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[世論ブリーフィング第95号] 27カ国国民が見た17カ国の国際的評判

カテゴリー
論評・イシューブリーフィング
発行日
2011年3月7日
関連プロジェクト
デジタル経済時代と韓国の経済外交

BBC · GlobeScan · EAI 2011 Global Poll


BBCの主導により、グローブスキャン(GlobeScan)とメリーランド大学国際政策態度プログラム(PIPA)が共同で企画したGlobal Poll調査は、2005年から毎年、世界で大きな影響力を行使している、あるいは脅威となっている16カ国と地域連合であるEU、計17のパワー国を選定し、これらの国々に対する世界の人々の評判を調査・発表している。韓国は2010年から調査対象に含まれた。2011年には27カ国、28,619人を対象に調査が実施された。韓国での調査は、東アジア研究所(EAI)が調査企画と分析を担当し、実査は韓国リサーチが担当した。

1. [総評] 2011 Global Poll 27カ国調査:17大パワー国の国際的評判

1) 2011年の結果

国際的評判調査は、17のパワー国を対象に、これらの国々が国際的に肯定的な役割を果たしていると見るか、否定的な役割を果たしていると見るかを、調査参加国の国民に問い、各国の結果の平均を通じて比較する。2010年の調査以降の変化を把握するため、2011年調査に参加した27カ国のうち、2010年調査に参加しなかったペルーと南アフリカの結果は参考資料として使用し、2010年と2011年の両方に参加した残りの25カ国の調査結果のみを計算に含める。17カ国に対する肯定的な評価比率、否定的な評価比率、不明/無回答比率を整理した後、肯定的に回答した回答比率の平均を基準に順位を付けた。これらの17の調査対象国のうち、EU、南アフリカ、北朝鮮、イラン、イスラエルを除く残りの12カ国は、調査対象国でありながら、今回の調査を実施した国々である。自国に対する評価を結果に含めると客観的な評価が困難であるとみなし、これらの12カ国の評判比率を算出する際に、当該国で実施された調査結果は除外した[表2参照]。

[表1] 調査対象17カ国と2011年調査参加27カ国

* は調査対象に含まれるが、これらの国々では本調査は実施されなかった国々であり、残りの国々は調査対象にも含まれ、実際に調査を実施した国である。

** ペルー、南アフリカは2010年調査に不参加、残りの25カ国は2010年、2011年の両方に参加した国

韓国の国際的評判は不十分、2010年に続き17カ国中12位 - G20 13カ国中下位圏

2010年G20議長国として国際舞台に本格的に登場し、特にオバマ米大統領から絶賛されて最近国際社会でさらに注目を集め始めた韓国であるが、まだ世界の人々の認識の中で韓国は肯定的なリーダーシップとして評価されてはいない。韓国に対する世界24カ国国民の肯定的な評価比率は36%、否定的な評価比率は32%、不明/無回答比率は32%であった。肯定評価基準で17の調査対象国中12位にとどまった。調査対象に含まれた13のG20加盟国の中では、ロシアに次いで低い水準である。まだ対民外交の舞台では韓国は特別な存在感を示せていない。

G20会議以前の2010年初頭の調査結果と比較すると、これらの24カ国で肯定的なイメージが4パーセントポイント上昇したが、否定的なイメージも2パーセントポイント増加し、結果的に大きな変化があったとは見なしにくい。海外各国の対民(対民)広報において、友好的な国家イメージを拡散させることには、一回限りの短期イベントには限界が明らかである。海外各国の国民の信頼を得るためには、長期投資の観点から真摯な努力を 꾸준히展開していく必要があることを改めて認識させる結果である。

[表2] 17カ国の25カ国における国際的評判の平均(%)

* 17の調査対象国の中で今回の調査に参加した国々であり、当該国に対する全体の回答平均算出において自国民の評価は除外した。これらの国々に対する回答平均は、2010年にも調査を実施した25カ国のうち自国調査を除いた24カ国の平均を意味し、それ以外のEU、イスラエル、北朝鮮、南アフリカ、イランに対する回答平均は25カ国の調査結果となる。

