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[世論ブリーフィング 第131号] 2013年 日韓国民相互認識調査の主要結果

カテゴリー
論評・イシューブリーフィング
発行日
2013年5月13日
関連プロジェクト
日韓国民相互認識(東アジア認識)調査

[世論ブリーフィング 第131号] EAI・言論NPO共同

1. 日韓両国民の否定的な相互認識

2. 個人的な印象にも表れる否定的な認識

3. 安全保障と経済分野に対する関係認識

4. 両国関係をめぐる日韓国民間の認識差

5. 相手国国民性に対する認識の特徴

6. 日韓関係発展の阻害要因

7. 首脳会談の必要性と核心議題

8. 民間交流の活性化と報道の公正性認識

[付録]


1. 日韓両国民の否定的な相互認識

- 日韓関係、悪い 韓国国民 67.4% 日本国民 55.1%

- 過去1年間、両国関係は良くなったか 韓国国民 2.4% 日本国民 4.5%

- 日韓関係の未来展望、良くなるだろうか 韓国国民 14.0% 日本国民 23.1%

2013年現在、日韓両国民が持っている日本と韓国に対する関係認識を一言で要約すれば「悪い」である。韓国国民のうち、日本との関係を「良い」と答えた割合は合計3.4%(非常に良い 0.1%+やや良い 3.3%)に過ぎなかった。一方、「悪い」と答えた割合は合計67.4%(非常に悪い 15.2%+やや悪い 52.2%)に達した。日本国民もまた、韓国との関係を否定的に認識していた。

日本国民のうち、韓国との関係を「良い」と答えた割合は11.3%(非常に良い 0.5%+やや良い 10.8%)であり、「悪い」と答えた割合55.1%(非常に悪い 8.3%+やや悪い 46.8%)と比較すると、はるかに低い水準である。どちらでもないと答えた割合は、韓国国民のうち29.2%、日本国民のうち33.6%であった。

今回の調査結果は、EAIが日本の代表的な市民団体である言論NPOと、去る3月と4月にかけてそれぞれ韓国と日本で実施した一般国民世論調査の結果に基づくものである。EAIが主管した韓国調査は、3月25日から4月15日まで韓国リサーチ㈜に依頼し、済州特別自治道を含む全国の満19歳以上の成人男女1,004名を対象に、調査員による一対一の面接調査を通じて実施され、最大許容標本誤差は95%の信頼水準で±3.1%水準である。言論NPOが主管した日本調査は、3月30日から4月15日まで世論綜合研究所に依頼し、日本全国の満18歳以上の男女1,000名を対象に訪問回収法(leaving method)を通じて実施された。

[図1] 2013年 日韓国民の対国関係認識(%)

日韓両国民の対国関係に対する否定的な認識は、特定の年齢層でのみ見られる現象でもなかった。全ての年齢層で見られる現象であった。実際の韓国国民のうち、40代での回答割合4.5%を除いた他の全ての年齢層で、「良い」(非常に良い+やや良い)と答えた割合は4%未満であった。

日本の年齢層別調査結果も、韓国の調査結果と比較して「良い」と答えた割合が相対的にやや高かったものの、両国関係を良いと答えた回答者の割合は10%台にとどまった。日本の場合、50代で「良い」と答えた回答者の割合が最も高かったが、その割合は15.9%に過ぎなかった。

2012年に韓国と日本で共に相手国に対する否定的な認識が過去10年間で最も否定的であった点を考慮すると、2013年現在の両国民が抱いている相手国に対する否定的な認識がどのような状況にあるかを推測させる結果である。さらに、今年一年、両国関係において肯定的な影響を与えるような出来事が起こったとは考えにくい点を考慮すれば、世論レベルでの現在の韓日関係は過去10年間で最も否定的であると見ることができるだろう(2002年~2012年の調査結果は付録参照)。これに関するより詳細な内容は、李淑宗. 2013. 「2013年韓日関係の展望と韓国の対応」『EAI Issue Briefing No. MASI 2013-01』。東アジア研究院を参照されたい。

[図2] 年齢層別 日韓国民間の対国関係「良い」の割合

日韓両国民の多くが現在の韓日関係を非常に否定的に認識していることから、過去1年間における両国関係はもちろん、両国関係の未来についても否定的な回答が多かった。まず、過去1年間における両国関係を「良くなった」(非常に良くなった+やや良くなった)と答えた割合は、韓国国民で2.4%、日本国民で4.5%であった。「変わらない」と答えた割合を見ると、韓国国民が43.5%、日本国民が29.2%であった。「悪くなった」と答えた割合は、韓国国民が53.9%、日本国民が66.3%であった。「悪くなった」と答えた割合が、日韓両国民ともに他の選択肢の結果を圧倒していることがわかる。

