[世論ブリーフィング115号] 世界人の目に映った17カ国の国際的評判
[世論ブリーフィング115号] BBC World Service・GlobeScan・EAI共同 2012 Global Poll 22カ国調査
1. 22カ国調査結果の総合
2. 米中結果の特徴
3. 韓国調査結果の特徴
4. 米国・中国・日本・北朝鮮調査結果の主な特徴
1. 22カ国調査結果の総合
1) 17カ国の国際的評判
- 国際的評判が最も良い国は日本
- 欧州諸国の弱体化の中、9位から5位に浮上した中国
- 韓国の国際的評判は17カ国中12位、北朝鮮は15位
■ 国際関係において、自国が望むものを得ることを可能にする力(power)には、軍事力や経済力のようなハードパワー(hard power)だけがあるわけではない。魅力(attractiveness)や評判(reputation)のように、他国の自発的な同調を引き出すソフトパワー(soft power)もある。このうち、ソフトパワーの重要な要素である国際的な評判について考察するため、17カ国が国際的に与える影響が概して肯定的(mainly positive)か、それとも否定的(mainly negative)かについて、世界の人々に尋ねた。
■ 世界の人々が選んだソフトパワーの中で、国際的評判の最大の強国は、2011年の調査でドイツと英国に次いで3位だった日本である。日本国民に対して実施した調査結果を除いた、残りの21カ国国民の調査結果のみで平均を出した結果、日本の国際的な影響が肯定的だと回答した割合は58%で、調査対象国の中で最も高かった。日本に次いで肯定的な評価割合が高い国は、ドイツ、カナダ、そして英国である。ドイツに対する国際的な影響が肯定的だと回答した割合は56%、カナダは53%、英国は51%だった。
■ 中国に対する肯定的評価の割合は50%で、調査対象17カ国中5位だった。2011年の調査では44%で9位だったのと比較すると、4つ順位を上げた結果である。中国が得た50%の回答割合は、フランスの48%、EUの48%はもとより、米国の47%よりも高い数値であり、それだけ中国に対する国際的評判の地位が高かったことを意味する。
■ 国際的に与える影響に対する肯定的な評価割合が低い国は、イラン、パキスタン、北朝鮮、そしてイスラエルだった。イランが国際的に肯定的な影響を与えていると回答した回答者の割合はわずか16%だった。パキスタンも16%という低い回答割合で調査され、北朝鮮の回答割合は19%、イスラエルは21%だった。
■ 22カ国調査結果において、ロシア、韓国、南アフリカ共和国もまた、国際的評判において肯定的な評価を受けられなかった国々である。ロシアの場合、肯定的という回答者の割合は31%であり、韓国と南アフリカは37%だった。調査対象国17カ国全ての肯定的評価回答者の割合が40%であった点を考慮すると、これら3カ国の回答割合は全て全体の平均に達していない。
- 否定的な評価割合が低い国はカナダ、ドイツ、ブラジルの順
- 日本5位、韓国10位、中国11位、米国12位
■ 国際的に与える影響力に対する肯定的な評価割合と反比例するように、否定的な評価割合が現れる国々がある。イラン、パキスタン、北朝鮮、そしてイスラエルは、肯定的な評価割合が低い分、否定的な評価割合が高かった。イランの場合、国際的に与える影響力について否定的に評価した割合は55%、パキスタンは51%、北朝鮮とイスラエルは50%だった。
■ だからといって、国際的に与える影響力に対する肯定的な評価割合が、そのまま否定的な評価割合と正確に反比例するわけではない。代表的な例が日本とブラジルである。まずブラジルの場合、否定的な評価割合は18%で、17の調査対象国の中で3番目に低い回答割合を示した。肯定的な評価割合では45%で中間程度の順位だったのと比較すると、差は大きかった。しかし、ブラジルの場合、「分からない/保留」の回答割合が37%に達した点を考慮すると、依然として多くの世界の人々がブラジルの国際活動についてよく知らないということが分かる。
■ 日本はブラジルと異なり、「分からない/保留」の回答割合は21%で、今回の調査で中国の19%と米国の20%に次いで低かった。この事実は、それだけ多くの世界の人々が日本の国際的な影響力に関する情報を持っていることを意味する。今回の調査で、日本が国際的に与える影響力が否定的だと回答した回答者の割合は21%で、カナダ、ドイツ、ブラジル、英国に次いで5位だった。肯定的な評価割合で1位だったという事実を考慮すると、日本の国際的な影響力について否定的に評価する世界の人々の数も少なくないことが分かる。