信頼されるリーダーシップ。欧州および日本の強さ:ドイツ1位、英国2位、カナダ・日本3位、フランス6位

G2とBRICSは中下位:米国・ブラジル7位、中国9位、インド10位、ロシア13位

[表2]で、世界の人々から評価されるパワー国の順位を見ると、何よりも欧州と日本の強さが際立つ。今回の調査でドイツは自国民を除いた24カ国で平均62%から肯定的な評価を受け1位、英国が58%で2位、カナダ、日本、EUがそれぞれ57%で3位、6位のフランスが肯定的な回答比率52%で過半数に達した。

一方、2008年の経済危機以降、国際秩序の二つの軸として浮上したG2と新興経済大国として影響力を急速に拡大しているBRICS(ロシア、ブラジル、インド、中国)に対する国際的評判は相対的に低く現れた。米国が49%で7位、中国が42%で9位であった。中国を除くBRICS諸国の中では、ブラジルが49%の肯定的な評価を受け、米国と同水準で良好であるが、インドは42%で10位、ロシアが32%で調査対象に含まれたG20諸国の中で最も低かった。2010年ワールドカップを開催した南アフリカに対する肯定的な評価は、昨年の34%から今年は42%に上昇し、10位圏内に位置した。

危険国家下位圏:北朝鮮・イラン最下位、パキスタン・イスラエルも下位圏

核開発や各種紛争誘発国として非難を浴びる危険国家が下位圏を形成している。2011年の調査では、イランと北朝鮮は国際的な役割を肯定的に評価した世界の25カ国調査平均比率が16%で最下位であった。パキスタンとイスラエルに対する肯定的な評価回答比率はそれぞれ17%と21%で、その後に続いた。イランは否定的な回答も59%で最も高く、パキスタンが56%、北朝鮮55%で、25の調査国の国民の半数以上が否定的な評判を抱いている。

2) 2010年調査結果との比較

韓国は肯定評価も増加、否定評価も増加:肯定評価4%p増加、否定評価も2%p増加

韓国は肯定評価も増加し、否定評価も増加したため、結果的には大きな変化はない。肯定評価の場合、2010年調査で32%、2011年調査で36%と4パーセントポイント増加したが、否定的な評価も30%から32%へと2パーセントポイント上昇した。G20の成功的な開催、迅速な経済回復などにより国際社会で肯定的なイメージを強化したと自負しているが、調査結果は期待に及ばないようだ。2010年の度重なる南北間の軍事衝突も、肯定的な評価の増加を相殺する要因の一つであったと推測される。

昨年比で評判が大きく良くなった国:経済成長したブラジルとワールドカップ開催南アフリカ

昨年比で評判が大きく悪くなった国:北朝鮮、パキスタン、否定評価それぞれ6%p、5%p増加

2010年の結果と比較した場合、全体的に肯定的な評価比率が高まったが、その中でも最も増加幅が大きい国はブラジルと南アフリカ共和国である。ブラジルは2010年の40%の肯定評価から2011年の49%へと9パーセントポイント増加し、ワールドカップを成功裏に開催して名を馳せた南アフリカは2010年の35%から7パーセントポイント増加した42%となった。ブラジルはルラ前大統領からジウマ・ルセフ現大統領への平和的な政権交代が実現し、グローバル経済危機の中でも高い経済成長率を達成し、世界の羨望を集めた。その他、インド、ロシアが肯定的な評価でそれぞれ6パーセントポイント、5パーセントポイント上昇し、新興大国のイメージが改善されていることを示している。

昨年と比較して否定的なイメージが広がった国として、北朝鮮とパキスタンが挙げられる。2009年の北朝鮮核実験、2010年の天安門事件、延坪島事件で国際社会の懸念を招いた北朝鮮の場合、批判的な評価が昨年の49%から今年は55%へと6パーセントポイント増加した。2010年の調査で否定的な評価が51%だったパキスタンは56%へと5パーセントポイント増加した。イランは2010年の56%から2011年の59%へと3パーセントポイント増加した。