日韓両国関係の未来に対する展望も、肯定的な水準にあると解釈するのは無理がある。韓国国民のうち、「良くなるだろう」(非常に良くなるだろう+やや良くなるだろう)と答えた割合は合計14.0%であり、「悪くなるだろう」(非常に悪くなるだろう+やや悪くなるだろう)と答えた割合26.6%に満たなかった。

「現在と変わらないだろう」と展望した回答者の割合は59.9%で過半数に達したが、現在の両国に対する国民間の相互認識が否定的な水準にあることを考慮すれば、これを肯定的な意味で解釈するのは難しいだろう。

日本国民も状況は韓国国民と類似していた。「良くなるだろう」と答えた割合は23.1%で、「悪くなるだろう」と答えた割合18.2%よりも高く現れた。「現在と同じだろう」という回答者の割合は34.6%に達したが、これも現在の両国関係が否定的な状況にあることを考慮すれば、肯定的な水準にあると解釈するのは無理があるだろう。

[図3] 過去1年間の両国関係(%) [図4] 両国関係の未来展望(%)

2. 個人的な印象にも表れる否定的な認識

- 相手国に良い印象を持っている 韓国国民 12.2% 日本国民 31.1%

- 過去1年間、日本に対する印象は良くなったか 3.6%

- 過去1年間、韓国に対する印象は良くなったか 7.4%



日韓両国民の否定的な対国関係認識は、相手国に対する個人的な印象とも無関係ではなかった。韓国国民のうち、日本に対して良い印象を持っていると答えた割合は合計12.2%(良い印象を持っている 1.0%+概して良い印象を持っている 11.2%)に過ぎなかった。良くない印象を持っていると答えた割合は76.6%(良くない印象を持っている 37.9%+概して良くない印象を持っている 38.7%)に達した。



日本国民の調査結果も、韓国国民の調査結果と比較して相対的に友好的な印象を持っているとは言えるが、だからといって韓国に対して良い印象を持っていると解釈できる水準ではなかった。実際の日本国民のうち、韓国に対して良い印象を持っていると答えた割合は31.1%であったが(良い印象を持っている 6.3%+概して良い印象を持っている 24.8%)、悪い印象を持っていると答えた割合は合計37.7%(良くない印象を持っている 9.9%+概して良くない印象を持っている 27.4%)であった。



[図5] 日韓国民の相手国に対する印象(%)

過去1年間における相手国に対する印象の変化も同様であった。日本に対する印象が良くなったと答えた韓国国民の割合は合計3.6%(非常に良くなった 0.5%+概して良くなった 3.1%)に過ぎなかった一方、変わらない、あるいは悪くなったと答えた割合はそれぞれ49.7%と48.7%(非常に悪くなった 8.6%+概して悪くなった 38.1%)に達した。

変わらないと答えた国民も、先に紹介した現在の韓日関係認識と比較して見ると、「悪くなった」と答えた場合の回答者の割合が57.5%に達した。友好的な観点から「変わらない」と答えた可能性はそれほど低いという意味である。

日本国民も過去1年間、韓国に対する印象が良くなったと答えた割合は合計7.4%(非常に良くなった 2.0%+概して良くなった 5.4%)に過ぎなかった。一方、「悪くなった」と答えた割合は合計39.6%(非常に悪くなった 8.1%+概して悪くなった 31.5%)と調査され、「良くなった」と答えた割合を大きく上回った。「変わらない」と答えた回答者の割合は52.9%であったが、日本国民も現在の日本と韓国との関係を否定的に見ている場合が多いことを考慮すれば、これもまた肯定的に解釈するのは難しい結果である。



[図6] 日韓国民の過去1年間の相手国印象(%)

3. 安全保障と経済分野に対する関係認識

- 軍事的に脅威となる国 韓国国民 北朝鮮 > 中国 > 日本の順

- 日本国民 北朝鮮 > 中国 > ロシアの順

- 日本の経済発展、韓国に肯定的 31.6% 否定的 47.6%

- 韓国の経済発展、日本に肯定的 45.0% 否定的 32.3%

日韓両国民が抱いている否定的な対国関係認識と相手国に対する否定的な印象は、安全保障と経済分野でも垣間見ることができる。相対的に、より否定的な認識は韓国国民に見られた。

