[世論ブリーフィング 71-2号] 世宗市3大争点に対する国民の認識 / 世宗市の解決策と政治的影響
[世論ブリーフィング 71号] EAI・韓国リサーチ企画 世宗市世論調査特集
1. 世宗市イシューの特徴 / 世宗市を見る価値観と選好の不一致
2. 世宗市3大争点に対する国民の認識 / 世宗市の解決策と政治的影響
世宗市3大争点に対する国民の認識:原案と修正案を区別できず
地方均衡発展効果・行政効率性・忠清圏開発効果に差はないという意見が多数
[表1] 政府/政界の世宗市立場(論理構造)
政界で世宗市イシューの論点となっている3大争点、すなわち地方均衡発展に寄与する効果、行政の非効率性、忠清圏開発効果の観点から、国民は各案をどのように区別しているのだろうか?国民の評価は政界の認識と一致するのだろうか?政界では各陣営が自らの案が3つの次元すべてにおいて優れていると主張しているが、国民の視点はどうだろうか?
政界で議論されている世宗市の論争の論理構造を簡潔に整理すると[表1]のようになる。修正案と原案は、目標、手段、正当化論理、および解決方法に関する相反する論理に基づいて対立している。
原案と修正案の対立する論点を整理すると、大きく(1)首都圏集中緩和効果、(2)行政効率性、(3)忠清圏発展への寄与度という3つの次元に要約できる。全体的に、政界の論争において原案は首都圏集中緩和効果および忠清圏発展に寄与できる点を強調し、行政機関の移転があってこそ首都圏緩和効果が大きいと主張している。修正案は原案の行政非効率性を批判し、首都圏緩和効果も経済波及効果が大きい企業、教育機関を移転する修正案が優位だと主張している。
争点別に原案、修正案それぞれがどのような影響を及ぼすと見ているか尋ねた結果は次の<図4>に要約されている。首都圏集中緩和という目標において、原案が肯定的な寄与をするという回答は47.5%、修正案に対しては45.6%の肯定的な評価を受けた。一方、行政効率性の側面では、原案に対する国民評価は36.0%に留まり、修正案に対しても肯定的な評価は3.2%高い39.2%に留まった。忠清圏発展への寄与という次元でも、原案に対する肯定評価の割合は62.6%、修正案に対する肯定評価の割合は62.3%であった。全体的に注目すべき点は、国民がそれぞれの次元について修正案と原案の違いを明確に認識していないという結果である。原案も修正案も行政効率性の次元では否定的に評価し、首都圏集中緩和効果は相対的に肯定的に評価したが、肯定評価の割合は過半数以下に留まった。原案と修正案共に忠清圏発展に肯定的に寄与するという評価が高く、その差は大きくなかった。
[図4] 各側面別原案および修正案の肯定評価:肯定的な回答の割合(%)
注)非常に肯定的、やや肯定的、影響なし、やや否定的、非常に否定的のうち、肯定的回答のみを合計した割合
3大争点別原案・修正案効果の相対評価
首都圏集中緩和効果:原案優位34.1%、差なし35.2%、修正案優位30.8%
行政効率性:原案優位27.3%、差なし40.2%、修正案優位32.4%
忠清発展への寄与:原案優位28.4%、差なし47.9%、修正案優位23.7%
各争点別に両立場について評価した数値上の差をもって相対評価すると、首都圏集中緩和効果においては原案が優位という立場が34.1%、修正案が優位という回答は30.8%で、原案が誤差範囲内でわずかに高かった。忠清圏発展への寄与度においても、原案が優位という立場は28.4%、修正案が優位という立場は23.7%で、わずかに優勢であることが示された。行政効率性の側面では、修正案が優位という回答が32.4%、原案が修正案より優位という回答は23.7%で、原案が行政府の非効率性を高めるだろうという認識がやや多かった。
しかし、全体的には両立場に同じ評価点を与えた層が多数を占め、世論を形成している。首都圏集中緩和効果の場合、原案と修正案に同じ点数を与えた回答者が35.2%、行政効率性においても差がないという回答が40.2%で最も多かった。特に忠清圏開発効果においては、過半数に迫る47.9%の回答者が原案と修正案の間に差がないと回答し、政府の修正案が忠清圏開発利益において原案に劣らないという評価が広がったと見られる。結果として、3大争点について両選択肢が受けた点数には大きな識別力が無いことが示されたのである。
[図5] 各次元別原案対修正案相対評価:両立場の差はほとんどないが多数
世宗市の解決策と政治的影響
原案と修正案の認識が엇갈れる中、政界の論争に対する疲労感も増大
世宗市問題は重要だが、行き過ぎ 47.2%、他の問題がより重要 36.9%
現在の論争の価値があるほど重要 14.0%
世宗市の問題は、昨年の首相人事聴聞会での論争を経て年を越してもなお解決の糸口を見いだせずにいる。特に政府の修正案が 마련された1月11日以降、政府と与党の主流派を中心に世宗市修正案貫徹のための努力が本格化し、これに朴槿恵代表を中心とする与党内の親朴系と野党の全面的な反発が続くことで、国民の世宗市問題を見る目はますます冷淡になっている。
国民は「世宗市問題は今のような議論をするほどの重要な事案」という立場は14.0%に留まった一方、「重要な問題ではあるが、議論がやりすぎだ」という立場が47.2%と最も多かった。「他の問題も多いのに、世宗市問題を今のように議論してはならない」という立場が36.9%で、現在の議論の様相に対する疲労感だけでなく、世宗市イシューの重要性に対しても冷笑的な態度を示す意見も少なくなかった。