2. 韓国を見る世界の評判:中国は反韓、米国は親韓評価増加

韓国の国際的評判 肯定的36% 否定的32% そして不明/保留32%

親韓国家、肯定的評価 フィリピン(54%) > 米国(53%) > インドネシア(51%) > オーストラリア(50%) の順

反韓国家、否定的評価 ドイツ(51%) > 中国(50%) > フランス(47%) の順。

中国の反韓感情に注意報!!!2010年より肯定的評価21%ポイント↓、否定的評価30%ポイント↑

韓国に対する2011年の国際的評判調査結果を見ると、広報活動において戦略的なアプローチが急務であることを示している。韓国人自身は韓国の国際的役割について84%が肯定的と回答している一方で、韓国を見る各国の視点は国によって明確に二極化している。

まず、今回の調査を通じて韓国の国際的役割に対して友好的な国と非友好的な国、まだ韓国の存在感を実感できていない国を区別し、それぞれの国の特性に合わせたオーダーメイドの広報戦略を樹立する必要がある。韓国を除く残りの24カ国の平均を見ると、肯定的評価が36%、否定的評価が32%、不明/保留が32%であった。肯定的・否定的評価が拮抗する中で、国際社会で韓国についてよく知らない、あるいは回答を保留するケースが多いということは、韓国に対する明確な存在感を認識していないケースと見ることができる。

韓国の国際的役割を肯定的に見る国としては、フィリピン(57%)、米国(53%)、インドネシア(51%)、オーストラリア(50%)などがあり、主にアジア太平洋地域の国々である。過半数には達していないものの、カナダ(46%)、原子力発電所の受注に難航しているトルコ(46%)では、友好的な評価が否定的な評価や不明/無回答比率を上回っている。

韓国に対する否定的な評判が多い国としては、ドイツ(51%)、中国(50%)、フランス(47%)、スペイン(46%)、イタリア(45%)など西欧諸国と中国が挙げられる。これらの国々では、韓国に対する否定的なイメージが肯定的なイメージよりも強い。過去、日米への依存度が高かった貿易構造が中国、EUなどに重心を移している状況であるが、これらの国々で韓国に対する評判が高くない点は、広報活動の観点から急いで解決すべき課題となる。

新たな新興大国として台頭しているブラジル、ロシア、インドなどのBRICS諸国では、韓国の国際的リーダーシップに対して否定的な評価が多い、あるいは韓国の存在感が脆弱であると見られている。ブラジルでは肯定的な評価が39%、否定的な評価が38%で拮抗し、分からないという回答が23%であった。ロシアの場合、肯定的な評価が26%、否定的な評価が23%であったが、不明/無回答が51%に達し、インドでは肯定的な評価19%、否定的な評価23%、不明/無回答が58%であった。一方、アフリカ諸国でも、ガーナ43%、ナイジェリア42%で肯定的な評価が優勢であったが、ケニア、南アフリカ、エジプトなどでは分からないという回答が多数を占めた。

一方、近いアジアの国々の中でも、日本、パキスタンでは韓国の役割について分からないという回答がそれぞれ56%、62%にも達する。ペルー、チリ、メキシコなどのラテンアメリカ諸国でも、よく分からない、あるいは回答を保留する割合が相対的に高かった。

昨年のG20ソウル・サミットの成功的な開催、韓流ブームの持続的な拡散、先端IT、自動車の輸出拡大、韓国料理の世界化支援の拡大、そしてスポーツスターたちの相次ぐ活躍に後押しされ、我々自身は高揚しているが、実際には一部のアジア太平洋諸国を除けば、否定的な認識が多く、あるいは韓国の国際的な存在感についてほとんど実感されていない。韓国外交の優先順位と当該国の世論の特性を考慮し、より緻密な広報戦略を長期的に推進していく必要性が提起されている状況である。

[図1] 韓国に対する国際的評判の回答結果(%)

注:全体平均から韓国の結果は除外

2010年比の変化傾向:G2の対韓認識の変化、中国の反韓感情の急増。米国の親韓感情

中、肯定的評価57%→36%に減少し、否定的評価20%→50%に急増、日・露は冷淡、改善の兆しなし

米、肯定的評価46%→53%に増加。2005年の調査以来初めて韓国の肯定的評価が50%を超える

2010年の調査結果と比較すると、韓国に対する周辺4強国民の認識変化が顕著である。何よりも中国国民の対韓認識が悪化の一途をたどっている。2010年の調査で韓国に対する肯定的な評価は57%と肯定的であったが、2011年の調査では36%まで21パーセントポイントも低下した。一方、韓国に対する否定的な評価は20%から50%へと30パーセントポイント増加した。中国の世論調査の特性上、他の国に比べて誤差が多く介入する限界を考慮しても、注目せざるを得ない結果である。最近、両国の政治経済関係における摩擦事例が増加し、北朝鮮問題を巡る両国間の意見の相違が大きくなっている。昨年、天安門、延坪島事件以降、米韓は中国を前にして軍事訓練を実施し、少なくない神経戦を繰り広げた。特にサイバー空間を媒介とした両国若年層間の対立が深化していることも、その結果として作用していると見られる。

