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[世論ブリーフィング 第100号] 7.4 ハンナラ党全国党大会と現政局の核心的争点

カテゴリー
論評・イシューブリーフィング
発行日
2011年6月27日
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[世論ブリーフィング 第100号] EAI・YTN・中央日報・韓国リサーチ共同企画 6月定期世論バロメーター調査

1. 7.4 ハンナラ党全国党大会:興行に赤信号、「関心なし」66.8%

2. 現政局の争点:半額学費/公職不正/ソウル市無償給食案

3. 主要政治指標:4.27補欠選挙後、野党の上昇傾向が鈍化


【7.4 ハンナラ党全国党大会】興行に赤信号、「関心なし」66.8%

- 次期代表支持率:2強(羅卿瑗/洪準杓)- 2中(元裕哲/南景弼)- 3弱(劉承旼/朴振/権寧世)

(1) 7.4 ハンナラ党全国党大会

国民全体、「関心あり」31.0%、「関心なし」66.8%

ハンナラ党支持層、「関心あり」52.3%、「関心なし」45.6%

● 4.27補欠選挙での敗北の衝撃から脱し、2012年の総選挙、大統領選挙を率いる次期党代表を選出するための執権与党の全国党大会が7月4日に予定されている。6月23日の全国党大会候補者受付日には、元喜龍、権寧世、洪準杓、南景弼、朴振、劉承旼、羅卿瑗候補(以上、登録順)が登録を終え、24日の大邱・慶北(テグ・キョンブク)圏ビジョン発表会を皮切りに、計6つの圏域で選挙遊説を行うことになる。

● 遊説初期という点を考慮する必要があるが、全体的に今回の全国党大会に対する国民の関心はまだ冷めている。「7月4日に行われるハンナラ党全国党大会にどれほど関心があるか」という質問に対し、全体の回答者の31.0%のみが「関心がある」と答え、66.8%は「関心がない」と答えた。

女性、20~30代、忠清(チュンチョン)圏、無党派層が興行の死角地帯

● 女性の場合、「関心がある」との回答が27.7%で、男性の回答34.3%に比べ低かった。年齢別では、20代では21.2%、30代では17.0%と、50代の42.1%、60代以上の47.4%に比べて著しく低かった。世論の均衡軸である40代では、平均をやや下回る29.3%の水準だった。

[図表1] 7.4 ハンナラ党全国党大会への関心度 (%)

● 地域別に見ると、大邱・慶北が38.1%で最も高く、光州/全羅(チョンラ)で34.2%、釜山/慶南(キョンナム)が33.5%と30%台を上回り、ソウル29.4%、仁川(インチョン)/京畿(キョンギ)29.5%は平均を下回り、大田(テジョン)/忠清圏で23.9%と最も低かった。

● 政党支持の観点から見ると、ハンナラ党支持層においても今回の全国党大会に対する「関心がある」との回答は52.3%に過ぎず、民主党支持層では20.9%、少数政党支持層では22.2%だった。ハンナラ党全国党大会は無党派層からはほとんど関心を集めず、「関心がある」との回答は13.2%にとどまった。今後、候補者予備選挙を進める中で、ハンナラ党支持層はもちろん、全国党大会興行の死角地帯でどれだけ関心を引き出せるかが注目される。

[図表2] 7.4 ハンナラ党全国党大会興行の死角地帯:「関心がある」 (%)

(2) 次期党代表選挙の支持度

国民全体(第1回答+第2回答合計)、2強 - 2中 - 3弱、回答者の半数は支持候補なし

- 羅卿瑗 25.9%、洪準杓 22.3% - 元喜龍 15.4%、南景弼 13.0% - 劉承旼 8.1%、朴振 5.6%、権寧世 2.9%

● 次期ハンナラ党代表選挙は、7月3日に全国251カ所の投票所で全国選挙人団を対象とした投票、7月4日に全国党大会代議員現場投票、7月2日~3日の両日に実施される世論調査の結果を合算して結果を決定する。世論調査は7名の候補者の中から2名を選択する方式で実施され、本世論調査も順位に関係なく2名を選択する方式で調査を実施した。