まず、複数回答が可能となるように質問した「軍事的に脅威となる国」について、韓国国民の86.7%は北朝鮮を挙げた。中国を挙げた回答者の割合は47.8%であった。日本を挙げた回答者の割合も43.9%に達した。米国とロシアを挙げた割合はそれぞれ4%台であった。

日本国民の場合、韓国国民と同様に北朝鮮を最も多く挙げ、回答者の割合は78.9%に達した。中国を挙げた割合も60.1%に達した。その後にロシア、韓国、米国と続いた。韓国を挙げた回答者の割合は12.2%であり、日本国民の10人に1人以上が韓国を軍事的に脅威となる国と考えていることがわかる。

[表1] 軍事的に脅威となる国

両国の経済関係に対する認識も、決して肯定的ではなかった。ここでも韓国国民の認識は日本国民の認識と比較して、より否定的であった。韓国国民のうち、日本の経済発展が韓国に良い影響を与え、必要だと答えた割合は合計31.6%(非常に近い+概して近い)であった。

一方、日本の経済発展が韓国に脅威を与えると答えた割合は47.6%(非常に近い+概して近い)と調査され、日本の経済発展に対して否定的に認識している国民の割合の方が高いことがわかる。

日本国民も、韓国の経済発展に対して一様に肯定的であるとは言えなかった。韓国の経済発展が日本に良い影響を与え、必要だと答えた割合は合計45.0%であったのに対し、韓国の経済発展が日本に脅威を与えると答えた割合は合計32.3%であった。



[表2] 両国の経済関係認識(%)

* 無回答は分析から除外

 

 

4. 両国関係をめぐる日韓国民間の認識差

- 両国民、相互の未来展望は肯定的

- 対日関係が重要 73.6% 対韓関係が重要 74.0%

- 対中関係より対日関係がより重要 9.3% 対韓関係より対日関係がより重要 13.9%

- 中国と韓/日、日本により親近感を感じる 13.5% 韓国により親近感を感じる 45.5%

日韓両国民の安全保障および経済分野に対する相互認識が肯定的でない状況にあるにもかかわらず、互いに対する展望においては決して否定的ではなかった。2030年における相手国の国際的な影響力について、韓国国民は日本に対し、世界第3位の経済大国の地位をそのまま維持するという展望を最も高い割合(34.1%)で示していた。その次は、中堅国だが影響力は非常に強い国になるだろう(29.6%)であった。

日本国民も韓国に対し肯定的な展望を示していた。まず、「よくわからない」(32.8%)を除くと、2030年に韓国は中堅国だが影響力は非常に強い国になるだろうという展望を最も多く(21.3%)示していた。小国だが影響力は強い国になると展望した割合(14.9%)がその後に続いた。韓国と日本国民の両方が、相手国の将来に対して希望的に展望していることを示す結果である。

さらに、日韓両国民は共に相手国との関係を重視していた。韓国国民のうち73.6%は、日本との関係が重要だと答えた。重要ではないと答えた割合は6.0%に過ぎなかった。日本国民も韓国との関係が重要だと答えた割合が74.0%に達した。重要ではないと答えた割合は7.1%であった。両国民ともに、互いの将来を肯定的に展望し、相互の関係の重要性について高く評価していることを示す結果である。



[図7] 日韓国民間の対国関係重要性認識(%)

韓日関係をめぐる重要な変数の一つは中国である。中国の台頭の影響を最も直接的に受ける地域がまさに東アジア地域であり、東アジア地域に属する韓国と日本は中国の直接的な影響圏に置かれている。しかし、中国を見る日韓両国民の視覚には違いがある。日韓関係において相対的に否定的な認識を持っている韓国国民は、日本国民と比較して中国に対してより積極的である。

複数回答が可能となるように、「将来、世界政治を主導する国家や地域はどこだと考えるか」という質問に対し、韓国国民の74.8%は米国を最も多く挙げたが、中国を挙げる場合も71.7%に達した。その他、G8を挙げた割合が10.5%、G20を挙げた割合が9.9%であり、韓国と日本を挙げた割合はそれぞれ5.5%と4.7%であった。

