関心が集まっている安哲秀支持者の中のその他浮動層へ離脱した層の場合、朴槿恵候補好感度点数が3.5点、セヌリ党好感度点数は3.0点と、かなり反感があることが分かった。文在寅候補と民主党に対しては、朴/セヌリ党に比べて相対的に好感度が高いものの、好感/非好感の境界線である5点に満たず、やはり非好感の情緒があることを確認できる。彼らの離脱が文在寅/民主党に対する非好感情緒に起因するものではあるが、相対的にセヌリ党と朴槿恵候補に比べて文/民主党に高い好感度点数を与えている点を勘案すると、朴槿恵候補支持へ移行するよりも、文/民主党支持へ動くか、棄権という選択肢を選ぶ可能性が大きいと見られる。

[図1] 安哲秀離脱類型別の候補/政党好感度点数

経済認識悪化層は安支持の浮動層が高く、経済を掴んでこそ安支持の浮動層を掴む

- 安→文維持層の38.3%が「家計経済が悪化」、73.2%が「国家経済が悪化」

- 39.2%の安→朴離脱層「家計が悪化した」、69.2%「国家経済が悪化した」

- 52.8%の安→その他/未決定層「家計が悪化した」、68.1%「国家経済が悪化した」

一方、安哲秀支持離脱タイプ別に国家経済認識と家計経済認識を比較すると、国家経済認識においては支持離脱タイプに関係なく悪化したという認識が70%前後と高く、大きな差はなかった。しかし、家計経済状況に対する認識においては相当な差が見られた。文支持維持層や朴支持維持層の家計経済状況が悪化したという回答はそれぞれ38.3%、39.2%と類似しており、相対的に低かった。一方、安哲秀支持層からその他浮動層に流れた離脱層では、なんと52.8%(非常に悪化した12.5%、概ね悪化した40.3%)が家計経済状況の体感度が悪化したと回答した。家計経済状況に対する否定的な評価が浮動層への転落に作用したとすれば、逆に彼らの支持を得るためには、実際の家計経済状況に対する体感できる対策を提示することが、離脱した浮動層の支持を回復するための重要なてこになり得ることを示唆する結果である。

[表10] 安哲秀支持層の離脱タイプ別家計経済に対する評価(%)

[表11] 安哲秀支持層の離脱タイプ別国家経済に対する評価(%)

3. 安哲秀支持層の票の行方

(1)変数:政権交代への期待

[政権交代論] 政権交代論への同意が73.6%と高い

安→文維持層 230名中199名 86.6%が同意

安→朴離脱層 53名中21名 39.6%が同意

安→浮動層/その他 75名中44名、57.9%が同意

安哲秀支持者の政治的態度において、政権交代論への賛同が高いことは、与党よりもむしろ、今後の野党の潜在的支持基盤となりうることを意味する。「今回の逝去で政権交代のために野党統一候補を支持すべきだ」という主張に対し、全体有権者の56.0%が賛同を示したが、安哲秀支持層359名のうち73.6%が賛同した。特に文(ムン)支持維持層230名のうち86.6%が賛同を示した一方、朴槿恵(パク・クネ)候補離脱層では39.6%のみが賛同したと回答した。その他の浮動層に離脱した75名のうち57.9%が政権交代、統一候補支持論に賛同しており、今後の文在寅(ムン・ジェイン)候補の支持基盤となりうる可能性は少なくないと言える。

[表12] 安哲秀支持離脱タイプ別政権交代論への態度(%)

[政権審判論と野党牽制論の共存] 与野党同時審判論 対 純粋政権審判論 38.7% 対 37.5%

- 安→その他/未定層:同時審判論 37.8% 対 政権審判論 31.1%、野党牽制論 17.6%

政権審判論への共感が大きいものの、3月の調査では無責任な野党に票を与えるべきではないという主張にも同時に共感する、政権・野党同時牽制論も高い。安哲秀支持層の37.5%が純粋な政権審判論者(与党の野党牽制論には同意しない層)である一方、与野党同時牽制をすべきだという立場が38.7%と少なくなかった。特にその他の浮動層に離脱した層では、政権審判だけでなく野党牽制論への共感という相反する態度を示す層が37.8%、純粋な政権審判論に共感する回答は31.1%で平均を下回った一方、無責任な野党に票を与えるべきではないという野党牽制論に共感した回答者が17.8%で、全体の平均より高い水準である。したがって、政権審判論に共感しても、安哲秀支持層をすべて文在寅候補陣営が吸収することは容易ではない状況であることがわかる。