● 調査結果、2つの回答を合算した結果、羅卿瑗(25.9%)、洪準杓候補(22.3%)が誤差範囲内で首位を争う中、元喜龍(15.4%)、南景弼候補(13.0%)が中位圏、劉承旼(8.1%)、朴振(5.6%)、権寧世候補(2.9%)が追撃する様相を示している。全体の回答者の半数近くは「分からない」または回答を拒否し、未決定層(第1回答では50.9%、第2回答では55.8%)に該当した。

[図表3] ハンナラ党党代表支持候補:第1回答+第2回答合計 (%)

注)数値は第1回答(100%)、第2回答(100%)を合算した結果。不明/無回答の合計は106.7%であり、図表からは除外。

羅卿瑗、洪準杓 両候補、全階層で優勢

- 女性、若年層、高学歴/高所得層、湖南(ホナム)/釜山・慶南(プサン・キョンナム)で羅卿瑗候補が優勢

- ハンナラ党支持層、羅卿瑗 37.3%、洪準杓 33.4%で混戦

● 階層別に見ると、羅卿瑗、洪準杓両候補が全階層で均等にリードしている。特に羅候補は、男性、50~60代、月所得300万ウォン未満の層、忠清地域、生産職でのみ洪候補に誤差範囲内で1位の座を譲ったが、その他の全階層では洪候補を上回ったと見られる。特に女性(羅25.6%、洪17.2%)と30~40代(30代-羅29.8%、洪17.7%、40代-羅26.2%、洪20.6%)、大卒以上層(羅27.9%、洪14.8%)、湖南(22.6%、洪10.8%)と釜山/慶南地域(羅30.0%、洪23.0%)、理念的保守層(羅30.8%、洪24.5%)では平均より大きな差が出たが、全体としては誤差範囲内で一寸先も見通せないほどの接戦が繰り広げられている([表1]参照)。

● ハンナラ党支持層では、羅候補と洪候補が他の候補を大きく引き離している。羅候補が37.3%、洪候補が33.4%で、平均支持率を大きく上回った。元喜龍候補が15.5%、劉承旼候補が11.1%、南景弼候補が10.9%、朴振 8.1%、権寧世候補 3.0%だった。

[表1] 階層別支持候補:第1回答+第2回答合計 (%)

【現政局の争点】半額学費/公職不正/ソウル市無償給食案

- 半額学費:5対5で二分された世論、ハンナラ党案 45.5% vs 民主党案 44.0%

- 公職者の清廉性:80%が「清廉でない」、高位公職者が問題 70.9%、改善されないだろう 64.3%

- 無償給食住民投票賛成 60.0%、全面無償給食案 39.1% vs 所得下位50%案 53.4%

(1) 6月の最大政治社会イシュー

半額学費イシュー 41.4%、釜山(プサン)貯蓄銀行 6.1%、無償給食 2.1%の順

● 「6月の1ヶ月間、最も関心を持って見守った政治社会イシューは何か」と主観式で尋ねた結果、「半額学費論争」を挙げた回答が41.4%で最も多く、「釜山貯蓄銀行捜査」を挙げた回答が6.1%、「無償給食」が2.1%、「ろうそくデモ、韓進(ハンジン)重工業座り込み」と「北朝鮮の南北秘密接触」を挙げた回答がそれぞれ1.2%の水準だった。「該当なし、または分からない/無回答」が34.1%を占め、現在の国民の関心が半額学費論争に集中していることが分かる。

[表2] 6月の1ヶ月間で最も関心を持った政治社会イシュー:主観式 (%)