[図6] 世宗市イシューの重要性と現行議論の様相評価
世宗市解決策:世宗市立場により解決策の認識も엇갈る
国会表決20.0%、国民投票56.0%、政府修正案放棄19.8%
国民投票案:原案支持者37.5%、修正案支持者65.6%賛成
国民全体としては、「原案と修正案を 두고国会採決で解決しよう」という案が20.0%、「国民投票で解決しよう」という案が56.0%、「政府が修正案を放棄しなければならない」という立場は19.8%であった。「不明/無回答」は1.8%であった。
世宗市政策選好別に区別して見ると、原案支持者の場合、国民投票で解決しようという意見が37.5%と少ない一方、政府が修正案を撤回しなければならないという立場が46.7%と最も多かった。国会採決で解決しようという意見は14.7%であった。一方、修正案支持者の場合、国会採決を挙げた回答は25.5%、国民投票で解決しようという意見が65.6%と最も多かった。政府が放棄せよという回答は5.0%であった。立場を決めない層でも国民投票で解決しなければならないという世論が63.1%と多かった。
国民投票案への支持が高いのは、政界に対する高い不信が国民投票で解決しなければならないという主張につながったと見られる。最近、親李派の一部と大統領府でも重大決断の可能性に言及し、国民投票の可能性を検討している中で注目に値する結果と言える。ただし、原案支持者と修正案支持者の間に国民投票に対する明確な視点の違いがあるため、もし国民投票を推進する場合、問題解決方法の過程が新たな政治的対立要因となる可能性が大きい。
[図7] 世宗市解決策
妥協案
必要だ39.8%、必要ない29.6%、よく分からない30.5%
原案支持層:必要だ36.5%、修正案支持層:必要だ46.1%
世宗市に移転する政府部処の数を3~4個に減らす案、行政機関分散効果を最小化するために大法院など独立機関7個を移転する案、あるいは首都移転案を用意する案、次期大統領選挙まで決定を延期する案など、様々な妥協案が出ている。これに対する調査結果は、「妥協案の議論が必要だ」という立場が39.8%、「不要だ」という意見も29.6%、「よく分からない」という回答も30.5%に達した。
世宗市の原案と修正案に対する立場によって、妥協案の必要性に対する認識も엇갈っている。原案支持者の場合、36.5%のみが妥協案が必要だと回答し、44.6%は不要だと回答して妥協案に対する否定的な立場が多かった。分からないという回答は18.8%であった。逆に修正案支持者は、46.1%が妥協案が必要だと回答し、25.5%のみが必要ないと回答した。28.4%は分からないと回答した。原案支持者の中で妥協案に対する否定的な認識が高いのは、妥協案を修正案の変形と理解する親朴系の立場と軌を一にするものと見られる。よく分からないという回答が全体的に30%を超えたということは、まだ妥協案に対する明確な選好が定まっていないことを意味する。これは内容や趣旨に関する情報に触れていない側面と、その実効性に対する疑問が反映された結果と解釈される。
[図8] 妥協案の必要性の有無(%)
世宗市論争、大統領及び朴前代表のイメージを同時に悪化、全体的な悪化幅はMB > 朴
世宗市論争が李明博大統領及び朴前代表の好感度に与えた影響を調査した結果、李明博大統領の場合、良くなったという回答が15.2%であったのに対し、悪くなったという回答は32.1%であり、朴前代表の場合も良くなったという回答が15.7%、悪くなったという回答が24.0%であったことから、世宗市論争が共通して両大統領及び朴前代表に対する国民のイメージを悪化させたことが調査されたが、相対的に李明博大統領のイメージ悪化の割合が大きかった。
[図8] 世宗市論争後の李大統領、朴前代表のイメージ変化
注)不明/無回答は表記せず
李大統領、ハンナラ党支持層ではイメージ改善、無党派層でイメージ悪化
政党支持別に世宗市論争による李大統領と朴槿恵前代表のイメージ変化を見ると、李明博大統領の場合、ハンナラ党支持層で良くなったという意見が35.5%、悪くなったという意見は12.2%に留まり、ハンナラ党支持層で肯定的な評価が増えた。一方、民主党支持層では良くなったという意見が6.3%、悪くなったという意見が42.4%であった。政党支持のない無党派層でも良くなったという意見は6.8%に留まったが、無党派層では33.7%が悪くなったと回答し、世宗市問題が「家兎(コア支持層)」と呼ばれる核心支持層の結束には役立った反面、支持の裾野を広げることには否定的な効果があることが確認される。
朴前代表、民主党支持層で改善、ハンナラ党支持層で悪化
一方、朴槿恵前代表の場合、李明博大統領とは異なり、ハンナラ党支持層では改善されたという回答が13.0%、悪くなったという意見が38.7%に達したのに対し、民主党支持層では19.6%が良くなったと回答し、悪くなったという回答は9.8%に留まり、肯定的な効果があった。無党派層では良くなったという意見が12.6%、悪くなったという意見が24.1%で、朴代表も無党派層では全体的にイメージが悪くなったという割合がやや高かったが、李明博大統領に比べて相対的に肯定的な評価を受けたと見ることができる。
[図9] 政党支持別李明博大統領イメージ変化
注)不明/無回答は表記せず
[図10] 政党支持別朴前代表イメージ変化
注)不明/無回答は表記せず
*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。