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[世論ブリーフィング119号] 朴槿恵現象 vs 安哲秀現象の衝突:支持要因及び候補者イメージのポジショニングマップ

カテゴリー
論評・イシューブリーフィング
発行日
2012年9月1日
関連プロジェクト
大統領の成功条件

[世論ブリーフィング119号] EAI・韓国リサーチ共同企画 定期世論バロメーター調査

1. 大統領選支持率の変化:朴槿恵・文在寅は上昇、安哲秀は停滞

2. 朴槿恵 vs 安哲秀 イメージ知覚図(perceptual map)

3. 8月の政治指標


1. 大統領選支持率の変化:朴槿恵・文在寅は上昇、安哲秀は停滞

朴槿恵の統合歩み、文在寅は予備選トップ効果を得る

1) 単純複数選択:朴槿恵・文在寅は上昇、安哲秀は停滞

前月比 朴3.2%p↑(35.1%→39.4%→42.6%)、安 1.6%p↓(21.4%→27.4%↓→25.8%)

● EAI・韓国リサーチ定期調査の結果、複数候補による対決構図でセヌリ党の朴槿恵候補は2ヶ月連続で上昇を続けた。6月調査で35.1%、7月調査で39.4%であったが、今回の8月31日~9月1日の両日間実施した調査では42.5%と上昇傾向を示している。

● 一方、まだ公式な立場を表明していない安哲秀院長は25.8%で、前月比1.6%p下落した。誤差範囲を考慮すると支持率は停滞しているとの評価が可能である。一方、モバイル予備選過程で、いわゆる孫鶴圭、金斗官、鄭世均候補などの非文候補のボイコットや頻繁な問題発生にもかかわらず、文在寅候補は誤差範囲内ではあるが上昇傾向を示している。7月調査では10.5%に留まったが、今回の調査では14.8%と4.3%ポイント上昇した。

● 孫鶴圭、金斗官、鄭世均候補の場合、3%に満たない低調な状態から抜け出せていない。複数候補による選択式調査での支持率は候補個人の支持基盤の規模をかなり反映しているという点で、この3候補は個人的なレベルでの支持基盤が脆弱であることを示していると言える。

[図1] 単純複数選択式大統領選支持率(%)

[表1] 2011年9月以降の単純支持率推移(%)

資料:EAI・韓国リサーチ定期調査、* 3月はEAI・SBS・中央日報・韓国リサーチ総選挙パネル1次、4月は2次パネル調査

(* どちらとも言えない/無回答の割合は表記しない)

2) 1対1仮想対決:朴対安は一進一退、朴対文は13.8%p差

朴槿恵 46.8% 対 安哲秀 45.2%、朴槿恵 52.2% 対 文在寅 38.4%

● 朴槿恵対安哲秀の仮想対決では、朴槿恵候補が46.8%、安哲秀院長が45.2%と、極めて僅差の接戦となっている。先月の調査では朴槿恵候補が44.1%、安哲秀院長が47.8%であったが、今回の調査では誤差範囲内で順位が入れ替わっている。安哲秀院長が15%p以上リードしていた4.11総選挙以前の第1期安哲秀旋風局面とは異なり、与野党、進歩・保守層の強い結集の中で、僅差の均衡局面が展開されている。

● 一方、朴槿恵対文在寅の仮想対決では、朴槿恵候補が52.2%、文在寅候補が38.4%と、13.8%pの差を示している。7月調査の18.0%pの差に比べるとやや縮小した結果である。

[図1] 朴対安、朴対文 1対1仮想対決支持率(%)