日本国民はこれに対し、米国を挙げた割合が51.3%で最も高く、その次にG8(24.7%)とG20(19.3%)と続いた。中国を挙げる割合は18.7%で4番目に高い回答者の割合を示し、韓国国民の調査結果とは違いを見せた。日本と韓国だと答えた割合はそれぞれ9.9%と1.2%であった。

両国民に見られた上記の展望の違いは、韓日関係と対中関係の重要性認識において違いを明らかにしていた。韓国国民は、韓日関係と対中関係の両方とも重要だと答えた割合が55.0%で過半数に達した。しかし、韓日関係(9.3%)よりも対中関係(35.8%)をより重要だと答えた割合が約4倍高かった。

日本国民の場合、両方とも重要だと答えた割合が49.6%で最も高かった点は韓国国民の調査結果と同様であったが、対中関係(13.9%)よりも韓日関係(20.0%)をより重要だと答えた割合が高かった点では違いを見せた。

[図8] 韓日関係と対中関係重要性認識(%)

これらの調査結果は、実際、中国と相手国に対する親近感の違いとも無関係ではないようだ。まず、韓国国民は日本と中国のうち、日本を挙げた割合(13.5%)よりも中国(36.2%)を挙げた割合が3倍近く高かった。

両国すべてに同じ親近感を感じると答えた割合は12.3%であった。日本国民の場合、韓国と中国のうち、韓国により親近感を感じると答えた割合が45.5%で、中国により親近感を感じると答えた割合5.9%を圧倒した。両国すべてに同じ親近感を感じると答えた割合は8.5%であった。

しかし、関心を持って注視すべき調査結果は、両国すべてに親近感を感じないと答えた割合である。韓国国民の該当回答者の割合は38.0%であった。日本国民の該当回答者の割合は24.6%であった。

韓国国民調査では最も高い回答者の割合を示した結果であり、日本国民調査では2番目に高い回答者の割合を示した結果である。日韓両国民ともに、相手国に対して友好的な認識を十分に蓄積していない状況で、中国に対しても友好的な認識が広がっていないことを示す結果であるためだ。



[図9] 相手国と中国に対する親近感比較(%)5. 相手国国民性に対する認識の特徴

- 日韓国民、相手国国民性認識は「対立を誘発する」

- 勤勉さと親切さは相互に認識

日韓両国民は、相手国の国民性に対して一言で「対立を誘発する」という認識を強く抱いていた。「信頼できる」と「信頼できない」について、両国民ともに相手国国民を信頼できないと答えた割合が高かった。「協力的だ」と「非協力的だ」についても、非協力的だと答えた国民が多かった。「柔軟だ」と「頑固だ」についても、相手国国民が頑固だと考える回答者の割合が高く、「平和的だ」と「好戦的だ」についても、好戦的だと答える割合がより高かった。

[図10] 信頼できる vs 信頼できない [図11] 協力的だ vs 非協力的だ

[図12] 柔軟だ vs 頑固だ [図13] 平和的だ vs 好戦的だ

だからといって、日韓両国民が相手国国民に対して全面的に否定的な評価をしているわけではなかった。韓国国民は、日本国民が「親切だ」と答えた割合(69.2%)が「傲慢だ」と答えた割合(9.7%)よりも高かった。

日本国民も韓国国民に対して親切だと答えた場合が多かった。「勤勉だ」と「怠惰だ」について、韓国国民は日本国民が勤勉だと答えた割合(78.5%)が圧倒的であり、日本国民も韓国国民に対して勤勉だと答えた割合(57.7%)の方が高かった。

[図14] 親切だ vs 傲慢だ [図15] 勤勉だ vs 怠惰だ

韓国国民と日本国民の間で、互いを見る視覚の違いもあった。「創造的だ」と「模倣的だ」について、韓国国民は日本国民が創造的だと答えた割合が43.9%で、模倣的だと答えた割合25.0%よりも高かった。一方、日本国民は韓国国民に対して模倣的だと答えた割合が27.9%で、創造的だと答えた割合16.5%よりも高かった。

「正直だ」と「正直でない」においても、韓国国民が日本国民を正直だと評価した回答者の割合(35.2%)が正直でないとの回答者の割合(25.5%)よりも高かったが、日本国民は韓国国民に対して正直でないと答えた割合(25.1%)が正直だと答えた割合(18.4%)よりも高かった。