一方、米国では対韓認識が改善されている。2011年の米国調査で、韓国を肯定的に評価する回答が53%となった。2010年の調査の46%から7パーセントポイント増加した結果である。否定的な世論も28%から32%へと4パーセントポイント増加したが、2005年の調査以来初めて韓国に対する肯定的な評価が50%ラインを超えたという点で意味のある結果と言える。オバマ大統領就任以降、米国はG20に代表される新たな国際ガバナンスの構築過程や、米国の東アジア・太平洋戦略を推進する過程で、むしろ日本よりも韓国を重視する傾向も垣間見える。その他、オバマ大統領が韓国の教育熱や民主的成果を高く評価する事例がメディアに頻繁に露出するなど、対韓イメージ改善に肯定的な要因が多かった。

[図2] 韓国に対する周辺4強国民の友好的評価比率の変化(2010年-2011年)

日本とロシア国民の韓国に対する認識は改善の兆しが見られない。日本の場合は2010年の調査で韓国の役割を肯定的に評価した回答が36%であったが、2011年の調査でも33%にとどまった。ロシア国民の評価はさらに冷淡である。2010年は28%、2011年は26%にとどまっている。全体的に見ると、2011年に入って米国を除けば、周辺隣国の韓国に対する評価が悪化するか、停滞状態にとどまっている。今後、広報政策樹立の際には、周辺4強への対策を講じる必要があると思われる。

韓国に対する認識が悪化した国としては、中国の他にメキシコ、ドイツ、チリなどが挙げられる。2010年の調査に比べてそれぞれ16パーセントポイント、9パーセントポイント、8パーセントポイント下落した。一方、韓国に対するイメージが最も良くなった国としては、前年比15パーセントポイント上昇したオーストラリアと、前年比29パーセントポイントも上昇したトルコが注目される。また、エジプト、ナイジェリアのようなアフリカ諸国と、韓国に対する非友好的な世論が強い西欧諸国で肯定的な世論が増加しているのは喜ばしいことである。エジプト、ナイジェリアでは2010年比でそれぞれ10パーセントポイント、11パーセントポイント増加した。欧州では韓国に対する否定的な評価が優勢であるが、欧州主要国で対韓イメージが改善されている点は評価に値する。フランスで11パーセントポイント、イタリアで11パーセントポイント、英国で13パーセントポイントほど肯定的な評価が増加した。

[表3] 韓国に対する2011年~2010年の国際的評判の増減推移(%)

3. 韓国国民が見る国際的リーダーシップ

周辺4強の認識変化、「米・日に友好的、中・北に否定的」

韓国国民の95%「北朝鮮の国際的役割は否定的」

逆に、韓国国民が世界の主要国々を見る視点ではどのような変化が見られるか?最も大きな特徴は、朝鮮半島を巡る周辺4強国家および北朝鮮に対する認識において、相反する変化が現れていることである。冷戦終結後、反米親中世論が強化され、実用的な態度が増加したが、最近、親米・日、反中・北の認識パターンが顕著に現れている。

[図3] 韓国人の米国および中国の国際的役割に対する肯定的評価比率の変化(2005年-2011年)

何よりも韓国人の間で対米友好的世論が急増している。[図3]、[図4]で、韓国国民の74%が米国の国際的役割を肯定的に見ており、19%のみが否定的と回答した。時系列で見ると、米国のブッシュ政権は一方的な外交政策を強化しており、これは米国に対する韓国人の友好的評価を弱める要因として作用した。2005年までは肯定的評価が52%であったが、2006年には44%、2007年には35%まで低下した。しかし、米国でオバマ大統領が登場して以来、米国に対する肯定的な世論は2008年には50%、2009年および2010年には57%に上昇した。2010年に天安門、延坪島事件以降実施された2011年の調査では、米国に対する韓国人の肯定的評価が74%と、前年比で実に17パーセントポイント増加した。