■ 韓国は、否定的な評価割合が27%で、調査対象17カ国の中で10位だった。中国は31%で11位、米国は32%で12位だった。これら3カ国の否定的な評価結果を順位だけで見ると、韓国は肯定的な評価割合で12位だったものが、否定的な評価割合では2つ順位を上げたのに対し、中国は5位から11位へ、米国は8位から12位へと順位を下げた。
[図1] 17カ国の国際的評判(%)
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| 肯定的評価順 | 否定的評価順 |
2) 国際的評判の変化推移
- 日本の肯定的な国際的評判、2010年から上昇を継続
- 2011年比、肯定的評価割合EU 9%P、英国 7%P、ドイツ 6%P、フランス 4%P下落
- 中国は逆に6%P上昇
■ 国際的に与える影響において最も肯定的な評価を受けた日本の成果は、短期間の成果ではない。2010年の調査で53%、2011年には57%の肯定的評価を受けており、2012年の調査結果(58%)もその延長線上にある。
■ 一方、深刻な財政危機を経験し、グローバル金融市場を不安定にさせている欧州諸国の下落が顕著だった。2011年の調査で最も高い肯定的評価割合62%を示したドイツは、2012年の調査で6パーセントポイント(P)減少し、56%の回答割合を示した。英国、フランス、そしてEUもまた、前回の調査結果と比較して今年の調査で肯定的評価割合が減少した。英国は2011年58%だったが、2012年には51%だった。フランスは2011年52%だったが、2012年には48%だった。EUの減少幅はより大きく、2011年の調査で肯定的評価割合が57%だったが、2012年の調査では2011年と比較して9パーセントポイント(P)下落した48%となった。
■ 欧州諸国の国際的評判が否定的な評価へと移行してできた隙間を埋めた国は、日本以外にもう一つある。それは中国である。中国のこのような浮上は、2012年の調査結果だけに限定されるものではない。日本と同様に、2010年と2011年の調査でも肯定的評価割合はそれぞれ41%と44%で上昇を続けた。特に2012年の調査では、肯定的評価割合が50%となり、2011年の44%と比較して6パーセントポイント(P)高まったことで、日本をはじめとする調査対象国全体の中で最も高い増加率を示した。
[表1] 17カ国の国際的評判の変化推移(%)
注)平均値の算出において、自国の世論調査結果は除外
- 中国の国際的評判の改善、2010年以降で最大幅
- 韓国の国際的評判も着実に改善中
■ 中国に対する世界の人々の肯定的な評判の増加傾向は、肯定的評価と否定的評価の差からも確認できる。調査対象17カ国のうち、韓国と共に2010年から2012年の調査まで3年連続で肯定的評価割合から否定的評価割合を引いた値が増加した、すなわち肯定的評価割合が否定的評価割合よりも大きく増加した国でもある。中国に対する国際的評判に関する肯定的・否定的回答割合の差は、2010年には3パーセントポイント(P)だったが、2011年には6パーセントポイント(P)へと増加幅を拡大し、2012年の調査ではその幅をさらに拡大し、19パーセントポイント(P)まで増加した。
■ 韓国の場合も中国と同様に、肯定的評価割合が否定的評価割合よりも3年連続で増加した国である。たとえその差の大きさは中国より小さく、肯定的評価割合の増加よりも否定的評価割合の下落に起因する結果ではあるが、2010年には3パーセントポイント(P)、2011年には4パーセントポイント(P)、そして2012年には10パーセントポイント(P)増加したことは、中国を除く他の国々の回答割合間の差が横ばいか、あるいはむしろ縮小したという事実を考慮すれば、小さいとは言えないだろう。
[表2] 17カ国の肯定的・否定的評判の差(%)
2. 米中結果の特徴
1) 米中結果の比較
- 中国に逆転された米国の国際的評判
- 国際的評判:肯定的は中国50%、米国47%