[図16] 創造的だ vs 模倣的だ [図17] 正直だ vs 正直でない

6. 日韓関係発展の阻害要因

- 韓国国民が日本に対して抱くイメージ、独島問題と慰安婦問題が上位

- 日本国民が韓国に対して抱くイメージ、韓国料理と竹島問題が上位

韓国国民にとって、日韓関係は植民地支配の記憶と、それを再生産する歴史および領土紛争を巡る対立が認識の根底にあった。実際に3つまで選択可能とした調査の結果、韓国国民と日本国民は、相手国を想起する事柄において明確な違いを示した。

韓国国民は、日本を想起する事柄として「独島問題」と「慰安婦問題」という回答が最も多かった。独島問題を挙げた割合は84.4%、慰安婦問題を挙げた割合は61.5%であった。東日本大震災と福島第一原発事故を挙げた割合は24.9%、政治家の失言を挙げた割合は16.6%で、それぞれ3番目と4番目に多い回答率を示したが、独島問題と慰安婦問題を挙げた回答率とは大きな差が見られた。

日本国民は、「韓国料理」を挙げた回答率が59.1%で最も高かった。竹島問題を挙げた回答率は56.7%、韓流ドラマとK-POPを挙げた割合は47.2%、反日感情と反日デモを挙げた割合は32.0%であった。

 

[表3] 相手国を想起する事柄 (%)

* 選択肢の翻訳は、実査で使用されたものをそのまま転記したものである

- 異なる歴史認識

- 韓国国民の日本史知識、壬辰倭乱、原爆投下、太平洋戦争の順

- 日本国民の韓国史知識、女性大統領の誕生、ソウルオリンピック、日韓ワールドカップの順

日韓間の相手国に関連する認識の違いは、相手国の歴史に関する知識においても顕著な差を示した。該当するものを全て選択可能とした調査の結果、韓国国民は壬辰倭乱(80.6%)、広島・長崎への原爆投下(74.8%)、太平洋戦争(55.4%)、日韓併合(49.9%)の順で高い回答率を示した。日本国民は、韓国の歴史的事件の中で、女性大統領の誕生(72.4%)、ソウルオリンピック(7.1%)、日韓ワールドカップ(70.0%)、朝鮮戦争(66.6%)の順で高い回答率を示した。

結果として、韓国国民は日本の歴史において、日本によって韓国が直接的・間接的に受けた影響が大きい歴史的事件を主に想起したのに対し、日本国民は比較的最近の出来事を主に想起していた。日韓両国民が、相手国に対して異なる歴史的記憶を形成していることを示す結果である。

 

[表4] 相手国の歴史に関する知識 (%)

* 選択肢の翻訳は、実査で使用されたものをそのまま転記したものである

- 日本の政治や社会の運営方式、軍国主義 > 資本主義 > 民族主義の順

- 韓国の政治や社会の運営方式、民族主義 > 軍国主義 > 資本主義の順

韓国国民が日本に対して抱く記憶は、日本の政治や社会の運営方式を問う質問の結果とも無関係ではないようだ。韓国国民のうち50.3%が軍国主義と回答し、46.9%が資本主義、34.6%が民族主義、26.6%が国家主義と回答した。日本国民も、韓国の政治や社会の運営方式について、民族主義を挙げた回答率が43.3%で最も高く、軍国主義31.3%、資本主義31.2%、国家主義29.4%の順で回答率が高かった。

日韓両国民とも、相手国を見る視点が資本主義を除いて概ね前近代的項目であるという特徴を示す中で、「独島問題」と「歴史認識」が日韓関係発展の核心的な阻害要因として挙げられていた。複数回答を可能とした調査の結果、独島問題を最も多く挙げ、歴史認識と歴史教育も高い回答率を示した。残りの項目でも共通点が見られる。

- 両国民とも日韓関係発展の阻害要因1位は独島問題

- 韓国国民、日本の歴史認識および歴史教育と日本の政治家による反韓感情の扇動的な言動の順

- 日本国民、韓国国民の反日感情と韓国の歴史認識および歴史教育の順

韓国国民は、日韓関係発展の阻害要因として、日本の政治家による反韓感情を煽る言動(31.1%)と日本国民の反韓感情(24.7%)を多く挙げたが、日本国民は韓国国民の反日感情(55.1%)と韓国メディアの反日的な報道(25.3%)を高い割合で挙げた。韓国と日本国民の双方が、相手国の感情的な扇動によって両国関係が阻害されていると見なす場合が多いことを示す結果である。

[表5] 日韓関係発展の阻害要因 (%)