逆に、最近反韓感情が急増している中国に対しては、肯定的な評価が38%、否定的な評価が53%と、否定的な世論が強い。時系列で見ると、2004年の東北工程を契機に中国に対するイメージは継続的に悪化している。2005年~2008年の場合、韓国人の中国イメージは継続的に悪化したが、概して米国と共に下落する傾向を見せた。しかし、2009年以降は米国が韓国でイメージ改善に成功している一方で、中国は停滞状態を脱せず、韓国国民の間で両国に対するイメージが二極化していることが示された。

米国と同様に、日本の国際的役割に対する韓国国民の評価は非常に友好的に変化している。韓国社会では依然として強い反日感情が維持されているが、同時に日本の国際的役割に対しては肯定的な世論が増加していることは、韓国国民の間で日本に対する認識が多次元的に分化する一方で、現実主義的な思考が増加していることを示唆する。実際に2009年の調査で韓国人の日本に対する友好的評価は60%、2010年の調査では64%に増加し、2011年の調査では68%と、毎年4パーセントポイントずつ増加した。

北朝鮮に対しては、肯定的な評価は3%にとどまった反面、実に95%が北朝鮮の国際的役割は否定的だと回答した。2010年の調査では肯定的な評価5%、否定的な回答が89%であった。2010年の1年間、天安門事件、延坪島砲撃など南北間の軍事衝突で人命被害が発生するなど、冷戦終結後、北朝鮮による脅威が最高潮に達し、北朝鮮に対する評価が極度に冷え込んでいると見ることができる。

[図4] 韓国民の17カ国評判回答結果(%)

韓国国民の親欧米世論が強い:英国(85%) > カナダ(84%) > フランス(82%)

韓国評価に辛辣なドイツにも82%が肯定的

その他、今回の調査では韓国国民の間で欧州諸国に対する友好的なイメージが依然として強いことが明らかになった。英国、カナダ、ドイツ、フランスなど主要西欧諸国の国際的役割について肯定的に評価した韓国国民はすべて80%台を記録した。韓国の役割については19%のみが肯定的な評価をするなど、韓国に対する評価に辛辣さを見せたドイツでさえ、実に82%が肯定的に評価している。欧州諸国に次いで、米国(74%)と日本(68%)に対する肯定的な評価が高かった。非西欧諸国では、インド(66%)、ブラジル(58%)、南アフリカ(54%)、ロシア(47%)の順で友好的であった。一方、先に述べた中国(38%)やイスラエル、パキスタン、イランなどの中東およびアジアの危険国に対しては、否定的な回答者の割合が肯定的な回答者の割合を大きく上回っている。

[表3] 韓国人の2011年~2010年17カ国国際的評判増減推移(%)

4. 主要国の国際的評判

米国と中国の国際的評判が共に上昇

G2に対する世界人の見方、肯定的・否定的な認識が鮮明に

G2、すなわち米国と中国の世界人の評判を比較すると、米国はオバマ政権登場以降、国際的な評判が改善されていることがわかる。新保守主義路線に基づき一方的な外交政策を展開したブッシュ政権期には、中国に対する友好的な世論が米国を上回った。米国ソフトパワーの危機に対する自省の声が出始めたのはこの頃からである。しかし、オバマ政権登場以降、同盟外交、国際社会との協力外交の重要性を強調し、2010年、2011年には米国の国際的役割に対する肯定的な評価が増加している。

一方、中国の場合、オバマ政権の登場と2008年末の経済危機を経て、国際社会で中国をG2の列に認める雰囲気が強まったが、中国の国際社会での発言権が大きくなるにつれて、中国への脅威に対する懸念も共に増大している様相である。2011年には中国の国際的役割に対する評価がやや改善されたものの、米国には依然として遅れをとっている。

本章では、米国と中国はもちろん、北朝鮮、日本に対する調査対象国の回答をより詳細に見ていくことにする。

[図5] G2の国際的役割における肯定的評価率の変化(Global Poll 2005~2011; %)