(2) 現政局の核:半額学費イシュー、世論は真っ二つ

学費引き下げのための財政投入賛成 73.9%、引き下げ率一括適用案対差別適用案は意見が分かれる

引き下げ案と現実性評価も真っ二つ:ハンナラ党案 45.5% vs 民主党案 44.0%

学費引き下げのための財政投入賛成 73.9%、引き下げ率一括適用案 47.1%対差別適用案 50.5%

● 学費引き下げ問題を巡る基本的な争点は、学費引き下げのために国家財政を投入することが妥当か否かという問題である。調査の結果、回答者の73.9%は、国家財政を投入してでも学費を引き下げるべきだという立場である。反対は22.6%だった。

● 特に利害関係が直接的に関わる20代と低所得層で賛成意見の割合が高かった。20代では賛成世論がなんと87.9%に達し、30代では69.5%、40代では74.5%、50代では68.4%、60代以上でも69.5%と、20代に比べると低いものの絶対的には高い水準だった。所得水準別に見ても、月家計所得200万ウォン未満の層で79.2%、201~300万ウォンの下位中間層で75.6%と、国家財政投入に賛成する世論が高かった。301~500万ウォン台の中位所得層では69.8%、501万ウォン以上の高所得層では64.6%と、賛成の強度がやや弱いことが示された([図表4])。

● 実際の学費引き下げ時に、引き下げ率をどのように適用するのが望ましいか尋ねた結果、「同一の引き下げ幅を定め、全ての学生に一律に適用すべきだ」という立場が47.1%、「学生の成績や所得水準を考慮して差別的に適用すべきだ」という立場が50.5%と、真っ向から対立した([図表5])。30代、40代では一括適用案(30代 54.6%、40代 56.2%)を好み、50代、60代では一括適用案に対する支持が相対的に低かった(50代 37.6%、60代以上 34.4%)。しかし、利害当事者層である20代でさえ、一括適用すべきだという立場が50.2%、差別適用という立場が49.8%と、拮抗した結果となった。

[図表4] 学費引き下げのための国家財政投入「賛成」世論 (%)

[図表5] 学費引き下げ時の引き下げ率適用方式 (%)

引き下げ案、「3年間15~30%引き下げのハンナラ党案」45.5% vs 「2012年から半額の民主党案」44.0%

● 学費引き下げ案については、「来年から3年間、現在の大学学費の15~30%を引き下げるというハンナラ党の立場」と、「2012年から半額学費を実施するという民主党」の立場に対する選好が真っ向から対立している。ハンナラ党案を支持する立場が45.5%、民主党および野党の立場を支持する立場が44.0%、分からない/無回答が10.5%に達した。

● 世代別に見ると、20代(ハンナラ党案 37.3%対民主党案 60.3%)、30代(34.8%対52.2%)、40代(39.9%対50.6%)ではハンナラ党案より民主党案を支持する世論が高く、50代(55.9%対28.1%)、60代(62.0%対26.3%)ではハンナラ党案を支持する世論が高かった。地域別に見ると、ソウル(48.7%対39.6%)と嶺南(ヨンナム)圏(TK 53.5%対35.6%、PK 52.5%対36.7%)でハンナラ党への支持が高く、忠清圏(42.7%対55.4%)と湖南地域(29.6%対64.4%)では民主党の半額案に対する支持世論が強かった。京畿地域では、両案に対する支持が拮抗(42.0%対44.9%)した。

● 特に支持政党によって立場の違いが鮮明に分かれた。ハンナラ党支持層では66.9%がハンナラ党案を支持し、民主党の半額案に対しては26.5%しか支持しなかった。一方、民主党支持層では28.4%が3年間で30%引き下げるというハンナラ党案に同意し、65.1%は来年すぐに半額学費を実施するという立場だった。無党派層では、ハンナラ党案よりも民主党案に重きを置いた。ハンナラ党案への支持は32.3%だったが、民主党の半額案には46.8%が支持した。ただし、分からないという回答が20.9%と、政党支持層に比べて多かった。

[図表6] 大学学費引き下げ案 (%)

半額学費の現実性:「可能だ」47.8% vs 「不可能だ」46.5%

● 半額学費案の現実性についても意見が分かれた。「国家財政投入、大学構造調整、大学積立金の活用、奨学金の拡大などを通じて、現在の学費を実質的に半額に引き下げることが可能か、不可能か」と尋ねた結果、これも立場の違いが鮮明に分かれた。「可能だと見る」との回答が47.8%、「不可能だと見る」との回答が46.5%となった。