■ 米国と中国のハードパワーは、世界秩序を左右するG2と呼ばれているが、ソフトパワーの重要な要素である国際的な評判においては、依然として日本や欧州諸国に後れを取っていた。加えて、米国と中国の調査結果に見られる特徴は、中国に対する国際的評判が2009年以来初めて米国を上回った点である。米国は2009年のオバマ政権発足以降、2011年まで国際的評判において肯定的評価割合を着実に高めてきただけでなく、中国よりも常に上位に位置していた。しかし、2012年の調査では、これまで続いてきた肯定的評価割合の上昇傾向が下落傾向に転じただけでなく、肯定的評価割合においても中国を下回る結果となった。
[図2] 中国と米国の国際的評判:肯定的評価割合の変化推移(%)
注)括弧内の数字は、当該年の調査参加国数を示す
2) 評価基準の比較
- 世界の人々が米国の国際的評判を考慮する要素:外交政策45%
- 中国の国際的評判を考慮する要素:経済と産業44%
■ 国際的評判において見られる中国の台頭と米国の停滞の原因は、世界の人々が重要視している基準が何であるかを通じて推測できる。今回の調査参加国の中からブラジルと日本を除く他の20カ国で、それぞれ100人~500人、合計約4,000人の国民を対象に今回の調査と併せて尋ねた結果によると、米国に対する国際的な影響力を評価する基準として最も多く挙げられた項目は、45%の回答割合を示した外交政策であった。経済と産業が23%でこれに続き、自国民への統治方式、そして芸術・音楽・食を含む文化と伝統がそれぞれ14%、その他/無回答が4%だった。
■ 中国については、経済と産業を挙げた回答者の割合が44%で最も高く、外交政策は21%だった。文化と伝統が17%、統治方式が14%、その他/無回答が3%となった。グローバル経済危機という状況下で、経済的には縮小したが、外交政策においては依然として強力な力を行使している米国と、欧州諸国の困難な経済状況を受けて世界経済の救世主としても浮上した中国の地位が対照的な結果である。
[図3] 米国と中国に対する国際的評判の評価基準(%)
- 国際的評判の否定的評価の核心要素:米国は外交政策
- 中国は経済と産業+自国民への統治方式
■ 世界の人々が米国と中国の国際的評判について、肯定的に評価した場合と否定的に評価した場合に分け、どのような評価基準がどれだけ考慮されたかを分析した。本設問を尋ねなかったブラジルと日本を除く他の20カ国の調査結果を総合して分析した結果、まず米国の場合、肯定的に評価した世界の人々は外交政策を考慮したと回答した割合が38%で最も高く、経済と産業が30%、文化と伝統が15%、統治方式が14%、その他/無回答が3%だった。否定的に評価した回答者においても、外交政策という回答者の割合が54%で最も高く、肯定的に評価した結果の38%と比較すると16パーセントポイント(P)高い結果である。統治方式と経済と産業がそれぞれ14%、文化と伝統が13%、その他/無回答が6%だった。
■ 中国の国際的な影響力を肯定的に評価した世界の人々は、経済と産業を最も多く挙げた。経済と産業の回答割合は51%、文化と伝統が20%、外交政策が19%、その他/無回答と統治方式がそれぞれ8%と7%だった。中国の国際的な影響力を否定的に評価した回答者が最も多く挙げた評価要素は経済と産業であり、回答割合は32%だった。自国民への統治方式を挙げた回答者の割合も27%で、肯定的評価での回答割合7%と比較すると20パーセントポイント(P)高かった。外交政策という回答割合は25%、文化と伝統が12%、その他/無回答が5%だった。
[図4] 米国に対する肯定的・否定的評判別の評価基準(%)
[図5] 中国に対する肯定的・否定的評価基準(%)
3. 韓国の調査結果の特徴
1) 韓国の国際的評判
- 韓国の国際的評判、肯定的評価比率37%、否定的評価比率27%
- 韓国の国際的評判、肯定的評価はナイジェリア > 米国 > 中国の順
- 韓国の国際的評判、否定的評価はドイツ > 英国 > スペインの順
■韓国に対する22カ国の国際的評判の評価結果を見ると、韓国の国際的地位が依然として低い水準にあることがわかる。これまで核安全保障サミットやG20サミットをはじめとする重要な国際会議を開催し、多岐にわたる国際支援や交流事業に力を入れる一方、K-POPをはじめとする韓流ブームが世界各地で続いているとはいえ、これらの努力や成果が直ちに韓国に対する国際的評判に反映されて現れるわけではないという意味である。実際の今年の調査で、韓国に対する国際的評判を肯定的に評価した回答者の比率は平均37%であり、順位は昨年の調査と同じ12位であった。