3) 支持候補選択理由:安哲秀、文在寅は朴槿恵への反感効果で利益を得る

朴槿恵支持者 - 安哲秀が嫌いだから 7.5%、文在寅が嫌いだから 7.7%に留まる

安哲秀支持者 - 朴槿恵が嫌いだから 24.2%、文在寅支持者 - 朴槿恵が嫌いだから 31.5%

● 朴槿恵候補と安哲秀院長の1対1対決の際、なぜその候補を支持するのかを追加で尋ねた結果、朴槿恵候補支持者の場合は、朴槿恵候補がより好きだから支持するという回答が73.0%、安哲秀院長が嫌いだからという回答が7.5%であったのに対し、その他/不明/無回答が19.6%であった。一方、安哲秀院長支持者は、安哲秀院長がより好きだから支持するという回答が65.9%であり、朴槿恵候補が嫌いだからという回答が24.2%と、相手候補に対する反感が相対的に大きく作用した。

● 朴槿恵候補と文在寅候補との1対1対決においては、こうした傾向がより強く現れる。朴槿恵候補支持者の76.7%が朴槿恵候補をより好むからだと回答し、7.7%のみが文在寅候補が嫌いだからだと回答した。一方、1対1対決で文在寅候補を支持すると答えた回答者の場合、文在寅候補が他の候補より好きだからという回答が59.6%と相対的に低かった。朴槿恵候補が嫌いだから文在寅候補を支持するという回答が31.5%であった。

[図2] 朴対安 1対1対決時の支持候補選択理由(%)

[図2] 朴対文 1対1対決時の支持候補選択理由(%)

4) 朴槿恵候補の統合歩みと安哲秀院長の進路に対する世論

朴槿恵の統合歩み「反対派を抱き込む指導者」56.1%、「統合歩みを続けるべき」62.7%

● 朴槿恵候補の上昇には、セヌリ党予備選直後の盧武鉉前大統領の墓参及び金大中元大統領夫人 李熙鎬(イ・ヒホ)女史訪問、実現しなかったものの全泰壹(チョン・テイル)銅像参拝及び財団訪問の試みが肯定的に評価されたと見られる。「朴槿恵候補がセヌリ党大統領候補に当選した後、盧武鉉前大統領の墓参、労働運動家の焼身自殺者である全泰壹を称える財団訪問の試みなど、国民統合の歩み」についてどう評価するか尋ねた結果、「反対勢力とも共に歩もうとする国家指導者としての資質と努力」として評価する回答が56.1%、「大統領になるための真摯でない政治行動」という回答が37.0%であった。逆に民主党支持層では、批判的な態度が65.4%と多数を占めたが、31.1%は肯定的に評価した。朴槿恵候補の反対層であることを考慮すると、少なくない回答と言える。

● 今後の統合歩みについては、続けるべきという回答の方が多かった。[図4]で確認できるように、62.7%が今後このような統合歩みを続けるべきだと注文し、中止すべきだという回答は28.7%に留まった。同様に民主党支持層でさえ半数近くの45.7%が朴候補に統合歩みを続けるよう求めており、国民統合に対する有権者の支持が相当に広がっていることを確認できる。真摯さ不足を掲げた野党の批判的攻勢は、野党支持層の一部を結集させる効果は見込めるとしても、少なくない反発と離脱につながる可能性を排除できない。

[図3] 盧武鉉前大統領墓参、全泰壹財団訪問の試みなど統合歩みに対する態度(%)

安院長「出馬すべき」34.6% 対「出馬すべきでない」41.4%、「単一化」対「独自出馬」は拮抗

● 一方、安哲秀院長の出馬の是非に対する世論及び出馬する場合、野党候補との単一化の是非については、少なくない保留層と共に賛否が拮抗している。出馬の是非については、出馬すべきだという世論が34.6%、出馬すべきでないという世論が41.4%で、出馬すべきでないという世論がややリードしているが、分からないという世論が24.0%で、有権者の4分の1が依然として立場を定めていない。