● 可能だという世論は20代(62.2%)、30代(54.6%)、40代(51.9%)で過半数であり、50代(40.5%)、60代以上(28.5%)で過半数に達しなかった。所得水準で見ると、201~300万ウォン(54.5%)、301~500万ウォン(50.0%)で過半数であり、200万ウォン以下(38.4%)、500万ウォン以上(49.3%)で過半数に達しない水準だった。特に政党支持で見ると、ハンナラ党支持層では可能だという世論が36.0%にとどまった一方、民主党支持層では59.4%、少数政党支持層では55.8%が可能だと見た。特に無党派層では可能だという世論が50.6%、不可能だという世論が38.5%、分からないという回答が11.0%となり、与党の立場と野党および無党派層の間に認識の格差が顕著になった。

[図表6] 半額大学学費の実現可能性 (%)

(3) 公職者の腐敗イシュー:悲観的な評価が支配的

韓国の公職者「清廉でない」80.1%

最も清廉でない職級「高位公職者」70.9%

政府の公職規律確立「改善されない」64.3%

●釜山貯蓄銀行事件、国土海洋部職員への接待提供、スイス銀行の裏金事件など、公職者の不正・腐敗問題が浮上し、政府は公職規律の引き締めを図っているが、世論の反応を見ると悲観的な評価と展望が優勢である。

●まず、「韓国の公務員はどれほど清廉だと考えるか」という質問に対し、清廉だという評価は16.6%に留まった一方、清廉でないという否定的な評価は実に80.1%に達した。これについては、年齢、所得、地域などの社会階層的な違いや、国政支持および政党支持といった政治的態度とは関係なく、否定的な認識が高かった。

●「公務員のうち、どの職級が最も清廉でないと考えるか」という質問に対し、回答者の70.9%が高位公職者だと答えたことから、公職者の不正問題は上流から腐敗しているという認識が支配的であった。中間公職者を選んだ回答が19.0%、下位公職者を選んだ回答は2.3%、分からない、あるいは回答しなかった割合が7.3%であった。

●では、「現在政府が推進している公職規律確立事業により、公職社会の清廉性がどれほど改善されると見るか」という質問に対し、改善されるという楽観的な回答は31.2%に留まり、改善されないという悲観的な展望は64.3%にも達した。これは、公職社会の不正、特に高位職の不正を慢性的な問題として認識していることを示している。

●特に、李明博(イ・ミョンバク)大統領の国政運営に肯定的な評価をしている回答層でさえ、うまくいくという展望(45.3%)より、うまくいかないという回答(50.1%)の方が多く、ハンナラ党支持層でさえ改善されるという展望(40.7%)より悲観的な展望(53.9%)の方が高かった。無党派層では、実に71.6%が改善は難しいと展望した。

[図7] 韓国公務員の半額大学授業料の実現可能性(%)

(4) ソウル市の無償給食反対住民投票の展望:現在の世論で見ると選択的給食案の通過可能性が高い

無償給食関連「ソウル市住民投票実施に賛成」60.0%、ソウル市民58.9%賛成、「住民投票に参加する」69.2%

全面的無償給食案39.1%、所得下位50%選択的給食案53.4%、しかし住民投票のフレーム論争の余地が大きい

無償給食関連「ソウル市民投票実施賛成」60.0%、ソウル市民58.9%賛成

ソウル市民(169名)のうち「住民投票に参加する」69.2%

●今回の調査で最も注目すべき点は、まず「8月に予定されているソウル市での無償給食関連住民投票の実施に賛成か、反対か」と尋ねた結果、賛成という立場が60.0%、反対という立場が27.6%、よく分からないという回答が12.5% 나타났다。特にソウル市の回答者168名の回答だけを見ても、賛成という立場が58.9%、反対という立場が33.6%で、住民投票実施に対して肯定的な回答が否定的な回答を圧倒した。ソウル市の回答者数は多くないが、回答の差が大きい点を考慮すると、調査サンプル数を増やして調査しても、この傾向が変わることはないと思われる。

