[EAI世論ブリーフィング 44-4号] 韓国も核兵器を持つべき 62.7%
北朝鮮ロケット発射後の安保認識と核兵器保有世論
ㆍ北朝鮮ロケット発射、安保状況認識に与える影響は小さい
ㆍ朝鮮半島安保状況は不安だ 32.8%、3月より3.4%ポイントの上昇に留まる
ㆍ韓国も核兵器を持つべき 62.7%、2005年より12%ポイント上昇
4月5日の北朝鮮によるロケット発射後、我が国政府は対応策の準備に没頭しているように見える。主な内容は「大量破壊兵器拡散防止構想」(PSI)への全面加入と、防御概念のミサイル戦力増強(MD)に集中している様相である。これにミサイル射程延長論も加わっている。政府やメディアの忙しい対応とは異なり、北朝鮮のロケット発射後も国民の安保状況認識は比較的落ち着いたものだった。現在の全般的な安保状況について不安だと回答した割合は32.8%(非常に不安だ 6.3%、概ね不安だ 26.5%)で、不安ではないと回答した割合の30.1%を2.7%ポイント(P)上回ったに過ぎない。普通だと回答した割合は36.4%、不明/無回答は0.8%だった。
3月に実施した世論バロメーター調査結果と比較すると、やや不安だという回答が増加したが、大きな変化とは言えない。3月の調査では「安保状況が不安だ」と回答した割合は29.4%だった。「不安ではない」と回答した割合は34.4%だった。「普通」と中立的に回答した割合は35.6%、不明/無回答は0.6%だった。4月の調査結果では、「不安だ」という回答割合は3.4%ポイントの上昇に留まり、「不安ではない」という回答割合は4.3%ポイント低下した。結果として、北朝鮮のロケット発射という大きな北朝鮮リスクにもかかわらず、国民は落ち着いていたという意味である。[図1]
全般的な安保状況に対する我が国民の認識をより具体的に把握するため、性別・年齢・居住地域・イデオロギー的傾向による分析を行った。まず、性別では女性が男性に比べて高い不安感を示した。女性の場合、不安だと回答した割合は35.1%だった。不安ではないと回答した割合は26.7%だった。普通と不明/無回答はそれぞれ37.3%と0.9%だった。一方、男性の場合、不安だという回答は30.4%、不安ではないという回答は33.5%だった。普通と不明/無回答はそれぞれ35.5%と0.7%だった。[図2]
年齢層別では、19歳から29歳で不安だという回答割合が最も高く、50代以上では最も低いと調査された。不安だと回答した割合のみを見ると、19歳から29歳では38.9%だった。30代では32.9%、40代では34.2%だった。しかし、50代以上では28.0%が不安だと回答したと見られる。不安ではないと回答した割合は、不安だと回答した結果と反比例した。19歳から29歳では不安ではないという回答割合は22.0%だった。30代では28.3%、40代では31.2%だった。しかし、50代以上では35.2%と最も高い回答割合を示した。[図3]
居住地域別では、光州/全羅地域の回答者の安保不安感が最も高いと示された。一方、江原/済州と大邱/慶北地域の回答者の安保不安感が最も低いと調査された。これをより細分化して見ると、不安だと回答した割合において光州/全羅地域は42.1%だった。ソウルは35.3%、釜山/蔚山/慶南が33.0%、江原/済州と大邱/慶北が31.5%だった。仁川/京畿は29.6%、大田/忠清地域は27.7%で最も低いと調査された。不安ではないと回答した場合では、江原/済州が38.6%で最も高かった。次いで大邱/慶北が37.3%、その次に仁川/京畿(32.6%)、大田/忠清(30.5%)、釜山/蔚山/慶南(29.6%)の順だった。一方、光州/全羅地域の回答者のうち19.6%のみが不安ではないと回答した。[図4]
イデオロギー的傾向による安保不安感を比較すると、まず進歩だと回答した回答者の中で不安だと回答した割合は34.4%、不安ではないという回答は27.6%だった。残りは中立的または不明だと回答した。中道だと回答した回答者の中では30.9%が不安だと回答し、27.6%が不安ではないと回答した。一方、保守だと回答した場合は32.9%が不安だと回答し、中道層と進歩層の国民と大きな差はなかったが、不安ではないという回答は36.6%と他の集団に比べて相対的に高かった。北朝鮮の核問題およびロケット発射に対する断固たる対応と国際社会の制裁をより好む保守層と高年齢層よりも、国際社会の制裁と圧力を避ける進歩層と若年層の懸念が相対的に大きいことが示された。[図5]