* 選択肢の翻訳は、実査で使用されたものをそのまま転記したものである

7. 首脳会談の必要性と主要議題

 

- 首脳会談は必要、韓国国民84.9%、日本国民70.2%

- 韓国国民が挙げる主要議題、独島問題、歴史問題、慰安婦問題

- 日本国民が挙げる主要議題、竹島問題、北朝鮮核問題

韓国国民と日本国民の双方が、両国首脳会談が必要であるという意見で圧倒的だった。韓国国民のうち、日韓首脳会談が必要だと回答した割合は合計で84.9%(必要である27.8%+概ね必要である57.1%)であった。日本国民のうち、日韓首脳会談が必要だと回答した割合は合計で70.2%(必要である40.2%+概ね必要である30.0%)であった。全体的な回答率では韓国国民が、必要性の度合いでは日本国民がより高い回答率を示したことがわかる。

首脳会談開催時に優先的に議論すべき課題、すなわち主要議題については、韓国国民と日本国民の間で微妙な差が見られた。韓国国民は独島問題を最も多く挙げた。日本国民も同様であったが、韓国国民が歴史問題と慰安婦問題を2番目に多く挙げたのに対し、日本国民は北朝鮮核問題と北朝鮮による日本人拉致問題をそれぞれ多く挙げた。

しかし、独島問題、歴史問題、慰安婦問題、北朝鮮核問題、そして軍事安全保障分野の交流・協力/貿易投資の協力強化とFTAについて、両国民とも高い優先順位を与えている点は共通していると言える。

 

[表6] 首脳会談の主要議題 (%)

* 選択肢の翻訳は、実査で使用されたものをそのまま転記したものである

日韓両国民が考える両国間の主要な二大課題は、「独島問題」と「歴史問題」であった。まず、日韓両国民は、日韓間に領土紛争が存在すると考えるかという質問に対し、存在すると回答した割合が圧倒的であった。韓国国民のうち82.7%が存在すると回答し、日本国民のうち69.2%が存在すると回答した。

 

[図18] 両国間の領土紛争の有無 (%)

領土紛争が存在すると回答した回答者に対し、日韓両国間の領土紛争の解決策について尋ねた。まず、韓国国民は実効支配の強化が必要だという回答率が37.7%で最も高く、平和的な解決を追求すべきだという回答率が26.7%で続いた。日本国民の場合、国際司法裁判所に提訴すべきだという回答率が60.7%で圧倒的であり、領土問題の存在について外交交渉を通じて韓国に認めさせるべきだという回答率が22.0%であった。

 

[表7] 領土紛争の解決策 (%)

歴史問題もまた、両国間の解決が必要な主要議題である。日韓両国民もこれについて共通認識を形成していた。両国関係が発展するにつれて歴史問題も徐々に解決されるだろうという楽観的な見通しに同意した回答者の割合だけを見ると、韓国国民は29.2%、日本国民は23.6%であった。

一方、歴史問題の解決なしには両国関係の発展は困難だろうという見解に対し、韓国国民の回答率は41.5%、日本国民の回答率は25.9%であった。両国関係が発展しても歴史問題の解決は困難だろうと回答した割合も、韓国国民が29.3%、日本国民が32.1%であった。両国関係において歴史問題が持つ重要性と難局を明らかにする結果と理解される。

 

[図19] 歴史問題の解決と両国関係の発展 (%)

歴史問題の解決策に関しては、日韓両国民の認識は概ね平行線をたどっていた。複数回答を可能とした調査の結果、日韓両国民とも責任の所在が相手方にあると認識するケースが多かった。まず、韓国国民は日本の歴史教科書問題を最も多く挙げ、侵略戦争に対する日本の認識、日本人の従軍慰安婦に対する認識、日本人の過去史に対する反省や謝罪の不足、政治家の発言の順で高い回答率を示した。

日本国民もまた、歴史問題に対する韓国人の過度な反日行動と韓国の反日教育および教科書の内容を挙げたケースが最も多かった。韓国メディアの反日報道と政治家の発言を挙げた割合も高かった。ただし、侵略戦争に対する日本の認識を挙げた回答率が26.8%であったことから、日韓両国民の認識が完全に平行線だけをたどっているわけではないこともわかった。

 

[表8] 歴史問題で解決すべき問題 (%)

8. 民間交流の活性化と報道の公平性に関する認識

 