●住民投票法第4章住民投票の効力第24条②項で「全体の投票数が住民投票権者総数の3分の1に満たない場合」は開票自体を行わないことになっており、投票率は住民投票の第一の変数となる。今回の調査でソウル市の回答者168名に「8月に予定されている住民投票に参加する意向があるか」と尋ねた結果、参加するという回答が69.2%、参加しないという回答が17.5%であった。

●現在、全面的無償給食案を支持し、住民投票実施に反対する陣営、特に民主党の一部で、180億ウォン近い選挙費用問題や住民投票要件の妥当性問題を提起し、選挙ボイコット案を主張している。しかし、今回の調査結果に対する一般化が可能だと仮定して解釈するならば、住民投票実施に対する賛成および投票参加の世論が高いという点で、世論の逆風の可能性をうかがい知ることができる結果である。

[図8] 8月ソウル市住民投票実施に対する賛否:全国回答とソウル回答

●ただし、今回の調査は全国調査であるため、ソウル市の回答者規模が168名で、誤差範囲を考慮するとサンプル数が十分でないのが事実である。精密な予測のためには、ソウル市民を対象とした大規模調査が必要である。しかし、サンプル数が多くないとしても、回答結果が70%水準に迫っているということは、一種の合意水準に達した事案として、これらのイシューに対する世論分布はサンプル数の影響を相対的に受けにくいという点を考慮しなければならない。

●また、最近の選挙を見ると、投票参加意思の質問項目においては、投票参加が持つ規範的な正当性、いわゆる「社会的に望ましい回答をする傾向」のために、実際の投票率より20~30%以上参加意思が高く出るという点も考慮して慎重に解釈する必要がある。

全面的無償給食案39.1%、所得下位50%選別給食案53.4%

●無償給食反対のための住民投票を進めている福祉ポピュリズム追放国民運動本部(以下、国民運動本部)の署名案は、「現在推進されている全面的無償給食案反対、所得下位50%対象に2014年まで段階的に無償給食を実施する案賛成」で構成された二者択一型の署名である。この案に基づき住民投票が行われると仮定した場合、現在の全面的無償給食案である「所得区分なく全ての学生を対象に小学校は今年から、中学校は来年から無償給食を実施する」案と、「所得下位50%の学生を対象に2014年まで段階的に無償給食を実施する案」に対する二者択一フレームで住民投票が実施されることになる。

●この質問フレームで世論調査を行った結果、全面的無償給食案を選択した回答が39.1%、所得下位50%を対象に段階的に実施する案への支持が53.4% 나타났다。ソウル市の回答者168名だけを抽出しても、全面的無償給食案が37.4%、所得下位50%対象選択的給食案が55.0%로 나타나、現在の世論が持続する場合、呉世勲(オ・セフン)市長の立場が通過する可能性が大きいと見ることができる。

[図9] 現国民運動本部署名案に基づく住民投票案に対する世論(%)

しかし、質問フレームが変数

現住民投票署名フレームは「第三の案」の可能性により論争の余地が大きい

●既に筆者はEAI世論ブリーフィング第98号(2011年5月30日付)で、「全面的無償給食案」と「選択的無償給食論」の二者択一質問フレームでは、選択的制限給食論に対する賛成世論が高い(54.7%)が、現在進行中の無償給食案に対する賛否質問フレームでは、無償給食の中止に反対することで全面的無償給食を擁護するフレーミング効果(framing effect)を指摘したことがある。(http://www.eai.or.kr/main/publication_01_view.asp?intSeq=6407&board=kor_report)。今回の調査は内容は異なるが、二者択一質問フレームとして以前の調査と同様に選択的給食案に対する支持が強く出た。