● 候補単一化については、野党候補と単一化すべきだという世論が37.2%、独自出馬すべきだという世論が38.1%で拮抗しており、分からないという回答も24.7%であった。7月調査結果に比べ、候補単一化すべきだという世論が42.3%から5.1%p減少し、独自出馬世論が2.2%p増加したのが特徴である。特に7月調査で1対1仮想対決で安哲秀院長を支持した層のうち65.5%が野党候補との単一化を支持し、26.9%が独自出馬を賛成していたのと異なり、今回の調査では安哲秀院長を支持した層のうち55.5%のみが候補単一化を支持し、32.9%が独自出馬を支持したと 나타났다. 最近の民主党予備選過程に対する失望が、安哲秀院長支持層の独自出馬立場を強化させているものと見られる。

[図4] 安哲秀院長の出馬の是非と候補単一化に対する態度(%)

安 出馬支持理由「新しい政治への期待」76.4%、反朴・反セヌリ 13.9%

安 出馬反対理由「政治以外の領域で貢献してほしい」43.5%、「国政/政治はできないだろう」42.5%

● 今回の調査では、安哲秀院長が出馬すべきだという回答者に対し、なぜ出馬すべきだと考えるのか、出馬すべきでないという回答者にはなぜそう考えるのかを尋ねた。出馬支持者277名を対象に出馬支持理由を尋ねた結果、「既存の政治家、既存の政党とは異なる価値とビジョンを実現してくれると期待して」という新しい政治への期待感が76.4%と圧倒的に多かった。「朴槿恵候補とセヌリ党の執権を防ぐため」が13.9%、「文在寅候補や民主党が改革/進歩の価値を実現するのに不足しているため」という回答が6.0%に過ぎなかった。

● 一方、出馬すべきでないという回答者331名は、「政治以外の領域で我々の社会に貢献する部分が多いと考えて」という回答が43.5%と最も多く、「大統領として国政運営や政治はうまくできないだろうと考えて」という回答が42.5%であった。「政治をすれば傷つくのが残念だから」という回答が9.7%、「私が支持する他の候補が当選することを願うから」という回答が2.6%に留まった。安院長の出馬に対する否定的な回答のうち相当数が朴槿恵候補支持層であることを考慮し、1対1対決では安院長に投票すると答えた人々の中で、出馬しないでほしいと答えた回答者73名に同様の質問を投げかけた結果、全体の回答順位は同じだが、その分布に違いがあった。「政治以外の領域で貢献してほしい」という回答が49.3%に達し、全体の回答者の回答比率より低い25%は、やはり国政運営や政治ができないだろうという懸念を示した。傷つくことが心配だという回答が全体回答に比べて高い17.4%であった。

[図4] 安哲秀院長が出馬すべきだと回答した回答者277名の出馬支持理由(%)

[図5] 安哲秀院長が出馬すべきでないと回答した回答者331名の出馬反対理由(%)

2. 朴槿恵 vs 安哲秀 イメージ知覚図(perceptual map)

朴槿恵は国政遂行能力、安哲秀は個人の魅力が際立つ

1) 朴対安イメージ分析:朴は6項目、安は4項目で優位

朴 - 愛国心 68.8%、国政問題認識 65.2%、危機管理能力 57.8%、予測可能性優位 57.5%、

安 - コミュニケーション能力 78.5%、清廉性 71.1%、外見的魅力 57.7%で優位、経験不足 76.2%

● 今回の調査では、政治マーケティング(political marketing)の手法を用いて、首位走者である朴槿恵候補と安哲秀院長に対する有権者のイメージを対応分析(correspondence analysis)手法を用いた知覚図を通じて比較する。本研究は、政治指導者に対するイメージを国政遂行能力次元と個人能力/魅力次元に区分し、英米合作機関であるMORIが開発した14項目の指導者イメージ調査分析枠を一部借用(6項目)、一部修正して、計10項目の測定項目で構成した。各候補について、各測定項目のイメージを該当候補が持っているかそれぞれ調査した。