注:括弧内は調査参加国数

[米国] 未だに交錯する国際的評判

米国に対する肯定的評価:フィリピン(90%) > ガーナ(84%) > ナイジェリア(76%) > 韓国(74%)の順

米国国民の肯定的評価:カナダ(82%) > 英国(80%) > ドイツ(76%) > 日本(69%)の順

米国に対する24カ国国民の評価は、肯定的という評価が49%、否定的という評価が31%、そして不明/保留の割合は20%であった。米国に対する友好的な評価は主にアフリカと中南米諸国で非常に高かった。アフリカでは、中国と資源外交で競争しているアフリカで、エジプトを除いたガーナ(84%)、ナイジェリア(76%)、ケニア(68%)、南アフリカ(54%)で米国の国際的役割に対する友好的な世論が強かった。中南米ではブラジル(64%)、チリ(62%)、ペルー(53%)で肯定的な評価が50%を超えた。アジアではフィリピン(90%)と韓国(74%)、インドネシア(58%)などが米国の国際的リーダーシップについて肯定的である。

しかし、米国と国境を接するカナダとメキシコ、伝統的に米国の同盟国の役割を担ってきた西欧諸国では、米国の役割に対する評価が交錯している。カナダでは米国に対する肯定的な評価が40%である一方、否定的な評価は47%を示し、メキシコでは肯定的な評価が23%、否定的な評価が38%、39%が分からないと回答するか回答を保留した。一方、欧州では肯定的な評価の割合がイタリア(62%)を除いた他の国々ではすべて50%に達せず、ほとんどが肯定的な評価と否定的な評価の割合が拮抗していた。ロシア、ドイツ、トルコではむしろ否定的なイメージが肯定的なイメージを上回っている。アジアでも先に言及した米国に友好的な諸国を除くと、オーストラリア(45%)、インド(42%)、日本(36%)、中国(33%)、パキスタン(16%)では米国に対する肯定的な評価が過半数に達しなかった。特に、2月に民主化デモでムバラク前大統領が辞任したエジプトでは、肯定的な評価が26%、否定的な評価が50%で、否定的な世論が多数を占めた。

米国国民の調査対象17カ国に対する評価結果を見ると、米国国民が肯定的だと挙げた国々としてはカナダ(82%)、英国(80%)、ドイツ(76%)、日本(69%)の順となった。それに続きブラジル(60%)、フランス(56%)、インド(56%)、韓国(53%)、南アフリカ(50%)の順であり、これらの国々については米国国民の50%以上が肯定的な評価をした。一方、ロシアと中国に対しては肯定的な評価がそれぞれ38%、36%で過半数に遠く及ばなかった。米国主導の国際秩序に挑戦しているイラン(6%)、北朝鮮(7%)、パキスタン(12%)に対しては、肯定的な評価が10%内外に留まり、否定的な評価が圧倒的に多かった。

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[図6] 米国に対する国際的評判回答結果(%)[図7] 米国国民の17カ国評判回答結果(%)

[中国] アジア、南米、アフリカで肯定的評価が高く、北米と欧州で低い

カナダ、ドイツ、英国、ロシア、フランスの順で肯定的評価

中国国民、否定的評価は日本(71%)、米国(53%)、北朝鮮(51%)、韓国(50%)の順

中国の国際的評判は、肯定的という意見が44%、否定的という意見が38%である。そして不明/保留が18%だった。大陸別では、アジア、南米、アフリカで肯定的な回答者の割合が欧州および米州諸国に比べて高かった。

特にアフリカの場合、調査に参加した5カ国すべてで中国に対する肯定的な評価が否定的な評価を大きく上回っていた。ナイジェリア、ケニア、ガーナで肯定的な評価がそれぞれ85%、82%、73%と高く、エジプト、南アフリカでは55%、53%が肯定的に評価した。

アジア太平洋地域では、フィリピン(62%)、インドネシア(63%)、パキスタン(66%)が中国に対して友好的なイメージが優勢な国々であった一方、日本(12%)、インド(28%)、韓国(38%)、オーストラリア(43%)では中国に対する肯定的な評価が過半数に達しなかった。