●実際に現行住民投票法第2章15条(住民投票の形式)を見ると、「住民投票は特定の事項に対し賛成または反対の意思を表示するか、二つの事項のうち一つを選択する形式で実施しなければならない」と規定されている。これは住民投票の内容が住民の意思全体を包括しつつも、多義的に解釈されることを防ぐために賛否投票あるいは二者択一型質問フレームを使用するように規定したものと見ることができる。

●このような規定から見ると、福祉ポピュリズム追放国民運動本部の署名案は、形式的には賛否投票質問フレームではなく、「現在推進されている全面的無償給食案反対、所得下位50%対象に2014年まで段階的に無償給食を実施する案賛成」で構成された二者択一型の署名である。しかし、内容的に見ても二者択一が可能な問題については論争の余地が大きい。

●問題は、後者の所得下位50%を対象に2014年まで段階的に無償給食を実施する案が、全面的無償給食を反対する立場を全て包括していないという解釈である。すなわち、全面的無償給食を反対しても、選択的無償給食に関連する多様な第三の案が可能だからである。直ちに与党であるハンナラ党の立場は、全面的無償給食論は富裕層にまで恩恵が及ぶ富裕層給食だと批判し、下位70%までを無償給食の範囲として提案したことがあり、無償給食の時期問題についても多様な立場の違いが可能である。署名案の形式は二者択一型であっても、内容的に見ればこのような第三の案が存在するということであり、これを包括できない運動本部の署名案通り住民投票を進める場合、第三の立場を持つ住民の立場が根本的に排除される問題を生じうる。

●また、住民投票法第7条2項(住民投票の対象)も法的な争いの余地があるように見える。「国家または他の地方自治体の権限または事務に属する事項」は住民投票に付すことができないようにしているが、現在、全面的無償給食の予算がソウル市ではなくソウル市教育庁と各区庁の予算で執行されているという点で、ソウル市住民投票の拘束力が及ぶ事案なのかも論争の対象となりうると思われる。

【主要政治指標】4.27補欠選挙以降、野党の上昇傾向が鈍化

ー 大統領支持率、ハンナラ党支持率下落傾向反転、民主党支持率下落傾向

ー 次期候補パク・クネ優勢維持、ソン・ハッキュ下落8.0%一桁台復帰

(1) 大統領支持率/政党支持率

MBとハンナラ党、4.27補欠選挙以降下落傾向反転

MB 35.9%(4月)→39.3%(6月)、ハンナラ党支持率37.5%(4月)→38.4%(6月)

民主党32.1%(4月)→27.6%(6月)、ハンナラ党との支持率格差再び二桁台へ

●6月の調査に入り、4.27補欠選挙敗北後下落傾向を維持していた大統領とハンナラ党の支持率下落傾向が微弱ながらも反転する様相を見せている。大統領支持率は4.27補欠選挙前である3月の調査までは44.6%だったが、補欠選挙の責任論が浮上し、選挙直後の4月調査では35.1%、5月調査では34.9%と下降トレンドだったが、今回の6月調査では39.3%とやや上昇した。与党であるハンナラ党も3月の調査で38.4%だった支持率が、4月37.5%、5月36.4%と微弱ながら下落トレンドを見せていたが、今回の6月調査で再び38.4%と3月水準に戻った。

●一方、民主党の支持率は選挙直前の22.2%でハンナラ党に16.2%p差で遅れていたが、4.27補欠選挙では32.1%に上昇し、ハンナラ党支持率を3.0%pまで追撃した。しかし、5月の調査から再び下落傾向に転じ、5月調査で30.0%、6月調査では27.6%水準に落ちた。6月の調査ではハンナラ党との支持率格差が10.8%pと、再び二桁台に広がっている。

[図10] 大統領・ハンナラ党・民主党支持率推移(%)