■大陸別に分けて見ると、まずアジアでは、韓国の国際的評判について、韓国を除いた国々の中で肯定的な評価比率が最も高い国は中国である。中国国民の52%が韓国の国際的評判を肯定的に評価した。インドネシアとオーストラリアでの肯定的な評価比率はそれぞれ50%と47%であった。日本は34%、インドは25%、そしてパキスタンは22%のみが肯定的と評価し、全体平均の37%を下回った。北米の米国とカナダでは、韓国の国際的評判を肯定的に評価した比率はそれぞれ53%と52%で全体平均より高かったが、南米地域で最も高い肯定評価比率を示したブラジルの34%をはじめ、他の国での回答者の比率はすべて平均に達しなかった。欧州でもフランス(45%)と英国(43%)を除き、ロシア(27%)、スペイン(21%)、そしてドイツ(18%)での肯定的な評価比率は全体平均を下回った。アフリカでは、ナイジェリアの肯定評価比率が63%で最も高く、ケニア43%、ガーナ36%、そしてエジプト30%と調査された。
■否定的に評価した回答者の比率を基準に韓国の国際的評判を見ると、最も否定的に評価した国はドイツ、英国、スペイン、ブラジルの順であり、ブラジルを除いた他の国はすべて欧州の国々であった。ドイツの否定的評価比率は46%で、全体平均の27%より19パーセントポイント(P)高く、英国は42%、スペインとブラジルは41%、そしてフランスは40%であった。否定的な回答比率が低い国は、ガーナ、ペルー、ロシア、インドネシア、そして日本の順であった。ガーナの回答比率は8%であり、ペルーとロシアは12%、インドネシアは15%、そして日本は16%であった。
■全体的に、分からない/保留の回答比率が少なくは15%から多くは61%に達するという点にも注目すべきである。肯定的/否定的な評価そのものへの関心とともに、韓国についてよく知らない世界中の人々が依然として多いという意味にも捉えられるからである。
[図6] 韓国に対する国際的評判(%)
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| 肯定的な評価基準 | 否定的な評価基準 |
注)平均値の計算において自国世論調査の結果は除外
2) 韓国の国際的評判の変化推移
- 2011年比、肯定的評価の増加比率ナイジェリア > 中国 > ケニアの順
- 2011年比、否定的評価の増加比率韓国 > チリ > スペインの順
- 韓国国民の肯定的評価比率 2011年84% 2012年57%
■2011年の調査結果と今年の2012年の調査結果を比較して見ると、まず肯定的評価比率が最も多く増加した国はナイジェリア、中国、ケニア、そしてエジプトであった。ナイジェリアの場合、韓国に対する国際的評判を肯定的に評価した回答者の比率は2011年42%であったが、2012年の調査では63%と21パーセントポイント(P)増加した。中国では2011年36%であったものが2012年52%と16パーセントポイント(P)増加した。ケニアも中国と同様に、昨年の調査と比較して今年16パーセントポイント(P)増加し、エジプトは7パーセントポイント(P)増加した。
■逆に、肯定的評価比率が最も大きく減少した国は韓国、チリ、スペイン、そしてガーナの順となった。韓国国民の中で韓国の国際的評判を肯定的に評価した回答者の比率は、2011年の調査で84%であったが、2012年の調査では57%と27パーセントポイント(P)減少した。チリは12パーセントポイント(P)、スペインは8パーセントポイント(P)、そしてガーナは7パーセントポイント(P)減少した。
■否定的評価比率が最も大きく減少した国は中国である。中国国民は2011年、韓国の国際的評判を否定的に評価した比率が50%であったが、2012年の調査では28%と22パーセントポイント(P)減少した。ロシアとケニアでも韓国に対する国際的評判が改善され、昨年と比較して10パーセントポイント(P)程度の回答比率が減少したと見られる。
■否定的な評価が最も大きく増加した国は韓国である。韓国国民の中で韓国の国際的評判を否定的に評価した比率が2011年9%から2012年34%へと25パーセントポイント(P)も増加したと調査され、2番目に否定的な評価比率が増加した日本の5パーセントポイント(P)を大きく上回った。