- 共感が形成された民間交流活性化の重要性

- 日本に対する韓国の報道の客観性・公平性:そう思わない41.6%、そう思う33.0%

- 韓国に対する日本の報道の客観性・公平性:そう思う31.3%、そう思わない26.2%

日韓両国民とも、民間交流活性化の重要性について高い共感を示した。韓国国民のうち、民間交流活性化が重要だと回答した割合は合計で75.2%(重要である26.0%+概ね重要である49.2%)であった。重要ではないと回答した割合は4.9%(重要ではない1.0%+概ね重要ではない3.9%)に過ぎなかった。

日本国民も同様に、民間交流活性化が重要だと回答した割合は合計で74.7%(重要である39.1%+概ね重要である35.6%)であり、重要ではないと回答した割合は7.6%(重要ではない2.8%+概ね重要ではない4.8%)であった。

 

[図20] 民間交流活性化の重要性に関する認識 (%)

文化交流活性化の重要性は、相手国に対して否定的な印象(良くない印象を持っている+概ね良くない印象を持っている)を持っていると回答した国民の間でも、概ね高い割合で共感が形成されていた。

相手国に対して否定的な印象を持っているにもかかわらず、文化交流が重要である(重要である+概ね重要である)と回答した割合を見ると、韓国国民の調査では73.4%、日本国民の調査では67.6%であった。

[図21] 相手国への印象が否定的な回答者の文化交流活性化の重要性に関する認識 (%)

民間交流活性化の分野については、日韓両国民とも文化分野の民間交流を最も多く挙げ、報道機関間の交流や民間企業間の人材交流を挙げるケースも多かった。違いがあるとすれば、韓国国民は学者と教員間の交流についてそれぞれ27.8%と17.8%の高い回答率を示したのに対し、日本国民は学生交流に該当する留学生誘致(22.7%)と中高校の修学旅行(14.1%)を挙げる割合が相対的に高かった点を挙げることができる。

 

[表9] 文化交流活性化の分野 (%)

実際のところ、このような交流は因果関係を明確に説明することは困難であるものの、日韓両国民が相互に肯定的な認識を持つことに貢献する可能性を全面的に否定することはできないだろう。まず、相手国を訪問した経験があると回答した国民とないと回答した国民の間で、相手国に対して良い印象を持っていると回答した割合を調べた。

韓国国民のうち、日本を訪問した経験があると回答した場合、日本に対して良い印象を持っていると回答した割合は24.7%であった。日本を訪問した経験がないと回答した国民での回答率は8.3%であった。日本国民も韓国国民と同様の傾向を示した。韓国訪問経験のある日本国民が韓国に対して良い印象を持っていると回答した割合(42.1%)が、訪問経験がないと回答した国民での回答率(28.1%)よりも高かった。

知人(よく知っている知人+時々話をする知人)がいる場合とそうでない場合でも、訪問経験の有無と同様の結果を示した。韓国国民のうち、日本に知人がいると回答した場合、日本に対して良い印象を持っていると回答した割合は22.7%であり、そうでない場合での回答率11.0%よりも高かった。日本国民も同様に、韓国に知人がいると回答した場合、韓国に対して良い印象を持っていると回答した割合(45.9%)が、そうでないと回答した場合での回答率(26.9%)よりも高かった。

[図22] 相手国訪問経験と良い印象                                                                [図23] 知人の有無と良い印象

年齢層別の違いも注意深く見る必要がある。韓国、日本ともに20代と30代の若い層で、相手国に対して良い印象を持っていると回答した割合が相対的に高く 나타났다.

 

[図24] 年齢層別相手国への良い印象回答率

日韓両国とも、相手国に対する自国メディアの報道の客観性・公平性については、必ずしもそう考えているわけではないことが示された。まず、韓国国民の場合、韓国メディアの報道が客観的かつ公平に報道していると考えている回答者の割合は33.0%であった。そう考えていないと回答した割合は41.6%であった。

日本国民の場合も韓国国民と類似していた。自国メディアの報道が客観的かつ公平だと回答した割合は31.3%、そう考えていないと回答した割合は26.2%であった。メディアが両国関係に否定的な影響を与える一つの要因であるという考えが、日韓両国民ともに重きを占めていることを示す結果である。

 

[図25] 相手国に対する自国メディアの報道の客観性・公平性評価 (%)

*この本文は韓国語で書かれた原文を AI で翻訳したものです。一部の翻訳やニュアンスに誤りがある場合があります。

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