政府与党は左傾左、一方的な圧力、一貫した左傾左の歩み

民主党は左傾左ー右傾後、二重の圧力、FTA・登録金・KBS受信料のイシューで迷走

●大統領と与党の政党支持率が下落傾向から抜け出せたのは、選挙敗北後、最近様々な悪材料にもかかわらず、大統領と与党が超過利潤共有制、公職不正撲滅のような改革アジェンダ、半額学費イシューなどを相次いで提起し、一貫した左傾化の歩みを重ねているからである。実際に、前ページで主張したように、国民の76.2%がハンナラ党に対し、中道または進歩的な政策ポジションへの移動を求めている。

●結局、現在ハンナラ党と李明博大統領の支持率下落傾向が止まり、微弱ながらも上昇傾向に転じたのは、4.27補欠選挙以降の政府および与党の左傾化の歩みが、根本的にこうした変化に対する国民の疑問を完全に解消させることはできなくても、限定的ではあるが支持下落を防ぎ、上昇傾向に戻すのに一定の効果を収めたと推測できる。

●一方、同報告書で民主党の場合、進歩層からはさらに進歩的な方向への政策選好の移動を求めているが、中道層からは中道または保守 쪽への政策ポジションの移動を要求するという二重の相反する圧力に置かれていると主張した。こうした二重の圧力は、民主党指導部の主要政策において一貫性なく世論に便乗する姿として現れており、これが現在の支持率下落傾向として現れたと解釈される。

●現在の指導部が、昨年10月の全国党大会以降選出された指導部の場合、選挙後、韓EU FTA締結および最近のKBS受信料引き上げ案についてハンナラ党と合意した後、党内の反発が大きくなるとこれを撤回したり、先日ろうそくデモでは孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表が段階的無償給食推進案を主張したが、ろうそくデモで反発に直面すると一日で半額学費2012年即時推進の方向へ旋回したりした。

●両党の支持率格差は、イデオロギー的性向別に見ると、進歩層や保守層よりも中道層で大きく現れている。主に中道層でハンナラ党の支持率は現状維持している一方、民主党は支持率が大きく減少している現象と関連付けて見ることができる。

中道層でハンナラ党と民主党の支持率格差拡大

●[図10]は、中道層におけるハンナラ党と民主党の支持率推移を示しているが、ハンナラ党の場合、1月の調査だけでも中道層で39.6%の支持を受けたが、4月の補欠選挙敗北直後34.1%まで落ちたものの、左傾化改革を強調し34.9%、6月の調査では35.5%と微弱ながらも上昇傾向を続けている。

●一方、民主党は4月の補欠選挙直後の4月調査で中道層支持率が38.0%まで上がり、ハンナラ党支持率を上回ったが、わずか一ヶ月後の32.9%に落ち、再びハンナラ党に遅れを取り、今回の調査では前月比5.1%p下落した27.8%となり、両党間の支持率格差は7.7%p差に広がっている。

[図10] 中道層におけるハンナラ党・民主党支持率推移(%)

(2) 次期候補支持率、朴槿恵(パク・クネ)が首位維持、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)は下落、文在寅(ムン・ジェイン)は上昇

単純支持率パク・クネ37.1% > ソン・ハッキュ8.0% > ハン・ミョンスク5.7% > オ・セフン4.8% > ユ・シミン4.3% > ムン・ジェイン4.1%

パク・クネ:ソン・ハッキュ:前月比格差拡大、パク58.0%対ソン26.7%

●単純支持率で見ると、今回の調査で顕著な特徴は、朴槿恵(パク・クネ)前代表が37.1%と前月比1.8%p上昇した一方、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表は前月比4.0%p下落した8.0%と、再び一桁台に落ち込んだ点である。その後に韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相5.7%、呉世勲(オ・セフン)市長4.8%、柳時敏(ユ・シミン)参与党代表4.3%、文在寅(ムン・ジェイン)理事長4.1%の順であった。

●文在寅(ムン・ジェイン)理事長は、先月の調査で2.6%で8位に留まったが、今回の調査では1.5%p上昇し6位に上がった。親盧(盧武鉉系)系の韓明淑元首相が、大統領選予備選挙に不参加の場合、柳時敏代表が4.27補欠選挙の敗北で少なくない政治的打撃を受けたこと、そして韓明淑元首相の票が相当部分、文在寅理事長の支持に回る可能性が大きいという点で、孫代表の支持率下落が続く場合、文在寅理事長が急速に有力な対抗馬として浮上する可能性を排除できない状況と見ることができる。