[表3] 韓国に対する国際的評判の変化推移(%)
注)平均値の計算において自国世論調査の結果は除外
3) 韓国・中国・日本の大陸別ソフトパワー
- 大陸別、韓中日ソフトパワーの最弱は韓国
- 日本のソフトパワー、中国を圧倒
■韓国の国際的評判を中国や日本と比較し、大陸別(平均値)に見ると、まず韓国に対する評判が中国や日本より高い大陸は一つもなかった。北米地域での国際的評判は中国より肯定的であったが、その差は5パーセントポイント(P)に過ぎない。
■大陸別に分けて見ると、アジアでは日本の国際的評判を肯定的に回答した比率の平均が47%で最も高かった。中国が44%、韓国が38%であった。北米では日本が73%で、中国の48%や韓国の53%を圧倒した。欧州でも日本は62%で、中国の44%や韓国の31%より高かった。南米でも日本は55%で、中国(47%)や韓国(29%)より高かった。アフリカでは事情が異なり、中国に対する肯定評価比率が70%で、日本の63%より高かった。
[図7] 大陸別、韓中日の国際的評判肯定的評価比率(%)
注)大陸別調査国は
‒ アジア:中国・インド・インドネシア・日本・パキスタン・韓国・オーストラリア
‒ 北米:米国・カナダ
‒ 欧州:ドイツ・ロシア・スペイン・英国・フランス
‒ 南米:メキシコ・ブラジル・チリ・ペルー
‒ アフリカ:ガーナ・ナイジェリア・エジプト・ケニア
- 国の評判、経済と産業を考慮する 日本41% 中国44% 韓国27%
- 外交政策 日本22% 中国21% 韓国28%
- 自国民に対する統治方式 日本12% 中国14% 韓国18%
■ソフトパワーの重要な構成要素である外交政策、文化と伝統、統治方式、経済と産業が国際的評判において、韓中日の国際的評判の評価にどの程度考慮されているかを調査した結果を見ると、韓中日3カ国すべてにおいて経済と産業が重要視されている。もちろん程度の差はあった。まず経済と産業を考慮するという回答比率で中国が44%で最も高く、日本が41%、そして韓国が27%であった。
■韓国に対する世界の人々の回答において、日本や中国と比較してより高い回答比率を示した項目は外交政策と統治方式であった。外交政策を韓国の国際的評判において重要に考慮するという回答比率が28%で、日本の22%や中国の21%よりも高かった。統治方式を重要に考慮するという回答比率が18%で、日本の12%と中国の14%よりも高かった。結果として、世界の人々が韓国の国際的評判を評価する重要な要素として、韓国の経済と産業に加え、外交政策と自国民に対する韓国政府の統治方式も重要に考慮しているという意味である。
[図8] 韓中日に対する国際的評判評価基準(%)
4) 韓国人の17カ国評判調査結果
- 肯定的評価比率 ドイツ > カナダ > EUの順
- 否定的評価比率 北朝鮮 > イラン > イスラエルの順
- 肯定的評価比率 米国62% 日本38% 中国33% 北朝鮮6%
■韓国国民が17の調査対象国の中で国際的評判を最も肯定的に評価した国は、韓国を最も否定的に評価したドイツであった。ドイツに対して肯定的に評価した比率は75%で、全体平均の43%と比較して32パーセントポイント(P)も高かった。カナダ、EU、フランス、そして英国と米国がその後に続いた。まずカナダを肯定的に評価した比率は72%であり、EUが67%、フランスが63%、そして英国と米国が62%であった。これらの国々はすべて欧州と北米の国々であるという点に加え、経済的に豊かな国々であるという共通点を持っている。
■否定的に評価した国々は、北朝鮮、イラン、イスラエル、そして中国の順であった。北朝鮮に対しては91%が国際社会に否定的な影響を及ぼしていると評価し、イランは79%、そしてイスラエルは69%の回答比率を示した。中国に対しては64%が否定的な評価を下し、中国国民が韓国に対して28%が否定的に評価した結果と比較して差が見られた。
[図9] 韓国国民の17カ国国際的評判調査結果(%)
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| 肯定的な評価基準 | 否定的な評価基準 |
注)平均値の計算において自国世論調査の結果は除外
- 日本の評判、肯定的評価比率 2011年比30% P急減
- 米国12% P 中国5% P減少