北米地域の場合、米国とカナダでは肯定的な評価がそれぞれ36%、35%であり、否定的な評価もそれぞれ51%、49%で、否定的な評価が相対的に多かった。中南米地域ではメキシコのみ肯定的な評価が23%と低かったが、チリ(61%)、ブラジル(57%)、ペルー(55%)では肯定的な評価が高かった。欧州の場合、ロシアを除いた他の国々では中国に対する否定的な評価が肯定的な評価よりも多かった。

一方、中国国民は自国に対して冷淡な評価をしている西側先進国に対して肯定的なイメージを持っている。カナダ(56%)、ドイツ(50%)、英国(48%)、ロシア(47%)、フランス(46%)の順で肯定的な評価の割合が高かった。それに続き、同じBRICS諸国の一員であるブラジル(45%)、南アフリカ(41%)、インド(40%)の順であった。国際社会で冷淡な評価を受けているイラン(38%)、パキスタン(37%)など危険国に対する肯定的な世論が否定的な世論に満たないのは事実だが、他の国々に比べて相対的に高い点は特徴的である。

一方、日本、イスラエル、米国、北朝鮮、韓国が中国国民にとって否定的なイメージが強い国として挙げられた。最も否定的なイメージが強い国はやはり日本で、肯定的な評価は18%に留まったが、否定的な評価は実に71%に達した。次に肯定的な世論が低い国はイスラエル(32%)、米国(33%)、北朝鮮(34%)、韓国(36%)の順となった。注目すべき点は、長年の血盟関係を維持してきた北朝鮮に対する肯定的な世論が低く、否定的な評価が51%で過半数を超えた点である。

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[図8] 中国に対する国際的評判回答結果(%)[図9] 中国国民の17カ国評判回答結果(%)

[北朝鮮] 肯定的評価16%、否定的評価55%、不明/無回答29%

肯定的評価が高い国はガーナのみ、中国国民の51%が「北朝鮮は否定的な役割」

北朝鮮に対する国際社会の評判が否定的なだけに、個別の国での評判も同様である。27カ国平均で16%のみが肯定的だと評価し、否定的という評価が55%、不明/無回答が29%であった。肯定的な評価(37%)が否定的な評価(21%)を上回った国はガーナのみであった。北朝鮮の最大の友好国である中国でさえ、否定的な評価が51%である一方、肯定的な評価は34%に留まった。

[図10] 北朝鮮に対する国際的評判回答結果(%)

[日本] 国際社会の評判で肯定的評価を受ける、アジア周辺国では冷淡

日本国民の91%が北朝鮮に対して否定的

日本に対する国際社会の評判は、概して肯定的であることが明らかになった。肯定的という回答者の割合が57%である一方、否定的という回答者の割合は20%に留まった。不明/保留は23%であった。大陸別に見ても、米州、欧州、アフリカで比較的均等に肯定的な回答者の割合が高く形成されていることが調査された。アジアでは国によって日本に対する見方に大きな差があった。インドネシアとフィリピンの場合、肯定的という回答者の割合はそれぞれ85%と84%に達したが、中国とパキスタンでの回答者の割合はそれぞれ18%と34%に過ぎなかった。しかし、否定的な評価が肯定的な評価を上回った国は調査対象となった27カ国中メキシコ、中国程度であり、大多数の国で日本の国際的役割に対する肯定的な評価が否定的な評価よりも相対的に多かった。

日本国民の他の国々に対する評価を見ると、二つの特徴が発見できる。第一に、不明/保留の回答者の割合が高い点である。この特徴は、他の国々に対する肯定的・否定的な評価結果を、日本以外の国々での評価結果と直接比較することに慎重さが求められるという意味で理解できる。第二に、北朝鮮に対する否定的な認識である。日本国民が北朝鮮の国際的役割に対する肯定的な評価の割合が1%に過ぎないという点に加え、不明/保留が8%に過ぎないという点で、他の国々の結果とは明確な違いを示した。隣接する朝鮮半島で二度の軍事衝突が発生し、日本本土を目前にして実施されるミサイル実験と核開発が、日本国民の北朝鮮に対する懸念と嫌悪感を強化させた結果と推測される。

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[図11] 日本に対する国際的評判回答結果(%)[図12] 日本国民の17カ国評判回答結果(%)

*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。

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