●ハンナラ党では、金文洙(キム・ムンス)知事3.5%、鄭夢準(チョン・モンジュン)前代表3.0%は下位圏に留まり、野党では民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員が2.1%、金斗官(キム・ドゥグァン)知事は0.8%で、ダークホースの座を文在寅理事長に譲る様相を見せている。

[表3] 次期大統領候補支持率推移(%)

** キム・ドゥグァン慶南知事は2011年1月から調査対象に含まれ、ムン・ジェイン理事長は2011年5月から追加

*** 1月調査はEAI・韓国リサーチ定期調査ではなく韓国リサーチ独自の調査結果

**** 2011年3月調査から有線RDD方式調査

朴槿恵:孫鶴圭 1対1仮想対決:前月比で差が拡大、朴58.0%対孫26.7%

● 一方、両陣営のトップである朴槿恵前代表と野党単一候補としての孫鶴圭代表との1対1仮想対決においても、両候補の支持率の差は先月に比べてさらに広がった。

● 先月の調査では朴前代表51.7%、孫代表37.1%で14.6%ポイント差に縮まったが、今回の調査では朴前代表58.0%、孫代表26.7%で支持率の差が31.3%ポイント差まで2倍以上に広がった。朴前代表の支持率は前月比6.3%ポイント上昇したが、孫代表の支持率は10.4%ポイント下落し、16.7%ポイントの差がさらに開いた結果である。

● 朴前代表の支持率は、理念的進歩層では大きな差はなかったが、中道層で7.5%ポイント、保守層で8.2%ポイント上昇した。一方、孫鶴圭代表の支持率は理念的性向別に見ると、全ての理念層で支持率が下落しており、進歩層で7.2%ポイント下落し、中道層で7.6%ポイント下落した。保守層では大きく減少した。孫代表の主な支持層が進歩層と中道層であることを考慮すると、主要支持層で同時に下落したことがわかる。政党支持で見ると、民主党支持層とその他の小政党支持層で大きく減少した。民主党支持層では5月の68.7%から54.0%へ、小政党支持層では5月の56.8%から41.5%へと、それぞれ15%ポイント減少した。

[表 4] 朴槿恵:孫鶴圭 1対1 仮想対決(%)

与党候補適合度:朴槿恵50.5%>呉世勲10.2%>金文洙6.0%>鄭夢準5.5%

野党圏候補適合度:孫29.3%>韓明淑10.6%>柳時敏9.1%>文在寅/鄭東泳5.8%

● 与党候補適合度評価では、朴槿恵前代表が50.5%で、呉世勲市長10.2%、金文洙知事6.0%を大きく引き離している。鄭夢準前代表は5.5%で、最近の失言で話題となっている金文洙知事と近い結果を示している。先月に比べて朴前代表を選択した回答はやや減少したが、全体的に朴前代表の優位が際立っており、ハンナラ党支持層では朴前代表を挙げた回答が61.9%で、14.3%を得た2位の呉世勲候補を大きく上回っている。

● 一方、野党圏単一候補の適合度評価では、孫鶴圭代表は5月の調査で36.1%の支持を受けたが、今回の調査では29.3%に減少し、韓明淑前首相が10.6%、柳時敏代表9.1%、文在寅理事長と鄭東泳最高委員が5.8%で追随する様相である。民主党支持層では、孫鶴圭代表は先月の調査で44.9%とほぼ過半数に迫ったが、今回の調査では30.7%に支持率が下落した。代わりに韓明淑前首相が18.8%、柳時敏代表が13.2%、鄭東泳最高委員が9.6%、文在寅理事長が7.9%の支持を受けた。

[図 11] ハンナラ党大統領候補適合度変化(%)

[図 12] 野党単一候補適合度変化(%)

*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。

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