■ 韓国国民の調査対象17カ国に対する国際的評判は、2011年の調査結果と比較して差異が見られる。日本に対する肯定的な評価比率が30%ポイント(P)も減少したことはもちろん、インド、英国、フランス、EUに対しても20%ポイント(P)内外の減少幅を示した。
■ 否定的に評価した回答比率を比較した結果においても、日本は2011年の20%から2012年の58%へと38%ポイント(P)増加したことが分かった。インド、EU、フランス、英国に対する肯定評価比率は20%ポイント(P)前後減少した。
[表4] 韓国国民の2011年~2010年17カ国国際的評判増減推移(%)
注) 平均値の計算において自国世論調査結果は除外
4. 米国・中国・日本・北朝鮮調査結果の主な特徴
1) 韓・米・中・日相互評価基準比較
■ 韓国・米国・中国・日本に対する相互の国際的評判の肯定的・否定的な評価において、重要視された要素を比較分析した。韓国の国際的評判を肯定的に評価した米国人は、経済と産業を挙げた比率が50%で最も高かった。逆に否定的に評価した米国人の47%が外交政策を挙げた。中国人の中で韓国の国際的評判を肯定的に評価する要因として、経済と産業(35%)、文化と伝統(27%)、外交政策(25%)の順に挙げた。否定的に評価した中国人の中で韓国の外交政策を挙げた比率は54%で最も多かった。韓国の国際的影響力を肯定的に評価した韓国人は、その要因として経済と産業(35%)、文化と伝統(31%)を多く挙げた。否定的に評価した韓国人の57%が韓国政府の国民に対する統治方式を挙げた。
■ 米国に対する国際的評判を肯定的に評価した韓国人が挙げた最も重要な要因は外交政策であった。回答比率は48%であったが、同時に否定的に評価した韓国人からも外交政策だと回答した比率が62%であったことから、米国の外交政策を巡る韓国人の鋭い視点の違いが読み取れる。中国人の中で肯定的に評価した場合、その要因として経済と産業(31%)、文化と伝統(26%)、外交政策(25%)を多く挙げた。否定的に評価した中国人は、その要因として外交政策を挙げた比率が51%で最も高かった。米国人は肯定的に評価した場合、その要因として統治方式、外交政策、文化と伝統、経済と産業の全てで20%台の均等な回答比率を示した。逆に否定的に評価した米国人は、その要因として外交政策(49%)と経済と産業(37%)を多く挙げた。
■ 中国の国際的評判を肯定的に評価した韓国人は、その要因として経済と産業(35%)、文化と伝統(31%)を多く挙げた。否定的に評価した韓国人の57%が中国の統治方式を挙げた。中国の国際的評判を肯定的に評価した米国人の50%が経済と産業のためだと回答した。否定的に評価した米国人の47%は外交政策を挙げた。中国人の中で、経済と産業(35%)、文化と伝統(27%)、外交政策(25%)を肯定評価の要因だと回答するケースが多かった。否定的に評価した中国人のうち、外交政策を挙げたケースが54%で最も多かった。
■ 日本が国際的に肯定的な影響を与えていると回答した韓国人のうち41%が経済と産業のためだと回答した。否定的な影響を与えていると回答した韓国人の58%は日本の外交政策だと回答した。米国人の中で日本に対して肯定的に評価した要因として経済と産業を挙げたケースが48%で最も多かった。否定的に評価した要因には統治方式(40%)と経済と産業(33%)が多かった。中国人たちは外交政策(39%)と経済と産業(39%)のために日本の国際的評判を肯定的に評価したと回答した。否定的に評価した中国人は、その要因として外交政策(47%)を多く挙げた。
[表5] 韓米中日相互評判要素比較(%)
注) 日本の調査では本質問は行われず
2) 米国調査結果の主な特徴
■ 米国の国際的評判を最も肯定的に評価した国家はケニア、ナイジェリア、米国、そしてフランスと韓国であった。これらの国の国民は皆60%以上が米国の国際的評判を肯定的だと回答した。一方、最も否定的に評価した国家はパキスタン、ロシア、中国、そしてエジプトとドイツであった。特にパキスタンでの否定評価比率が61%で、全体の平均33%と比較しても約2倍高かった。他の4カ国も否定評価比率が40%台と高かったばかりか、肯定評価比率よりも全て高かった。