● [表2]は、それぞれの測定項目と朴槿恵候補及び安哲秀院長について該当すると回答した回答者の割合を整理した結果である。国政遂行能力と関連しては、(1) 愛国心(MORI) (2) 韓国の直面課題への理解度(MORI) (3) 危機管理能力(MORI) (4) 統治スタイルにおける予測可能性と安定性 (5) 南北/国際問題への対処能力を、個人能力次元では (1) 清廉度 (2) 外見の好感度 (3) 部下/一般人とのコミュニケーション(MORI) (4) 経験不足(MORI) (5) 民衆を軽視(MORI)で構成した。経験不足と民衆軽視の項目は、否定的な陳述に対する賛否で解釈する際に混同してはならない。これらの回答比率を放射状グラフで表現したものが[図6]である。

[表2] EAI政治指導者イメージ知覚図分析モデル(MORIモデル修正):該当すると回答した割合(%)

[図6] 朴槿恵・安哲秀指導者イメージ測定項目別同意率(%)

2) 対応一致分析を通じた安対朴イメージ知覚図

● 度数分析結果を見ると、国政遂行能力の構成要素である愛国心、韓国の直面課題への認識、危機管理能力、予測可能性と安定性の次元では、朴槿恵候補に対する肯定的な評価が過半数を超えただけでなく、安哲秀院長に対する肯定的な評価を上回った。逆に安哲秀院長は、個人能力に分類される部下及び一般国民とのコミュニケーション能力と清廉度において非常に高い評価を受けた。有権者の間で議論されている外見についても、安哲秀院長が肯定的な評価を受けた。経験不足の項目については、安哲秀院長に対しては76.2%が肯定しており、経験不足が最大の弱点とされている一方、朴槿恵候補については30.4%に留まった。一方、朴槿恵候補は相対的にコミュニケーション能力に対する否定的な評価が高かった。

● これらの各項目に対する有権者の回答データを基に対応一致分析を行い、各候補に対するイメージを視覚的な知覚図(perceptual map)で表現したものが[図6]である。度数分析結果のように、愛国心、韓国の直面課題への認識、危機管理能力と予測可能性/安定感のある統治スタイルに対する有権者のイメージは朴槿恵候補と近く認識されている一方、安哲秀院長の場合、部下、一般人とのコミュニケーション能力、外見の好感度、清廉度が相対的に近く現れている。経験が不足しているというイメージは安哲秀院長側に偏ったイメージとして現れている。一方、南北関係、安保問題への対処能力は朴槿恵候補がやや優位だが、両候補とはかなり距離があるように映っており、民衆を軽視するというイメージも両候補のイメージとは合わないことが分かった。

[図6] 対応一致分析を通じた朴槿恵/安哲秀イメージ知覚図

3. 8月の政治指標

国政支持率上昇 23.9% → 29.6% - 竹島訪問など対日攻勢に対する肯定的な反応

政党支持率:セヌリ党 46.2%、民主統合党 34.8%

● 国政支持率については、29.6%と総選挙前後で急落した支持率下落傾向が止まり、上昇に転じた。李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島訪問及びその後の対日強硬対応が世論の反応を得たものと推測される。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時期にも2006年4月の支持率下落過程で対日強硬談話発表後に支持率が上昇したのと似た様相である。しかし、当時の支持率上昇は一時的な効果であり、長くは持続せず、5月の地方選挙で大敗した経験は、対外政策を通じた支持結集効果は支持層拡大強化よりも一時的なイベント効果に留まる特性があることを示している。李明博大統領の国政支持率も、対日強硬ドライブだけで上昇傾向を続けることは容易ではないと見込まれる。

● 一方、政党支持率は前月比で大きな変化はなかった。セヌリ党支持率46.2%、民主統合党支持率34.8%で、セヌリ党が11.4%p優位を維持しており、統合進歩党は10%近く上昇した総選挙後、内紛と暴力事態で5%未満に落ち込んだ状態である。その後、政党支持率が急速に両党中心に収斂する傾向を見せており、4.11総選挙以降、セヌリ党優位の政党支持率が着実に維持されている様相である。

[図7] 国政支持率の変化 (%)

[図8] 政党支持率の変化 (%)

*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。

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