[表13] 安哲秀支持離脱タイプ別政権審判論-野党牽制論クロス態度タイプ (%)

(2)文在寅/共に民主党への生ぬるい態度

[文候補への態度] 人物を見れば誰が大統領候補か? 文在寅 51.7%、朴 17.0%、いない 27.1%

安→文維持層:74.7%(171名/229名)、朴 5.2%、いない 16.6%

安→朴離脱層:72.2%(39名/54名)が朴槿恵、文在寅 1.9%、いない 20.4%

安→浮動層/その他:13.3%(10名/75名)が朴、17.7%(13名)が文、適任候補はいない 64.0%

高い政権交代への共感度にもかかわらず、彼らの支持が文在寅候補に繋がらないのは、やはり文在寅候補への評価が中途半端であるためと思われる。もちろん、安哲秀支持者のうち、政党要因を考慮せず人物だけを見た場合、「誰が大統領にふさわしいか?」という質問に対し、半数水準の51.7%のみが文在寅候補を選び、朴槿恵候補を選択した回答者が17.0%、いないという回答も27.1%もあった。

文在寅候補支持が維持された層では74.7%が文在寅候補を挙げた一方、朴槿恵候補に離脱した層では逆に72.2%が朴槿恵候補を挙げた。しかし、その他の浮動層に離脱した層では、朴槿恵候補を挙げた回答が13.3%、文在寅候補を挙げた回答は17.7%に過ぎず、適切な候補がいないという冷笑的な回答が64.0%もあった。政権交代論への共感を実質的な野党候補への支持に繋げるためには、現在その他の浮動層に離脱した回答者たちに、文在寅候補のリーダーシップと評価を強化させることが重要な課題として投げかけられた。

[文候補への支援] 安支持層:文在寅を助けるべき 63.4%、政治を続けるべき 77.2%

安→文維持層:文候補を積極的に助けるべき 83.4%(191名/230名)

安→朴離脱層:13.2%(8名/53名)

安→浮動層/その他:38.1%(29名/75名)が文候補を積極的に助けるべき、61.9%は文候補の支援に同意しない

全体的に見ると、安哲秀支持者359名のうち77.2%は、安哲秀候補が今後も政治を続けるべきだと見ている。今回の総選挙で63.4%は文在寅候補を積極的に支援すべきだと見た。文在寅候補陣営にとっては非常に励みになる回答である。しかし、離脱類型別に見ると、楽観的とは言えない。文(ムン)支持維持層の場合、83.4%が安哲秀候補が積極的に文在寅候補を支持すべきだと見た一方、朴(パク)離脱者の場合、積極的に支援すべきだという立場は13.2%に過ぎなかった。特にその他の浮動層に離脱した層では、38.1%のみが文候補への積極的な支援をすべきだという立場であり、61.9%は安哲秀候補の文候補支援に賛同しないと回答した。

[表14] 人物要因のみ考慮した場合の大統領適格度(%)

[表15] 安哲秀候補の文候補支援に対する態度(%)

(3)投票動機の低下

[積極的な投票意思層] 安支持層のうち積極的な投票意思層 71.5%

安→文維持層 230名中188名 81.7%、安→朴離脱層 53名中40名 75.5%

安→浮動層/その他 75名中28名 37.3%のみ「必ず投票する」

安哲秀支持者の全体的な積極的投票意思層は71.5%となった。そのうち、文在寅支持維持層では81.7%と、必ず投票するという回答が多く、それにやや及ばないものの、朴槿恵候補に離脱した層でも75.5%が積極的な投票意思を表明した。しかし、その他の浮動層に離脱した安(アン)支持層では、必ず投票するという回答が37.3%と低かった。

彼らの10月の調査における積極的投票意思の割合を見ると、文支持維持層では10月の調査でも84.4%、朴支持離脱層は83.0%と非常に高い水準だった。一方、その他の浮動層に離脱した層の場合、10月の調査では61.3%が必ず投票するという回答を示した層であった。積極的投票意思層が1ヶ月の間に約24.0パーセントポイント低下した。今回の統一プロセスに対する否定的な認識が、投票選好では浮動層に、投票行動では積極的投票意思の弱化に繋がったと解釈できるだろう。

[表16] 安哲秀支持離脱タイプ別投票意思(%)

[図2] 安哲秀支持離脱タイプ別積極的投票意思層の変化(%)

*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。

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