■ 米国人が見る17カ国に対する国際的評判調査結果を見ると、最も肯定的な評価を受けた国家は米国の伝統的友好国とされるカナダ(84%)、英国と日本(74%)、そしてドイツ(68%)の順であった。韓国は53%の回答比率を示し、全体の平均49%を4%ポイント(P)上回った。逆に最も否定的な評価を受けた国家はイラン(80%)、北朝鮮(79%)、そしてパキスタン(75%)の順であり、中国とロシアも40%台の回答比率を示し、否定的な評価を受けた国家である。
[図10] 米国調査結果(%)
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| 世界人が見る米国に対する国際的評判 | 米国人が見る17カ国国際的評判 |
注) 平均値の計算において自国世論調査結果は除外
3) 中国調査結果の主な特徴
■ 中国の国際的影響力に対する最も肯定的な評価をした国家はナイジェリア、中国、パキスタン、そしてケニアである。これらの国の国民は皆70%以上が中国に対して肯定的に評価しており、全体の平均50%を大きく上回る結果となった。逆に中国の国際的影響力に対する否定的な評価は韓国が64%で最も高く、日本(50%)、フランス(49%)、スペイン(48%)、そしてドイツ(47%)の順で高かった。
■ 17の調査対象国の中で中国国民が最も肯定的に評価した国家は中国であり、回答比率は86%に達した。ドイツ(53%)、ロシア(52%)、韓国(52%)、そしてカナダ(50%)がこれに続いたが、中国の結果とは差が大きかった。逆に最も否定的な評価を受けた国家は日本であった。日本の回答比率は63%であり、米国(48%)、イラン(46%)、そしてイスラエル(45%)の順で否定的な評価比率が高かった。北朝鮮については35%が否定的に評価しており、肯定的に評価した回答比率37%と似た結果となった。
[図11] 中国調査結果(%)
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| 世界人が見る中国に対する国際的評判 | 中国人が見る17カ国国際的評判 |
注) 平均値の計算において自国世論調査結果は除外
4) 日本調査結果の主な特徴
■ 今回の調査で国際的評判が最も肯定的な国家である日本は、ほとんどの国家で均等に肯定的な評価を受けただけでなく、否定的な評価比率が肯定的な評価比率より高い国が2カ国に過ぎなかった。しかし、この2カ国においては否定的な評価比率が肯定的な評価比率を圧倒した。その2カ国とは、日本と最も隣接した周辺国である中国と韓国である。中国人の場合、日本が国際的に与える影響が肯定的だと評価した比率が16%に過ぎなかったのに対し、否定的だと評価した比率は63%に達した。韓国人も同様に否定的な評価比率が58%で、肯定的な評価比率38%より高かった。
■ 17カ国に対する日本人たちの評価を見ると、最も肯定的な評価を受けた国家は日本(41%)、カナダ(39%)、ドイツとインド(38%)、英国(35%)、そして韓国(34%)であった。逆に否定的な評価を受けた国家には北朝鮮が88%で最も高く、52%のイランと50%の中国がこれに続いた。
[図12] 日本調査結果(%)
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| 世界人が見る日本に対する国際的評判 | 日本人が見る17カ国国際的評判 |
注) 平均値の計算において自国世論調査結果は除外
5) 北朝鮮に対する調査結果の主な特徴
■ 北朝鮮に対する世界人の評判は、アフリカ諸国、中国、パキスタン、ロシア、そしてチリを除いて、否定的な評価比率が肯定的な評価比率より高かった。
■ 北朝鮮に対する世界人の評判を2012年の調査結果と2011年の調査結果と比較して見ると、まずナイジェリア、ケニア、メキシコ、エジプトでは2011年と比較して10%以上肯定評価比率が増加した。10%以上の否定評価比率が増加した国はインドネシアとガーナであった。
■ 北朝鮮評判の評価基準を見ると、外交政策と自国民に対する統治方式の回答比率がそれぞれ34%と28%で最も高かった。文化と伝統、経済と産業を挙げた回答比率は14%であった。
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| [図13] 世界人が見る北朝鮮に対する評判 | [表6] 北朝鮮 2012年 2011年 肯定評価比較 |
| [図14] 北朝鮮評判の評価基準 |
*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。