[図1] 3月・4月安保状況認識比較結果(単位:%、「普通」と不明/無回答を除く)
[図2] 性別安保状況認識比較結果(単位:%)
[図3] 年齢層別安保状況「不安だ」認識結果(単位:%)
[図4] 地域別安保状況認識結果比較(単位:%、「不明/無回答」を除く)
[図5] イデオロギー的傾向別安保状況認識結果比較(単位:%、「不明/無回答」を除く)
北朝鮮ロケット発射、核競争世論を高める
ㆍ我が国も核兵器を保有すべき 62.7%、2005年より12.0%ポイント増加
ㆍ安保状況「不安ではない」層でも核兵器保有支持がむしろ上昇
北朝鮮ロケット発射後、政府の対応策が目に見える成果を出せていない状況で、我が国も核兵器を保有すべきだという主張がインターネットウェブサイトを中心に再び頭をもたげている。国民も肯定的な見方を示していることが分かった。我が国の核兵器保有の主張について「同意する」という回答が62.7%に達した。「同意しない」という回答割合は35.4%だった。「不明/無回答」は1.8%だった。今回の調査結果は、北朝鮮の核問題が浮上し始めた2004年に東アジア研究院が中央日報と米国シカゴ外交協会(CCFR)と共同で実施した世論調査結果とは差異を示している。2004年の調査では「我が国も核兵器を保有すべきだ」という回答割合は50.7%だった。「保有してはならない」という回答割合は49.3%だった。5年が経過した現在、我が国も核兵器を保有すべきだという主張に対する同意割合は12.0%ポイント増加した。[図6]
注目すべき点は、安保不安要因のために核兵器を保有すべきだという主張が出ているわけではないという点だ。安保状況について不安だと回答した層の中で、核兵器保有に同意する回答割合は62.6%だった。一方、不安ではないと回答した層では68.8%と、不安だと回答した層よりも6.2%ポイントむしろ高かった。核兵器保有に同意しない割合を見ると、安保状況が不安だと回答した層で35.5%となり、安保状況を不安だと見なす人々の中での29.6%より5.9%ポイント高い結果となった。結果として、現在の安保状況の評価とは無関係に、我が国も核兵器を持つべきだという主張が出ているのである。[図7]
我が国も核兵器を保有すべきだという主張に同意した回答者の特性を分析した。まず、性別では男性の場合、同意するという回答割合が70.9%で、女性の場合の同意するという回答割合54.8%より16.1%ポイント高く示された。年齢層別では、19歳~29歳の層では45.8%、30代では60.4%が同意すると回答した。40代と50代以上では同意割合がさらに高まり、それぞれ69.9%と69.6%が核兵器保有の主張に同意すると回答したと調査された。イデオロギー的傾向別では、自身のイデオロギー的傾向を保守だと回答した層で、核兵器保有の主張に同意するという回答割合が66.5%と示された。中道層では62.5%だった。イデオロギー的に進歩だと回答した回答者でさえ、同意するという回答割合は59.4%で過半数を占めていた。相対的に若い女性層を除いては、我が国の核兵器保有について概ね大多数の国民が同意しているのである。
現在、韓国政府は国連など国際社会との協力により、北朝鮮の核問題およびロケット発射後の安保問題への対応に追われている。問題は、PSI加入はもちろん、MD体制構築、米国との協議による韓国に配備されたミサイルの射程延長問題など、東アジア地域および南北関係で緊張を高め、軍拡競争を誘発させる事案が山積しているという点である。結局、懸念した通り、北朝鮮のロケット発射は韓国はもちろん周辺国で軍拡と核競争を誘発させる契機となっているのである。今回の世論調査結果は、韓国国民の世論もこうした懸念を裏付けている。もちろん、こうした国民世論が政府をして直ちに核兵器開発や軍拡に乗り出させる現実的な圧力要因となることは難しいだろうが、場合によっては韓国政府にとって少なくない負担となり得る事案であることは間違いないだろう。
[図6] 我が国の核兵器保有支持認識(単位:%)
* 2004年の資料:EAI・中央日報・CCFR
** 2004年の調査の場合、選択肢の構成は「はい」「いいえ」でした
*** 不明/無回答は除く
[図7] 安保認識と核兵器保有支持認識の比較(単位:%、「不明/無回答」を除く)
*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。